ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県千葉市の「土気(とけ)ゴルフセンター」から練習場レポートをお届けしていきます。
220yardのドライビングレンジを備える同練習場は、100円・16球から利用できる早朝/ナイトサービスを実施中。また、魅力的なビギナー&若者向けの応援プランも設定し、25歳以下なら1,000円で320球、26~30歳なら同じく1,000円で240球を打ち込むことができます。

色々とほったらかしながら、今どき感のあるカフェをオープン
千葉東金道路「中野IC」から約10分の位置にある同練習場は、年中無休で日の出から23:00まで営業中。

近隣には、「ヌーヴェルゴルフ倶楽部」や「東急セブンハンドレッドクラブ」といったゴルフ場が点在し、ラウンド直前の調整の場としても活用されているようです。

同練習場には、千葉県道131号線から脇道に入り、さらにその先の分岐からアクセスしていきますが、緑の多い時期には案内看板が隠れがちなのでご注意ください。

クラブハウスにかかるゲートの施設名も、ほぼ半分が“ブラインド”になっています。

ちなみに「T」の文字は、OBぎりぎりで耐えていました。

この日はラウンド前に立ち寄ったので、クラブハウスはまだ眠りについたままです。

ちなみに今年(2025年)の5月には、今どき感のあるカフェをオープンしています。その前にやることがあるのでは……という突っ込みは、ここでは野暮ってものかもしれません。

また、PayPayの利用も可能になっていますが、「フロント営業時間のみ」&「貸出ボール代1,000円でメダル交換」という条件付きです。わざわざPayPayを導入する必要性は、それほどなかったような気もしないでもありません。
ワイルドなアプローチ練習場&ユニークな「パター練習機」
早朝サービス(日の出~平日10:00/土日祝9:00)と、ナイトサービス(毎日18:00~23:00)の時間帯は、ドライビングレンジの右奥が入口となります。

上記の時間帯は、100円硬貨/500円硬貨/1,000円札(新旧)のみ利用可なので、事前の準備をお忘れなく。

この日は、いったんドライビングレンジをスルーして、無料で利用できるアプローチ&バンカー練習場へ向かってみました。

平日の早朝だし、誰もいないだろうと予想していたのですが、まさかの先客がいらっしゃいました。ワイルドかつシュールな風景も相まって、思わず「第一村人発見! (by ダーツの旅)」という文字が脳裏に浮かんでしまいました……(失礼)。

ちなみにバンカーの形状は、まるでサバゲーの塹壕や作りかけの落とし穴のようでした(汗)。

全60打席(1F/2F・各30打席)のドライビングレンジは、奥のネットまで220yard。人工芝を張り替えた効果によって、色鮮やかなグリーンが浮かび上がっています。

この日はラウンド前に16球だけ打つ心積もりだったので、打席を吟味しつつ、公式サイトに明記されていた「パター練習機」とやらを捜索していきます。

いわゆるパターマットは、ところどころに敷かれていたものの……

「パター練習機」らしきものは見当たりません。公式サイトの見間違いだったかなと思った矢先、それを発見しました!

じゃじゃーん、おお、これは確かに「パター練習機」と言える代物! カップインしたボールは、雨どいをつたって戻ってくる設計になっていました。
現状では上りのスライスラインになっていましたが、もしかしたらフックラインとかに調整できるのかもしれません。いずれにしても、実にユニークな「パター練習機」です。
ワンコインから利用できる質実剛健な練習場
「パター練習機」の謎が解けたところで、さくっと16球の練習です。

ボール貸出機は共通なので、どの貸出機でも100円から利用することができます。

貸出ボールは、100円16球/500円80球/1,000円180球という設定です。

各打席は、昔ながらの見慣れた風景が広がっています。

この日は2F打席の「38番」を選んだのですが、その理由は後ろにある鏡です。

アドレスやトップの位置、スイングプレーンを確認するには、やはり後方の鏡が有効ですね。

この日は平日の早朝ということもあり、とくに混雑していたわけではないですが、後方に鏡がある打席はほぼ埋まっていて、しかも上級者が多かった印象でした。

アドレスやフォームをチェックしたいけれど、スマホをセットするのは面倒くさい……という方は、こういった鏡がある打席を選ぶと一石二鳥ですね。

ワンコインから利用できる「土気ゴルフセンター」は、洗練された雰囲気とは無縁ながら、ゴルファーの「欲しい」を押さえた、質実剛健な練習場と言えるでしょう。