霞ヶ浦の風が心地よく吹き抜ける行方市。
茨城県南部地域を代表するコース「セントラルゴルフクラブ」は、1974年の開場以来「日本オープン」や「日本プロ」といった格式ある大会の舞台として知られています。
今回のラウンドは、伝統と戦略性を兼ね備えたチャンピオンコースを堪能してきました。
アクセスは東関東自動車道/大栄ICより20km(40分)の好立地で、都内からも足を伸ばしやすい位置にあります。戦略的なコースに挑戦するために、多くのゴルファーが来場するそうです。
アプリでスピーディーなチェックインを体感!

クラブハウスはアコーディア系を思わせるカジュアルなエントランスで、清潔感にあふれています。スタッフの丁寧な案内も好印象で、初めて訪れる方でも安心してプレーの準備ができます。

受付ではアコーディア・ゴルフのカードやアプリがあればスムーズにチェックイン可能です。

受付が終わったら貴重品はロッカーへ預けましょう。貴重品ロッカーは多くの方が利用できるよう設置されています。

ロッカーは多くの方が利用できるスペースが確保されています。着替えて準備が整えばいよいよコースへ出発です。

コースの出入り口には一定の広さがあり、コンペ前の集合や待ち合わせに利用できます。

キャディーマスター室ではコース案内が看板で記されています。自分のスタートホールへ向かう前に、練習場で調整を行いましょう。
練習場|打ちっぱなしとグリーンの状態

クラブハウスから出ると、広々とした練習場やアプローチ練習エリアを利用し、スタート前の調整を万全に整えられます。

練習ボールは1コイン500円で30球を貸し出しています。

最大240ヤードの広さがある練習場はドライバーでの調整も可能です。

練習打席のマットは衝撃吸収材でできているため、しっかりと体を使ってボールを打ち込めます。

練習グリーンはコースと同等の早さで調整してあり、この日は「10.5フィート」で休日にしては早めのセッティングになっていました。
プロも認めた36ホール:東・西コースの概要とメンテナンス

セントラルゴルフクラブは、東コース・西コースの計36ホール構成。
どちらも「戦略性と景観美を兼ね備えたチャンピオンコース」で、プロトーナメントの開催実績もあります。
東コースは、正確なショットが求められるレイアウト。フェアウェイのうねりが美しく、落としどころを誤るとグリーンを狙う角度が難しくなる設計です。
一方、西コースは、距離とバンカー配置のバランスが絶妙で、風を読む判断力がスコアを左右します。
特筆すべきは、グリーンとフェアウェイのコンディション。年間を通して芝の密度が高く、転がりの良さは国内トップクラス。定期的なメンテナンスが徹底されており、まさに「プロが信頼する舞台」と呼ぶにふさわしいクオリティです。
今回は西コースをラウンドしたので一部紹介します。
西OUT:No.1


西OUT:No.1はスタートホールなだけに慎重にスタートしたいところです。しかし、両サイドが林に囲まれているため、距離以上に正確性と左サイドのバンカーがゴルファーを悩ませます。
ティーショットの正確性を重視するマネジメントが求められます。
西OUT:No.3


西OUTコースの最初のショートは池が視界に入るプレッシャーのかかるホールです。全体的に受けグリーンになっていますが、奥に外すと下りのアプローチが難しくなるため、確実にグリーンを捉えることが大切です。
西OUT:No.5


西OUTのNo.5はロングホールでドラコン推奨ホールです。視界が開けているため、ゴルファーの挑戦心をくすぐります。
しかし、左右にOBゾーンを配置しているため、攻略は容易ではありません。
西IN:No.10


お昼の腹ごしらえを済ませた最初のホールがロングホールです。安全にティーショットを打とうと考えるとチーピンが出て、左サイドのOBに捕まりやすいホールになります。安全に3オンを狙いたいホールです。
西IN:No.12


西IN:No.12は池越えのショートホールです。しかも砲台グリーンになっているため、確実にティーショットでグリーンに乗せるには高めの弾道が必要です。
グリーンを捉えられなかった場合は比較的難易度の高いアプローチが残ります。グリーンセンターを狙って攻めたいホールです。
西IN:No.16


西IN:No.16は大きなバンカーに囲まれたショートホールです。左右は田んぼで吹き抜けになっているため、風の判断がカギになるホールです。
グリーンに届くクラブを選択して、ショットしてください。
西IN:No.18


西IN最終ホールはロングホールです。多くのドラマが生まれたこのホールはティーイングエリアから視界が狭く、集中したプレーとマネジメントが求められます。王者を決めるにふさわしいホールになっています。
グリーンから距離を逆算したマネジメントをしないとパーをとることも難しいホールです。
ラウンドを快適にする設備:ナビ付カートとフェアウェイ乗り入れ

セントラルGCのプレースタイルは、4人乗り電動カートによるセルフプレーが基本。全カートに最新のGPSナビが搭載されており、残り距離やピン位置、前組との間隔まで一目で確認できます。


フェアウェイ乗り入れにも対応しており、重いキャディバッグを担ぐ必要がないため、シニアや女性ゴルファーにも好評です。
ただし、雨天や芝のコンディションによっては乗り入れ制限がかかる場合があるため、当日の案内をチェックしておくと安心です。
レストラン内の様子と昼食

セントラルゴルフクラブのレストランは、クラシカルな雰囲気と開放的な眺望が魅力。「昼食付き」プランでは、定番の牛すじカレーから鉄板ガーリックライスまで、豊富なメニューを選べます。
仲間と後半のプレーに向けたゴルフ談義に花を咲かせましょう。
総評:歴史ある名門コースでコスパの良いラウンド

セントラルゴルフクラブは、「伝統×戦略×快適さ」を兼ね備えたコスパに優れたゴルフ場でした。
整備の行き届いた戦略的なコース、快適な設備、そして美味しい食事。どの要素でも高いレベルで満足できます。
競技志向の上級者にはグリーン攻略の楽しさを、ビギナーには整備された環境の良さがおすすめのポイントとなります。大型のコンペルームはありませんでしたが、仲間とわいわい楽しむゴルフには特別な1日を約束してくれるゴルフ場です。











































