ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県千葉市の「ゴルフパートナー千葉ショートコース」から練習場&ラウンドレポートをお届けしていきます。
全長1,287yard・パー28の9ホールで構成される同コースは、全長230yardのドライビングレンジや“10番ホール”を改良したアプローチ練習場などを併設。
リーズナブルな価格設定も大きな魅力で、「60分の打ち放題+30分のアプローチ練習+9ホールのラウンド」を、平日なら2,000円、土日祝でも3,000円で楽しむことができます。

「ボイスキャディ」を設置したドライビングレンジは、打ち放題のみ
千葉東金道路「中野IC」から約5分の位置にある同コースは、平日は9:00~22:00、土日祝は7:00~21:00まで営業中。

ショートコースは事前予約が優先となりますが、当日の思いつきでラウンドすることも可能です。

まずは受付です。「スポーツポイント(ゼビオやゴルフパートナーなどの共通会員)」のカードやアプリがあれば、スムーズにチェックイン&お得な割引料金が適用されます。

球貸しは「打ち放題のみ」で、ビジターは平日60分1,400円~、土日祝は60分1,600円~という設定。

その他、ショートコースの回り放題プランをはじめ、レディースデイ(月曜)やシニアデイ(火曜・木曜)などが設定されています。

今回は「60分の打ち放題+30分のアプローチ練習+9ホールのラウンド」を楽天GORAから事前予約しつつ、スタート時間の1時間15分ほど前に到着しました。

レセプションで打席を指定すると、終了時間が刻印されたシートを手渡されます。

貸出マシンのボールは、1プッシュで50球ずつ吐き出されてきます。1時間の打ち放題なら、2~3プッシュ程度になるでしょう。

打席数は1F/2F合わせて、“パープレー”と同じ72打席。

奥のネットまでは230yardが確保され、180yard以降にはターゲットボードのようなマス目が描かれています。

ヤーデージ表示も細やかに設置されているので、距離感を磨く練習にうってつけです。

各打席には、ゴムティの上にボールを置くと自動的にせり上がってくる、セミオートのティーアップ機が設置されています。

さらに打席後方には、「ボイスキャディ」の弾道測定器が設置されているので、各種データをチェックしながら練習することができます。

モニターには、飛距離をはじめ、ヘッドスピードや打ち出し角、スピン量などが1球ごとに表示されるので、ちょっとしたプロゴルファー気分を味わえるかもしれません。
バンカーはいまいち、パッティンググリーンはぼちぼち
その他の設備もチェックしていきます。

ドライビングレンジの裏手には、無料で利用できるバンカー練習場が設置されています。

ただし、コンディションが良いとは言い難く、打ち出す方向にネットも無いので、積極的に練習する気にはならないかもしれません。

パッティンググリーンは、本コースを想定したベント芝を採用。とはいえ、期待するほど良好なコンディションではなく、ショートコースのグリーンに至っては、残念ながら多くを望めません。

ちなみにパッティンググリーンの傍らには、“オープンカート仕様”の喫煙所が用意されていました。

クラブハウスは「ゴルフパートナー 千葉土気練習場店」でもあるので、無くしてもそこまで惜しくないロストボールなどを購入できます。

また、ドライビングレンジで最新クラブの試打を実施しているほか、ショートコース向けにサブバッグのレンタル(200円)も用意しています。
ビギナーには厳しすぎる、“超難関”なショートコース
それではティーオフ! パー28の9ホールは、最長210yard~最短108yardで、バック/フロントティに加え、ビギナー向けの特設ティも設置されています。

今回は自分用として5本(7I、50度・54度・58度・パター)と、ショートコースデビューとなるムスメのハーフセットをひとつのゴルフバッグに詰め込んで、専属キャディ兼プレーヤーとしてラウンドしてみました。

噂には聞いていたのですが、林に囲まれたコースは狭く険しく、写真の2番ホール(バックティから181yard)に至っては、まるでモーセの十戒みたいな光景が広がっています。

とはいえ、崖の先には、ビギナー用のフロントティも設置されています。

続く3番ホール(同175yard)は、池沿いの階段を上がっていくと

“超難関ホール”という呼び声に相応しい景色が目に飛び込んできます。

しかも、手前の大きな池だけでなく、グリーン手前にも池が配置されているのです。

とはいえ、左側のネット沿いからショートカットしていけば、特設ティから打つことができます。

もっとも長い4番ホール(同210yard)は、普段であれば「狭い」と感じるところですが、心なしか「広い」とすら思えてきます。

ホール間のつなぎは、ところどころアスレチック感があるので、運動不足解消にも悪くない感じです。

軽快に進むムスメを尻目に、ゴルフバッグを担いだ筆者は、よっちらよっちらと登っています。

5番ホール(同121yard)も、ビギナーには酷な風景が広がっていますが、当の本人は「知らぬが仏」のような状態です。

コース内には、「50Y」や「30Y」のヤーデージ表示があるので、とくに距離計が無くても問題ないでしょう。

一方、林に囲まれて日光が足りなかったのか、グリーンの状態は芳しくありません。

7番ホール(同133yard)は、“空中ハザード”が効いていて、針の穴を通すようなストレートボールが求められます。

コース内の随所に設置されているバンカーも、なかなかタフな雰囲気を醸し出していました。

そして、異常なぐらい赤く染まったモミジが、秋の深まりを告げています。

最終の9番ホール(同131yard)も、ビギナーには厳しいシチュエーションです。
ところが、ここでミラクルが起き、紛れもない“人生イチ”のショットが炸裂するとともに、3mほどのパーパットまで沈めてしまったのです。ゴルフにハマってほしい親としては、「しめしめ」と思える最高の展開です(笑)

ホールアウト後は、いったんクラブやシューズを大掃除。

間髪入れずに、「30分」のアプローチ練習へと向かいます。

アプローチ練習をする際には、レセプションで「35分(5分サービス)」とセットされたタイマーを受け取りつつ、入口付近に用意されているボール収集器(ボール入り)を持っていきます。

かつての“10番ホール”を改良したアプローチ練習場は、定員4名まで。他の人がいなければ、50yardぐらいの距離から打つこともできます。

バンカーもあるのですが、今回は良いイメージを残しておきたいのでパスしつつ……

基本中の基本となる20yard程度のアプローチ練習に注力しました。

「ゴルフパートナー千葉ショートコース」は、コースそのものはビギナー向けではない一方、“狙ったラインに打ち出す”というゴルフの本質を突いています。
また、「ボイスキャディ」付きのドライビングレンジは、いわゆるインドアゴルフと打ちっぱなしの“良いとこ取り”とも言えるでしょう。













































