ゴルフを始めたけど中々上達しない。
ゴルフは上達に時間がかかるスポーツです。
しかし、ゴルフをはじめて間もないゴルファーが数ヶ月で100切りや90切りを達成することは珍しくありません。
なかなか上達が感じられないゴルファーのために、
ゴルフが上達しない理由、ゴルフが上達しない人の特徴と改善策をご紹介します。
ゴルフが上達しない理由と改善策

ゴルフが上達しない理由や特徴は以下のようなことが挙げられます。
当てはまっていたり、心当たりがあれば改善していきましょう。
上達しない理由①:打数を競うという本質を見ていない
ゴルフはホールアウトまでの打数を競うスポーツですが、
それ以外のところに意識が向いている人はゴルフが上達しにくい傾向があります。
例えば下記のような意識です。
スコアアップの助けにはなりますが、必要条件ではありません。
心の中で同伴者とドライバーの飛距離争いをしていないでしょうか?
「ドライバーやフェアウェイウッドなどで飛距離を出せる」
「アイアンを真っ直ぐ飛ばせる」
「アプローチでスピンがかかる」
アマチュアゴルファーがいいスコアを出すために、ボールを真っ直ぐ飛ばしたり、アプローチでスピンをかける必要はありません。
そもそもプロゴルファーであっても完全なストレートボールは打てません。
ゴルフは遠くに飛ばすスポーツではなく、
少ない打数でホールアウトするスポーツという認識を改めましょう。
ゴルフを上達させる段階で、
飛距離よりも方向性など他に重視する要素がたくさんあります。
アマチュアゴルファーの場合は、
プロや競技ゴルファーのように長いホールでプレーする機会は少ないので、飛距離はいっそのこと捨ててもいい要素です。
ゴルフの上達、スコアアップを目指す人は、
飛距離よりも方向性や再現性を優先的に磨くようにしましょう。
ラウンド中は想定外の場面に遭遇することがあり、
練習どおりのスイングを発揮できることの方が少ないでしょう。
そのような状況の中で試行錯誤した結果、
少ない打数でホールアウトすることができるかがゴルフでは競われます。
ゴルフが上達しないと悩んでいる人は、
まずは「少ない打数でホールアウトする」という競技の本質を意識してみてください。
上達しない理由②:古い道具を使っている
初心者に多いのが、親、親戚、会社の先輩から譲り受けた年代物のクラブを使用している方。
古いクラブが悪いというわけではなく、もらったものだと自分に合わないスペックのクラブを使っている場合があります。
クラブが重すぎたり、逆に軽すぎたり。またはシャフトの固さなど自分に合ったものを使うだけで飛距離や方向性も安定します。
最新のクラブを新品で買うとなるとかなりの出費になってしまいますが、中古ショップでも安くて状態の良いクラブがたくさんあります。
自分に合うクラブがわからないという方でも、試打をしながらスタッフの方が教えてくださるので安心して見つけることができます。
また、練習場などで試打会など行なっている場合は自分のスイングなどを測定してくれて、自分に合うスペックなどを提案してもらえることもあるため見かけた際は積極的に参加してみましょう。
上達しない理由③:ラウンドを意識した練習ができていない
ゴルフはラウンドを意識した練習ができていないと上達しにくい傾向にあります。
「練習場だけは調子がよい」「練習場シングル」というゴルファーがいますが、
まさにラウンドを意識した練習ができていないことが原因です。
ゴルフ練習場では実際にラウンドしたときの反省を活かしたり、
次のラウンドコースを意識したりして練習をおこないましょう。
以下は、ラウンドを意識していない練習例です。
- 今日は300球練習した
- 2時間打ちっぱなしで練習した
ラウンドを意識していない練習は「運動」として一定の効果はあります。
しかし「上達」や「スコアアップ」には直結しません。
反対に、以下の2つはラウンドを意識した練習例です。
- 狭いコースを意識した練習
- 特定の距離をいろんな番手で打つ練習
- 練習場の鉄塔を狙って方向性を確認する練習
ラウンドを意識した練習をおこなえば、プレー中に同様の場面に遭遇したり調子が悪かったりしたときでも適した対応ができるようになります。
ラウンドを意識しない場合と意識で「上達」や「スコアアップ」差が出るのは明らかですね。
トラックマンやトップトレーサーが導入されている練習場であれば、バーチャルゴルフを楽しめることがあります。実際のラウンドを意識しながら練習するにはもってこいですね!
お近くのゴルフ練習場に導入されているか探してみてください。
上達しない理由④:短い距離の練習をしていない
一つ前の特徴に関連していますが、
練習場に行ってフルショットばかりを練習していないでしょうか?
また、自宅や練習場でパターの練習をしていますか?
ゴルフは250ヤード超えのビックドライブも30ヤードのアプローチも50㎝のパターも同じ1打です。ゴルフが上手い人は必ずと言っていいほどアプローチやパターが上手いです。
練習場に行って100球打つとしたら最低でも50球はアプローチの練習にあてましょう。
さらに、自宅にパターマットを購入することを強くお勧めします。
簡単そうに見えるパターマットですが、実際に使ってみるといかに自分が真っ直ぐ狙った方向に打てていないか認識できるはずです。
上達しない理由⑤:ラウンド頻度が少ない

