【ゴルフ場レビュー】南総カントリークラブ・西コース(市原市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県市原市の「南総カントリークラブ」からラウンドレポートをお届けしていきます。
BS日テレの『ゴルフサバイバル』にも度々登場している南総カントリークラブは、豪快なティーショットを楽しめる「西コース」と、池や林などが効果的に配され、戦略性を求められる「東コース」という36ホールを有していますが、今回は「西コース」を回ってきました。
芝の上からアプローチ練習をしよう!
早速ティーオフ!……と、その前に、まずは南総カントリークラブの魅力のひとつである、充実した練習設備をご紹介していきます。
パッティンググリーンは、本コースと同じ速さで仕上げられた全3面。
アプローチ練習場の広々としたグリーンも同様に整備済みなので、アプローチショットの転がり具合まで確認できます。
バンカーはもう少しアゴが低いとベターなのですが、しっかり砂が入っているので、エクスプロージョンショットの感触を確かめるにはうってつけです。
ドライビングレンジは、ドライバーショットの弾道を最後まで確認できる本格仕様。
打ちおろしていく景色も、本コースのシミュレーションになります。
南総カントリークラブでラウンドする際は、いつもより余裕をもって到着して、寄せ&パターをみっちり練習してみてはいかがでしょう。
もちろん、ラウンド後に復習するのもオススメです。
ショット力とメンタルを試される“南総のアーメンコーナー”
「西コース」は、OUTの1番もINの10番も、豪快な打ちおろしのロングホールからスタートします。
プレイヤーの飛距離によっては落としどころがやや難しくなりますが、プレッシャーは少ないので、気分よく朝イチ&午後イチショットを打てるはずです。
乗用カートはリモコン式で、ピンポジションやスコアは前方のモニターだけでなく、リアシート前方に設置されたモニターでも確認できます。
小高い丘や林でセパレートされたコースは壮観で美しく、ゴルフの醍醐味を堪能できます。
スコアメイクの鍵となるホールは、メンバーさんが“南総のアーメンコーナー”と呼んでいるINの16番から18番ホールになるでしょう。
アーメンコーナーの本家は、マスターズが開催されるオーガスタナショナルの11番から13番ホールのことで、その難関さと気まぐれな風が、数々のドラマを生み出しています。
とはいえ、南総のアーメンコーナーは、谷越えかつ距離のあるショートホールの16番さえ無難に切り抜けてしまえば、大きなトラブルにはなりにくいです。
一方、打ちおろしのショートホールであるOUTの8番は、グリーン周りが風の通り道になっているので、ティーグラウンドが無風であっても油断できません。
基本的には、左から右に風が吹いていることが多いので、いつもより狙いを左サイドに定めた方が良い結果を得られやすいでしょう。
どれを選んでも美味しい開放感のあるレストラン
クラブハウス2Fのレストランは、必要以上に豪華すぎることもなく、開放的かつリラックスできる仕立て。
メニューは多彩で、どれを選んでも美味しいのですが、その中でも「林ポークのしょうが焼き(1,650円)」と「粗びき煮込みハンバーグ デミグラスソース(1,650円)」、そして単品メニューの「大ぎょうざ4個(770円)」がオススメです。
ちなみに筆者は、「大ぎょうざ」に「半ライス(100円)」と「生卵(100円)」を付けた、“裏メニュー”をよくオーダーします。
サマーシーズンを除き、入退場時にジャケット着用が必要となる南総カントリークラブですが、スタッフやメンバーさんは親切でフレンドリーな方ばかり。
バラエティに富んだ36ホールや微妙なアンジュレーションに悩まされるグリーンは、何度ラウンドしても飽きさせない魅力にあふれています。