ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県長生郡長南町の「ラ・ヴィスタゴルフリゾート」からラウンドレポートをお届けしていきます。
オリーブやパームの樹木に囲まれた同リゾートは、“リゾート”という名に相応しいリラックス感を魅力としていて、女性ゴルファーからも好評です。また、全長6,990yardの18ホールは、地中海リゾート/スコティッシュ/アメリカンなど、それぞれが個性的な表情を見せてくれます。

「alegria!(喜び)」をもたらすリゾートコース
圏央道「茂原長南IC」から約12分の位置にある同リゾートは、太平洋クラブが1998年にパブリックコースとして開業し、2011年以降はアコーディア系列に属しています。また、2016年からはメンバーシップ制も導入しています。

意外と勾配のあるアプローチを駆け上ると、南欧風のクラブハウスが見えてきます。この日はあいにくの空模様でしたが、晴れている日には、リゾート感が“マシマシ”でしょう。

キャディバックの積み下ろしはセルフで行い、ラウンド後には、バッグスタンドの解錠キーが手渡されます。

レセプションの雰囲気は、外観とシンクロした南欧風。

また、ゴルフショップの充実ぶりも特筆ものです。

チェックインならびに精算は、セルフレジスタイルで完結します。

この日のプレーフィは、「お米&野菜争奪コンペ」のエントリーフィを含め、平日ランチ付きで8,491円+ゴルフ場利用税650円に、450円のロッカーフィをその場で追加した9,591円でした。
同コンペは記念すべき第1回ということもあり、優勝賞品の「お米15kg(!)」をはじめ、昨今の米騒動がウソのような大盤振る舞いです。

ロッカールームは、螺旋階段を下りた先の右手にあります。

各ロッカーはゆとり十分で、リゾート感を損なうこともありません。

さらにクラブハウスをモチーフとしたロゴには、「alegria!(アレグリア/喜び)」という言葉が添えられていて、ラウンドに向かうテンションを高めてくれます。
ドライビングレンジを利用する際は、時間に余裕をもって
身支度を整えたら、最終調整へと向かいます。

ちなみにレセプションの奥には、プロジェクターを備えた“リラックス&集中ルーム”が設置されています。

ここには何人かが座れるベンチもあるので、ラウンド後の待ち合わせやミニコンペの表彰式などで活用できそうです。

パッティンググリーンは、大小ふたつの全2面を用意。

同リゾートはベントの1グリーン制を採用しているので、2段グリーンになっている大きい方のグリーンで、ロングパットの練習をしておいた方が良いでしょう。
また、グリーンスピードの掲示は見当たりませんでしたが、スタッフの方によれば、「8.5ft」と遅めの設定+雨で重くなっている感じでした。

ドライビングレンジに向かう際には、マスター室で練習場コインをゲットすることをお忘れなく。貸出ボールの料金は、30球で440円という設定です。

全長250yardほどのドライビングレンジは、クラブハウスを出た右手の奥の奥の奥にあります。

ゆるやかな坂をひたすら上り、

クラブハウスの正面、駐車スペースへと足を運んでいきます。

そして、明るいレンガ色の壁際をぐんぐん進んでいくと、

ようやくドライビングレンジが見えてきます。

まずは練習場コインで貸出ボールをゲットして、

一段下にあるドライビングレンジに向かいます。

ドライビングレンジは全12打席を備えていますが、クラブハウスからは意外と歩くので、時間に余裕をもって利用しましょう。

第1回となる「お米&野菜争奪コンペ」は、前半9ホールの新ペリア方式。ハンデ制限ナシ&打数制限ナシをはじめ、ワングリップOKやジェネラルエリアの6インチプレースなど、その他のルールもごく一般的です。そして、もれなく頂ける参加賞は、産地直送の「お野菜盛」です!
ゴルフの爽快感と戦略性の両方を楽しませてくれる!
それではティーオフ! この日は、OUTコースの1番ミドル(レギュラーティから334yard)からスタートです。

同ホールは距離が短くフラットなので、ひとまずはミート重視でフェアウェイをキープしていきましょう。

乗用カートは自走式で、最新タイプのナビを搭載。
2番ロング(同488yard)は、セカンドショットの落としどころが左右2段に分かれていて、上段にあたる右サイドが狙い目となります。

下段にあたる左サイドは、サードショットがかなりの打ち上げでグリーン面も見えなくなるものの、ライなどの状況は悪くないので、そこまでナーバスになる必要はありません。

続く3番ショート(同145yard)は、大きな池越えのニアピン推奨ホールとなります。

左ドッグレッグとなる4番ミドル(同347yard)は、正面のバンカーまで200yardほどで、左サイドへのひっかけに要注意!

