ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県千葉市の「アートゴルフ穴川」から練習場レポートをお届けしていきます。
全長230yardかつ打ち下ろしのドライビングレンジを備える同練習場は、「技術に裏打ちされた“アート”なショットを生み出してほしい」という想いのもと、より快適な練習環境やサービスを整えています。

コンシェルジュ風のスタッフさんが明るくテキパキとサポート
京葉道路「穴川IC」から約2分という好アクセスを特徴のひとつとする同練習場は、平日は9:00~23:00、土日祝は6:30~同じく23:00まで営業中。

まずは赤い看板を目印にしながら、高々と張られたネットへと近づいていきます。

途中、左手に白い看板を挟み、エントランスではやや色褪せた青い看板を横目にして進んでいきます。

この日は火曜の夕方という時間帯ながら、思いのほか多くの来場者がいて、なかなかの人気ぶりが伺えました。

洋館風のクラブハウスの前には、クルマを横付けすることもできるので、混み合っている際にはゴルフバッグだけ先に降ろしてしまうのも一考です。

まずは受付です。同練習場にはコンシェルジュ風の女性スタッフさんがいて、諸々の手続きを明るくテキパキとサポートしてくれました。
人気の一端は、このあたりにもあるのかもしれません(発想が完全にオジサンですね……)。

利用システムは、まずは1,000円単位のリトライカードを購入し、そこから入場料300円+球貸し料金(11円~13円/球)が引かれていく方式です。
無人営業の時間帯は無く、平日の午前中に9円/球というサービスタイムが設定されています。

打ち放題メニューは、平日60分1,500円~/90分1,800円~、土日祝60分1,900円/90分2,400円という設定になります。

フロントの左手には、カラフルな椅子がお行儀よく並んだラウンジ&カフェスペースもあります。
230yardの打ち下ろし+小粒なグリーンで精度アップ
この日は1,000円分のリトライカードを購入し、63球という中途半端な球数を打っていきます。

ドライビングレンジは、1F/2Fを合わせて100打席を用意。すべての打席に、完全オートのティーアップ機が設置されています。

また、各打席は余裕十分なスペースが確保されているので、ノビノビと練習に打ち込むことができます。

さらに各打席には、ベンチやラックはもちろん、靴ベラやハンガー、クラブ拭き用のタオルまで完備されています。空いている時であれば、練習の合間にクラブ磨きと洒落込むのも悪くないかもしれません。

奥のネットまでは230yardほどで、美しいフォーム作りをアシストするという“打ち下ろし”になっています。

また、手前の50yardほどが天然芝で、さらに30yard付近に小粒なグリーンが並んでいるので、アプローチの練習にもうってつけです。

その他、スリクソン製にこだわったボールと各打席のカールマットは、1年1回の頻度で総入れ替えして、快適な練習環境をキープしています。

そうそう、おしぼりが野暮な紙タイプではなく、心地よいタオルである点も、地味に嬉しかったりします。
“サンドグリーン”はパターに不向きなアプローチ練習場
汗をフキフキした後は、その他の練習設備もチェックしていきます。

駐車場を挟んだ反対側のエリアには、バンカー付きのアプローチ練習場が用意されていて、45分1,000円で利用することができます。

アプローチエリアからグリーンまでは、30yardほどの距離が確保されています。

大きなバンカーは、砂質も実戦的。良い練習になりそうな一方、周囲のネットが低いため、万が一「ホームラン」してしまった場合には、ボールを諦めることになりそうです。

また、人工芝のグリーンは“サンドグリーン”と明示される異質なタイプなので、パッティングの練習には不向きです。

そこはかとなく漂う、清潔感が印象的な「アートゴルフ穴川」。心地よい環境で練習を積み重ねて、同伴プレーヤーから歓声が上がる“アート”なショットを身に付けていきたいものですね。