【ゴルフ場レビュー】小見川東急ゴルフクラブ(香取市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県香取市の「小見川東急ゴルフクラブ」からラウンドレポートをお届けしていきます。
「林と水とマウンド」をテーマに設計された同ゴルフクラブは、全長6,863yardのタフなチャンピオンコース。前後左右の2段グリーンや、2段のフェアウェイなどを備え、より正確なショットを求めてきます。
“名門”の面影をそこかしこに残す
東関道「佐原香取IC」から約9分の位置にある同ゴルフクラブは、かつては法人専用の高級メンバーコースだったという歴史をもち、当時の面影をそこかしこに残しています。
レンガ調のエントランスゲートを抜け、緩やかなスロープを上がっていくと、上品なクラブハウスが見えてきます。
レセプションの雰囲気は、明るく開放的。チェックイン時に各種ゴルフアプリは利用できず、受付表に記入する昔ながらのスタイルになります。
この日のプレーフィーは、平日ランチ付きで9,300円でした。
レセプションの脇には、ゴルフショップやお土産スペースも備えています。
ロッカールームは簡素ながら、それぞれのロッカーに専用の靴ベラや靴ブラシまで備えています。また、スリッパ用のフックがあるので、履いてきた靴もすっきりスムーズに仕舞うことができます。
整備は行き届いているけれど、異常気象に耐え切れず……
身支度を整えたら、さっそく練習です。この日のグリーンは、9.2ftとやや速めの設定でした。
ちなみにOUTコースの3番~7番までのグリーンは、暑すぎる夏や異常気象に耐え切れず、壊死してしまった部分があると掲示されていました。
※公式サイトでも事前にアナウンスされていましたが、筆者はチェック漏れしました……
パッティンググリーンは全3面。いずれも比較的フラットですが、本コースを想定して、なるべく傾斜がきついエリアで調整した方がベターかもしれません。
エントランスゲートのすぐ脇には、約40yard・6打席(左打席を含む)のドライビングレンジがあります。料金は25球で440円という設定です。
また、筆者は見逃してしまったのですが(汗)、バンカー付きのアプローチ練習場もあるようです。
夏ラフは強敵!戦略的かつドラマティックなコース設計
それではティーオフ! この日はINコースの10番ロング(レギュラーティで480yard)からスタートです。
ティーショットの狙い目は、フェアウェイ右側のカート道路付近。ティーイングエリアからは見えませんが、チーピンを出すと左の池に入るリスクがあるので、身体をしっかり回していきましょう。
乗用カートはリモコン式で、やや旧型のタイプのようです。
というのも、前方の障害物を感知するセンサーを備えていないのです。いつも以上に取り扱いに注意しつつ、同伴メンバーにもセンサーが無い旨を周知しておきましょう。
ちなみに「発進/停止」ボタンは、ハンドルの根元付近と、前席の背もたれのサイド部分に配置されています。これは意外と使いやすいです。
12番ショート(同143yard)は、池&バンカー越え。グリーンの奥行きも無いので、縦距離をしっかり合わせていくことがポイントとなります。
筆者が放ったオレンジボールは、フォローの風に乗り切れず、しっかりバンカーに着弾しました。。
13番ミドル(同360yard)のグリーン手前には、パズルのピースみたいなバンカー群が配置されています。こちらは、遠くから眺めるだけに留めていきましょう。
15番ミドル(同374yard)は、“左側”が高い2段のフェアウェイと、“右側”が高い2段グリーンを備えた戦略的なホールです。
18番ミドル(同398yard)は、正面奥にクラブハウスを臨みつつ、左サイドから攻めていくのがベターです。グリーンは、前後のゆるやかな2段グリーンになっています。
残暑がまだまだ厳しい9月中旬、汗だくのシャツを着替えてランチタイムに向かいます。
迷わず選んだのは、鉄板の「冷やし中華」。具と麺を別々に盛り付けることで、提供までの時間短縮を図っているようです。なんとなく豪華に見えますが、面倒といえば面倒です(笑)
後半戦のOUTコースは、フェアウェイのアンジュレーションや深いラフ、芝が壊死してしまったグリーンに悩まされることになりました。
夏場のラフは深くて強いため、フェアウェイキープが鉄則です。また、スロープレーにならないよう、ボールが着弾するまで目を離さず、なるべくボールを早く見つけられるようにすることも重要です。
さらには、ラフの中でボールを見つけた後も油断せず、クラブなどの目印を置いておくことをオススメします。ちょっと目を離すと、見つけたはずのボールが無い、、という事態が起こり得ます。
こちらは、5番ロング(同448yard)のグリーン。下地がムキ出しの“オフロード状態”となっているので、パッティングはもはや運でしかありません。
こちらは、8番ミドル(同353yard)のグリーン。芝が生きているグリーンは、整備がとても行き届いている印象です。
9番ミドル(379yard)は、ティーショットで池越え、セカンドショットも池越えとなるドラマティックなホールです。
ピンをデッドに狙ってパットも決めて、気持ちよく帰路につきたいorランチに向かいたいところです。
ホールアウト後は、クールダウンのアイスバーを用意してくれてました。さりげない心遣いが嬉しいですね!
グリーンの障害が少しでも早く復旧することを祈りつつ、ホスピタリティにあふれた同ゴルフクラブに、再び足を運んでみたいと思ったラウンドでした。