左サイドはこんな感じの崖になっているので、一発アウトです。

同じく5番ミドル(同347yard)も、左サイドのバンカーや崖が気になるものの、右サイドに逃げすぎるとセカンドショットが厳しくなるので、勇気をもって振り切っていきたいところ。

続く6番ショート(同168yard)は、目に入る風景はボコボコして嫌な感じもしますが、グリーンは大きいので意外と気楽です。

ただし、2段グリーンの上段にピンが切られている場合は、ショット&パットともに難易度が増します。
ちなみにグリーンの状態は、ところどころでボールマークの“未修復”が見受けられたものの、全体的には良好でした。

ティーショットで気を遣う7番ロング(同513yard)&8番ミドル(同365yard)を抜けると、フラットでストレートな9番ミドル(同323yard)が待っています。見た目的にはドライバーを気持ちよく振っていきたくなりますが、ムリに飛ばす必要はありません。

ハーフコンペ終了のゴングとともに、ランチタイムに突入します。

この日は、追加料金ナシの「海老クリームパスタ」をセレクト。タッチパネルからオーダーし、しばらく待っていると、

配膳ロボットがすーっとテーブルまで届けてくれました。時代の流れといえばそれまでですが、味気ないといえば味気ない感じです。

後半の10番ミドル(同400yard)は、筆者が経験した中ではトップクラスの“サービスホール”。果敢に攻めて、バーディを狙っていきましょう!

続く11番ミドル(同343yard)は、手前の池は関係ナシで、むしろカートの右奥にある“見えない池”に注意が必要です。

12番ショート(同170yard)は、ちょっと長めですが、花道から攻めていけばスコアを崩すことはないでしょう。

ひとつ飛んで、14番ミドル(同348yard)は、右サイドのバンカー方向に運んでおくと、セカンドショットを良いアングルから狙っていくことができます。

右サイドのセカンドショット付近はこんな感じで、池のリスクを半減することができます。

ちなみに池を挟んだ向こう岸には、ガゼボ風の建築物がありました。晴れていれば、まったく違う雰囲気の写真になったことでしょう(残念)。

15番ショート(同168yard)は、ワイルドな雰囲気の崖&池越えになります。

ティーイングエリアから見た景色がこちら。左奥のバンカーはアゴが高く傾斜も強いので、なんとしてでも避けていきたいところです。

17番ミドル(同353yard)のティーグラウンドの真後ろでは、南欧風のクラブハウスがゴルファーを見守ってくれています。

そして、最終の18番ミドル(同343yard)は、見渡す限りのフェアウェイが、晴れやかなフィニッシュを演出します。この日はあいにくの空模様でしたが……。

というわけで、雨が降ったり止んだりの寒々しいラウンドが終了。総勢41人が参加していた「お米&野菜争奪コンペ」の結果は、ベスグロを獲得できたものの(賞品ナシ)、飛び賞にも該当しない12位という結果に。。
とはいえ、参加賞の「お野菜盛」は、季節感も重量感もたっぷり。巨大なカボチャは、早速スープにして美味しくいただきました。

ゴルフの爽快感と戦略性の両方を楽しませてくれる「ラ・ヴィスタゴルフリゾート」には、「また回ってみたい!」と思わせる魅力が十分にあります。
ちなみに次回のオープンコンペ「お肉&野菜争奪コンペ」は、2026年の1月12日(月・祝)に開催予定で、ランチ補助付きのエントリーフィは11,990円。お近くの方は、新しい年の“ゴルフ運”を占う意味でも、奮って参加してみてはいかがでしょうか。












































