【ゴルフ場レビュー】ゴールデンクロスカントリークラブ(長生郡長南町)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県長生郡長南町の「ゴールデンクロスカントリークラブ」からラウンドレポートをお届けしていきます。
“水の小林”と呼ばれる設計家・小林光昭氏が手掛けた同クラブは、『ひぐけんゴルフTV』や『武井壮のゴルフバッグ担いでください』といった各種メディアにも登場しています。
また、季節に応じて異なる品種の芝を植えるなど、1年を通してふかふかの感触が楽しめる、良好なコンディションを魅力としています。
駐車場の「1ヤードライン」でゴルフ脳へとスイッチ
圏央道「市原舞鶴IC」から約7分の位置にある同クラブは、メリハリのあるコースレイアウトを特徴とし、4つのショートホールはすべて池絡みとなります。
石畳のエントランスやその先にあるトンネルをくぐり、アプローチを上がっていくと……
赤レンガ倉庫のようなクラブハウスが見えてきます。
駐車場のあちらこちらには「1ヤードライン」が描かれ、ゴルフ脳へと切り替えるスイッチを入れてくれます。
レセプションは、開放的かつ落ち着いた雰囲気。チェックインは、楽天のゴルフアプリや「静脈チェックイン」を利用すると、至極スムーズです。
静脈チェックインは“手のひら”の登録が必要なので、何度も訪れそうな方は検討してもいいかもしれません。
ロッカールームは、ゆとりをもった設計。ロッカーの高さをずいぶんと抑えている印象ですが、利用する上では何の問題もありません。
この日のラウンドフィーは、平日ランチ付きで13,300円でした。
ユニークな形状を持つパッティンググリーン
身支度を整えたら、さっそく練習です。
グリーンは「ベント」のワングリーンで、この日の速さは「9.0」程度とのことでした。
パッティンググリーンは全2面。広い方のグリーンは中央に植栽があり、いつもとは少し異なるシチュエーションで、ボールを転がすことができます。
また、“アプローチ不可”となるバンカー専用の練習場も備えています。
駐車場側にあるドライビングレンジは、全7打席・30yardの鳥かごです。練習する場合はマスター室でサインし、ボールが入ったカゴを受け取って、ここまで運んできます。料金は30球300円でした。
乗用カートは、自走式となります。
メリハリの効いたレイアウト&1年を通して緑が映える!
それではティーオフ! 同クラブのティーインググラウンドは、前方から「レディース/フロント/バック/フルバック」という4種類が設定されています。
この日はOUTコース、右ドッグレッグでグリーンまでひたすら打ち上げていく、1番ミドル(フロントティで359yard)からスタートです。
カートナビはすっきりコンパクトなタイプで、グリーンの起伏が“色”で分かるようになっています。
2番ロング(同464yard)の右サイドは、グリーン脇の池までクリークが延々と続いています。
続く3番ショート(同140yard)は、ピン位置によっては池のプレッシャーが大きくなってきます。この日のピン位置は右サイドだったので、余裕をもって景観を楽しむことができました。
6番ミドル(同377yard)は右ドッグレッグで、飛距離に自信がある方は右コーナーぎりぎりを狙っていくのも悪くないでしょう。
7番ショート(同150yard)は、視界に多くの“水”が入ってくるものの、より注意したいのはグリーン周りを固めるガードバンカーです。
8番ロング(同481yard)は、左サイドがOB、右サイドにクリークが続き、さらにフェアウェイが右に傾斜しているので、より正確なティーショットを求められます。
というわけで、お楽しみのランチタイムです。レストランには、暖炉やグランドピアノが設置され、優雅な雰囲気を演出しています。
この日のメニューは、「豚肉の生姜焼き定食(+470円)」をチョイスしましたが、可もなく不可もなくという味でした。
ちなみに「石焼チャーハンとユーリンチーの中華セット」は、メニューの写真ではボリューム満点に見えますが、実際は石焼チャーハンの器が小さめなので、食べ残す心配は無さそうです。
後半のINコースは、打ち上げの10番ミドル(同319yard)からスタートです。
ティーイングエリアの脇には、石川遼プロの爪痕が残されていました。
12番ショート(同159yard)では、再び“水”が姿を現します。
14番ロング(同490yard)は緩やかな右ドッグレッグで、セカンドショット以降は打ち上げ。ティショットの狙い目は、左サイドとなります。
17番ショート(同108yard)では、景観の美しさに目を奪われるかもしれません。
最終ホールの18番ロング(同457yard)は、打ち下ろしのティーショット次第で2オンを狙うことも可能です。
グリーン周りでは、あえて幅を狭くしているであろう“緑のカーペット”や、奥に広がるモコモコした起伏も印象的でした。
グリーンの状態は、18ホールを通してかなり良好です。
メリハリの効いたコースレイアウトを特徴とし、1年を通して緑が映える「ゴールデンクロスカントリークラブ」には、また訪れてみたいと思わせる魅力がありました。