ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県富津市の「東京ベイサイドゴルフコース」からラウンドレポートをお届けしていきます。
東京湾の大パノラマを望む、全長6,515yardの同コースは、南欧風のクラブハウスやパームツリーをはじめ、開放感あふれるリゾートムードが魅力のひとつ。また、都心部からの好アクセスを活かし、早朝スルーや午後スルー、ハーフプレーといった様々なプレースタイルに対応しています。

クルマ×ゴルフの撮影でも重宝した“映え”なロケーション
館山自動車道「富津竹岡IC」から約3分に位置する同コースは、東京湾フェリーの「金谷港」からもアクセスしやすいため、ちょっとした船旅とラウンドを組み合わせた“非日常”をアレンジすることもできます。

PGMグループに入る以前の同コースは、「隨縁カントリークラブ・竹岡コース」を名乗っていて、筆者はクルマ媒体時代のタイアップ取材で、何度か撮影協力してもらったというご縁があります。
その当時は“映え”という言葉は無かったですが、都内からの好アクセスと写真映えするロケーションは、かなり重宝させていただきました。

懐かしさを覚えながら里山の田園風景を抜けていくと、主張が激しくなったスカイブルーの看板と、つがいのフクロウが見えてきました。

さらにワインディングを駆け上がっていくと、南欧風のクラブハウスと幸運の象徴でもあるパームツリーが出迎えてくれます。ゴルフバッグや手荷物は、スタッフさんが手際よく預かってくれます。

自動ドアの先では、海外のショッピングモールのようなゴルフショップが広がっています。

チェックインの手続きは、PGMのアプリもしくはカードを持っていると至極スムーズです。
この日のプレーフィは、平日ランチ付き&クールカート付きで8,800円+ゴルフ場利用税500円に、330円のロッカーフィをその場で追加した9,630円でした。

ロッカールームは、落ち着きと清潔感をバランスさせた雰囲気で、スペース的にも余裕があります。

身支度を整えたら、さっそく最終調整へと向かいます。
東京湾を望むINコース側のパッティンググリーンがオススメ
クラブハウスを出ると、開放感バツグンの風景がさっそく目に飛び込んできます。

ここから見えるレイアウトは、池と“ビーチバンカー”を挟み、右手が18番ホールで、左手が9番ホールになっています。

練習施設は、全長30yardのドライビングレンジと、2面のパッティンググリーンが用意されています。

同コースは、ベントの1グリーン制を採用。この日のグリーンスピードは、ごくごく一般的な9.0ftでした。

ただし、海沿いの高台かつ芝がゲンキな夏場ということもあってか、ベントながら芝目の影響も感じました。

全6打席のドライビングレンジは、30yardという数値以上に広々としている印象です。
貸出ボールは、25球で440円。打席のすぐ手前までボールが戻ってきているので、ついつい拾って打ちたくなりますが(汗)、そこはグッと我慢しておきましょう。

INコース側のパッティンググリーンでは、東京湾の眺望やグリーンに映し出されたパームツリーの影が、テンションを高めてくれるでしょう。

ちなみにテラスエリアには、リゾートウェディングのような撮影スポットも用意されていました。
都心部から程近い“リゾートゴルフの聖地”と言えるかも
それではティーオフ! この日は、豪快な打ち下ろしとなるOUTコースの1番ミドル(レギュラーティから361yard)からスタートです。

と思いきや、強めに吹く風の影響で進行がかなり滞っていたため、急遽INコースからのスタートを提案されました。臨機応変な対応に感謝です!

仕切り直しのINコースは、遠く正面に「東京湾観音像」も見える、10番ショート(同178yard)からスタートです。
開放的な眺望と引き換えに、風はやはり強めなので、風の読みとクラブ選択が攻略のカギとなります。

続く11番ロング(同527yard)は、同コースで1番と言っていいほどの難関ホールでした。
ティーショットは風の影響をもろに受け、この日はアゲインストだったので距離を稼げず、

セカンド&サードショットも狭いエリアへの正確なショットが求められます。

12番ミドル(同318yard)は、もともとの距離が短く、打ち下ろしにもなっているので、場合によってはアイアンでティーショットするのもアリかもしれません。

同コースでは、いくつかのホールでクラブ制限があり、「お飛びになる方は、グリーンへの打ち込みが発生します」と注意喚起されています。より丁寧に伝えようとしてくれていますが、「飛距離が出る方」で十分でございます(笑)。

ティーマークは、PGMグループの呼称に則り、後ろからブルー/ホワイト/ゴールド/レッド/ピンクの5種類が用意されています。
レッドのレディースティは、かなりコンパクトに設置されていることが多く、13番ショート(同141yard)では、ジュリアナの“お立ち台”を連想しました。

ちょっと飛んで16番ミドル(同402yard)では、ふたたび東京湾が見えてきます。

セカンドショット付近からはクラブハウスが見えますが、“上がり”の3ホールは始まったばかりです。

グリーンには複雑な起伏があり、芝目の影響もあってか、読みが難しくなっていました。とはいえ、眺望はバツグンです!

18番ロング(同478yard)は、今度こそランチに向けて、クラブハウスを目指していきます。ティーショットの落下点は広くはないものの、飛ばし屋なら2オン狙いで積極的に攻めていきたいところです。

グリーンサイドにあるビーチバンカーの波打ち際には、屍と化したボールが無数に転がっていました。早めに回収してあげたい……。

というわけで、お楽しみのランチタイムです。リゾート風のレストランからは、美しい緑と東京湾の眺望を楽しむことができます。

この日は、限定10食の「東京ベイサイドバーガー(+300円)」に、お土産付きの「若葉ティ(200円)」をセレクトして、ガッツリ&ヘルシーなランチを満喫しました。

後半は、OUTコースの1番ミドル(同361yard)の豪快な打ち下ろしからスタートです。

このホールもクラブ制限があるため、「お飛びになる方」は200yard以下のクラブでコントロールしていきます。

3番ミドル(同365yard)は、左サイドの“シンボルツリー”が狙い目とガイドされています。筆者はシンボルツリーを認識できなかったのですが(汗)、左サイドの山裾を狙っていけば間違いないでしょう。

そうそう、この日は強めに吹いていた風のおかげか、クールカートの効果か、とくに午前中は快適にラウンドできました。

また、フェアウェイの芝はところどころハゲていた一方で、「グリーンコンディションだけは死守する」という意思を感じられました。

4番ミドル(同363yard)は、左ドッグレッグの打ち上げで風も強く吹くことが多く、グリーンの起伏も激しいので、スコアメイクの踏ん張りどころと言えるでしょう。

続く5番ショート(同183yard)は、グリーン奥の木々が印象的なため、ピン位置によっては手前にあるバンカーの存在を忘れさせてくれるかもしれません。

あっという間に9番ロング(同464yard)へ。このホールは220~240yard付近がギュっとくびれているので、ティーショットではレイアップも選択肢に入れながらクラブ選択すると、スコアメイクしやすくなるはずです。

その一方、南国ムード満点のサードショット付近からは、気分が赴くまま大胆に、ピンをデッドに狙っていきましょう!

東京湾の眺望を存分に楽しめる「東京ベイサイドゴルフコース」は、都心部から程近い“リゾートゴルフの聖地”と言えるかもしれません。立地的に風が強い日は少なくなさそうですが、それを差し引いても訪れる価値があると言えるでしょう。












































