ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県香取郡東庄町の「東庄(とうのしょう)ゴルフ倶楽部」からラウンドレポートをお届けしていきます。
東京建物リゾートが運営する同倶楽部は、あらゆるレベルのゴルファーを魅了する“楽園”を目指したという丘陵コース。全長7,021yardの18ホールは、巧みに配置された池やバンカー、自然が創り出したアンジュレーションが効いています。
そして、毎週木曜には、無料かつ自動でエントリーされるハーフコンペを開催中です!

「早くゴルフしたい!」という気持ちをかきたてられる
東関東自動車道「佐原香取IC」から約25分の位置にある同倶楽部は、千葉や成田、銚子方面はもちろん、茨城からは小見川大橋を渡る一般道のみでアクセス可能。

「佐原香取IC」からアクセスする場合には、随所に設置されている案内看板が、スムーズ&スマートに誘導してくれます。

最後の分岐を曲がり、ゆるやかな坂を下っていくと、左手にメインエントランスが現れます。

そして、クラブハウスの先にある駐車場方面には、ネットで囲まれたドライビングレンジが見えてきます。

大きな屋根がかかったピロティ構造のクラブハウスは、自然の緑が映える、シンプルな仕立てが印象的です。

まずはクルマを横付けして、キャディバックなどをセルフで降ろします。

ドライビングレンジは駐車場のすぐ真横にあるので、「早く打ちたい!」という衝動に駆られるかもしれません。

レセプションは自然光をたっぷりと取り込む開放的な仕立てで、ガラスの奥には、9番ホールのフェアウェイが見えてきます。

チェックインの手続きは、楽天GORAのアプリを持っているとスムーズです。

プレー後の清算は、自動精算機で行います。
この日のプレーフィは、平日ランチ付きで8,990円+ゴルフ場利用税500円に、緑化協力金10円を加えた9,500円でした。

また、この日は偶然にも木曜日だったため、参加費無料のハーフコンペに自動エントリー! 新ペリア方式なので、スコア以上に“ゴルフ運”が試されます。

チェックインを済ませたら、広々とした階段を下りて、ロッカールームへ向かいます。

階段を下りた先、大きなガラスの向こうには“ゴルフシーン”が広がっているので、駐車場に続いてここでも、はやる気持ちを抑える必要があるかもしれません。

ロッカールームは、使いやすいベンチ一体型を採用していました。
インパクト音が響きわたるドライビングレンジ
身支度を整えたら、最終調整へと向かいます。

まずはマスター室で、練習場コインをゲット。料金は、25球で350円となります。

全長180yardのドライビングレンジは、クラブハウスを出て左手、OUTコースのスタートホール側に設置されています。

その手前には、パッティンググリーンも設置。同倶楽部はベントの大きな1グリーンを採用しているので、ロングパットの調整&確認が不可欠です。

ドライビングレンジの2F打席は、階段の老朽化もあってか、現在は使用不可になっています。

1F打席は全9打席。インパクト音が響きわたるので、好調時であれば、より気持ちよくスタートできるはずです。好調時であれば。

ちなみにドライビングレンジは、メンテナンス中なのか、何らかの意図があるのか不明ですが、右側半分だけ天然芝が敷き詰められていました。
その他、1番ホールのティーイングエリア横には、アプローチ&バンカー練習場があるそうなのですが、スタッフの方によると「正直なところ、利用価値はあまりないと思います……」とのことでした。

パッティンググリーンは、INコースのスタートホール付近にも設置されています。

この日のグリーンスピードは、ジャスト「9ft」と掲示されていましたが、下りは数値以上に速く、上りも予想以上に伸びることがありました。ベントとはいえ、もしかしたら芝目の影響もあるのかもしれません。
目の錯覚や大きなグリーン、粘っこい“逆目”のライに要注意
それではティーオフ! 乗用カートはリモコン式で、この日はINコースの10番ミドル(レギュラーティから399yard)からスタートです。

同ホールは、ドライバーの飛距離によっては右への突き抜けのリスク、左は見えない池のOBゾーンがあるため、UTなどで気楽にスタートするのもアリかもしれません。

続く11番ロング(同511yard)は、打ち出しもフェアウェイも狭いので、こちらもコントロール重視。ティーショットを右サイドに落とせると、セカンド以降の攻略が楽になります。