ゴルフは平な練習場ばかりで球を打っていてもなかなか上達しません。
実際のコースへ出て、コースの起伏や障害物などに慣れることの方がはるかに重要です。
初心者の方の中には、うまくなったらゴルフ場に行くと考えている方も多いようです。
考え方が逆で、ゴルフ場いって慣れるとスコアは縮まります。
もちろん初心者ゴルファーにとって練習も大切です。
しかし、ある程度スイングの基本ができたら適度にラウンドするのをおすすめします。
ラウンドの失敗を練習に生かせばさらに上達しやすくなります。
ゴルフ上達に必要な知識や情報の多くは、実際のラウンドで得られます。
ゴルフを上達させたい人は、頑張ってラウンド頻度をあげてみてください。
上達しない理由⑥:我流で基本ができていない
ゴルフの基本ができていないゴルファーは、上達しにくい傾向にあります。
「ゴルフは物理」と言われるように、自分のスイングの答えが打球に現れます。
YouTubeやゴルフ雑誌を見てスイングや練習方法を研究するのも悪くはありませんが、
ゴルフを始めた初期の段階でレッスンプロに指導してもらい、
基本を身につける方が上達のスピードが格段に上がるはずです。
まれに、我流を極めた独特のフォームでゴルフが上手な人もいます。
しかし、基本から外れてしまっているスイングの場合は、
好不調の波や、ゴルフクラブの合う合わないが激しくなることがあります。
また怪我につながる恐れもあります。
スコアアップのスピードや将来的なリスクを考えると
基本ができていない状態で長年ゴルフをするよりも、
悪い癖がつく前にプロから教わり基本のスイングフォームを身につけることをお勧めします。
ゴルフメドレーでは体験レッスンの申し込みも可能となっています。
家の近くで体験レッスンができるか確認してみてください!
上達しない理由⑦:ゴルフに興味がない
ゴルフに興味がないゴルファーはなかなか上達しません。
仕事上の付き合いでしかたなくゴルフをする人は、「上達」や「スコアアップ」を目指していないことが多いからです。
一方で、ゴルフに興味がある人は他人のプレーに目を向けて、
良い部分を取り入れてどんどん上達していきます。
プレーだけでなく「観戦」や「レッスン」にも興味がある人が多く、
上達するための情報やスキルを得ることに積極的です。
ゴルフの上達を目指すなら、まずは競技自体に興味を持てるといいですね。
他にもゴルフが上手い人の特徴を真似してみるといいでしょう。
こちらの記事にゴルフが上手い人の特徴をまとめているので参考にしてみてください。
まとめ:ゴルフが上達しない理由は練習と投資のバランス

今回は、ゴルフが上達しない理由・特徴とその改善策について解説しました。
ゴルフが上達しない理由は、練習と投資のバランスです。
練習に関しては、
- 基本を身につける
- ラウンドの反省を生かす
- ショートゲームの練習を増やす
投資に関しては、
- 自分に合うクラブを見つける
- プロからレッスンを受ける
- ラウンドの頻度を上げる
これらのことを意識して上達に向けて取り組んでいきましょう。