さらに続く12番ショート(同160yard)は、大きな池がグリーン左サイドの奥まで広がっているので、引っ掛けは禁物です。

シルバーティから見ると、池の存在感が際立ちますね。

コースの各所に配置されている池では、カモが可愛らしい姿を見せてくれます。ただし、人慣れしていると思いきや、近くを歩いただけで過敏な反応をされるカモしれません。

左ドッグレッグの14番ミドル(同409yard)は、セカンド以降が打ち上げで距離がある、タフなレイアウトになっています。

コース全体で警戒しておきたいのは、“逆目”のアプローチです。芝はそれほど長くなくても、見た目以上に強くて粘っこく、クラブヘッドが抜けにくいため、苦戦することもあるかもしれません。
いずれにしても、逆目のライでは念入りに素振りをしつつ、打ち方も工夫する必要がありそうです。

15番ミドル(同363yard)では、左サイドが直前の14番ミドルに隣接しているため、引っ掛けてしまった場合には「ファァァァー!」の掛け声をお忘れなく。

グリーン周りの左サイドは、カートナビで見るとセーフティエリアな感じですが……、

実際には、ちょび髭のようなモシャモシャがある窪みになっています。

そして、やっぱり気になるのは、“逆目”のアプローチです。グリーン奥に外した時はもちろん、手前からのアプローチであっても、芝目のチェックは念入りに。

前半ラストの18番ミドル(同387yard)は、左サイドのバンカーを避けつつも左サイドに置きたいという、地味にシビアなショットを求められます。

粘っこい“逆目”に加え、秋っぽい“逆光”にも苦しめられた前半ハーフを終え、お楽しみのランチタイムです。

とはいえ、この日は後半のスタートまで35分ほどしかなかったこともあり、4人揃って「油淋鶏ご膳(+550円)」をセレクト。強めの酸味は好みが出るかもですが、筆者的には悪くなかったです。

歯磨きしてスッキリした後半は、OUTコースの1番ミドル(同350yard)からスタートです。ティーショットは、打ち出しこそ狭く感じるものの、落としどころはティーグラウンドからは見えない左サイドも含め、意外と広くなっています。

その一方、右サイドのバンカーはアゴが高いため、入れてしまうと一気にピンチになります。

ちょっと飛んで、4番ショート(同172yard)は、花道を狙った“ライン出し”に全集中です。

続く5番ミドル(同358yard)は、広々とした景色にホッとして気が抜けがちですが、ここでも狙いを明確にしてスイングしていきましょう。

ちなみにコース全般にわたり、傾斜や樹木などの影響なのか目の錯覚を起こしやすく、実際のヤーデージ以上に“ピンが遠くに見える”ことが多かったです。
また、各ホールのグリーンはかなり大きいので、ロングパットの“最初のパット”がスコアを大きく左右します。

6番ミドル(同324yard)は、コース内で唯一、“花道”というものが存在しません。

そして、グリーン周りのアゴの高いバンカーに入れてしまった場合には、1打で脱出できれば御の字……という感じになるでしょう。

ひとつ飛んで8番ミドル(同368yard)は、左サイドだけは絶対に避けたいので、右サイドの土手に外れても転がり落ちてくるはず……というイメージで攻めていきます。

あっという間に9番ロング(同520yard)へ。ここでもOBやバンカーが気になる左サイドを避け、右サイドを狙っていくのが定石となります。

というわけで、後半ハーフでなんとか巻き返した18ホールが終了。総勢156人が“自動エントリー”していたハーフコンペは、橋にも棒にもかからずでしたが、同伴者が145位の飛び賞で「プチチーズタルト」をゲットしました。

ちなみに1位の賞品は、こちらの「生クリームパン」でした。
都心部からのアクセスにはやや難があるものの、総合力の高さを見せてくれた「東庄ゴルフ倶楽部」。サウナを楽しめる点も魅力のひとつで、サウナ室は熱めの98℃、水風呂はやわらかな24℃という温度設定も絶妙でした!














































