【ゴルフ場レビュー】桜ゴルフ倶楽部(稲敷市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は茨城県稲敷市の「桜ゴルフ倶楽部」からラウンドレポートをお届けしていきます。
霞ヶ浦を見下ろす高台に位置する同倶楽部は、正統派な東コース・トリッキーな南コース・戦略的な西コースという27ホールで構成されています。今回はもっともガマンが強いられそうな、南コースから西コースを回ってきました。
憩いのスペースがあるユニークなロッカールーム
東関東自動車道「大栄IC」から約30分でたどり着く同クラブ。競馬好きなら、最寄りにある「JRA美浦トレーニングセンター」の存在が気になるかもしれません。
同倶楽部は、茨城県道206号沿いに面しているのですが、ぼやっとしていると通り過ぎがちなので、カーナビのルート案内や看板を見逃さないようにしましょう(筆者はもちろん、通り過ぎました)。
クラブハウスは、どこかの街の市民プラザ風。広々とした駐車場からは地味に歩くので、荷物はなるべく降ろしておいた方が楽チンかもしれません。
レセプションは、昔ながらのゴルフ場という趣き。チェックインは、楽天GORAのアプリを利用するとスムーズです。
この日のラウンドフィーは、平日ランチ付きで8,570円でした。
ロッカールームはすっきりとした印象で、靴ベラは各ロッカーに備えています。
筆者が割り当てられたエリアは、なんともユニークな構成になっていました。
また、浴室の入り口が2か所あるので、どちらから入ったのか覚えておくと、「置いておいたスリッパが無い!」みたいな事態が避けられます(筆者は、キツネにつままれたような気分になりました)。
ドライビングレンジは無し。アプローチ練習場は不思議な感じ
身支度を整えたら、さっそく練習です。
グリーンは、「ベント/高麗」の2グリーン制を採用。この日はベントで、9.3ftとやや速めの設定でした。
パッティンググリーンは、クラブハウスの正面に「ベント」と「高麗(この日はクローズ)」があり、さらに各コースのスタートホール付近にも用意されているようです。
ドライビングレンジは鳥カゴすら無いため、ボールをヒットする感触を味わっておきたい場合は、アプローチ&バンカー練習場に直行です。
ただし、中央付近が窪地という珍しい形状になっているので、どこからどこへ打っていいものやら一瞬迷うかもしれません。
その他、ショートアプローチ向けの専用グリーンも用意されています。
ちなみに今回は4組のミニコンペだったのですが、2組は「東→南」、もう2組は「南→西」を回るという変則的な感じになってしまいました。。27ホールあるゴルフ場でコンペを企画する際は、プレー順序を事前にご確認くださいませ。
コース内を悠然と闊歩しているカラスに要注意!
それではティーオフ! 同倶楽部のティーグラウンドは、「レディース/レギュラー/バック」というオーソドックスな設定です。
南コースは、左ドッグレッグかつ打ち下ろしとなる、1番ミドル(レギュラーティから419yard)からスタートです。
ドライバーの飛距離が240yard以上の方は、真っ直ぐに打つと突き抜けのリスクがあるので、左サイドからショートカットを狙うか、番手を下げて攻めていくかという2択を強いられます。
ちなみに同倶楽部の各ホールには、設計したプロゴルファーの名前が表示されています。
乗用カートは、自走式となります。
前半の山場となるのは、ストレートながら距離が長くて打ち上げが続く、5番ミドル(同415yard)になるでしょう。
ティーショットは距離が欲しくなるところですが、ガマンしてフェアウェイキープに徹することが、スコアメイクの肝になりそうです。
続く6番ミドル(同347yard)は、打ち上げて打ち下ろすレイアウト。
そして、9番ロング(同491yard)もティーショットは打ち上げ。南コースは全体的に、ドライバーのランが出ないため、セカンドで長めの番手を使う機会が多いかもしれません。
この日のランチは、ご飯が進む「豚テキセット(追加料金ナシ)」をセレクト。ガーリックチップががっつり効いていて、午後のラウンド中はずっとニンニクパワーをもらっている感じでした。
後半は、西コースの1番ロング(479yard)からスタートです。ニンニクパワーのおかげか、幸先よくバーディスタートと相成りました。
続く2番ショート(同134yard)は、ティーイングエリアの芝がほぼ全て剥がれていました。回復まではだいぶ時間がかかりそうです。
そして、同倶楽部では、コース内を悠然と闊歩しているカラスに要注意です。
今回はなんと、カートに入れていた同伴者のラウンドバッグから、メガネを奪われるというトラブルが発生しました。バッグ類のチャックは、油断せずにしっかりと閉めておいた方が良さそうです。
5番ショート(同165yard)は、南→西コースで唯一と言ってもいい池絡みとなります。
6番ミドル・7番ロング・8番ショートは、私道を挟んだ別のエリアに配置されています。
ちなみに同倶楽部のお茶屋さんは、すべて有人でした。かなり暇そうだったので、ちょっと立ち寄ってあげると喜ばれるかもしれません。
9番ロング(同525yard)は、サードショット付近から左右に分かれ、左にベント、右に高麗グリーンを配置。中央の立木がスタイミーになる可能性があるので、セカンドショットであまり突っ込みすぎない方がベターでしょう。
というわけで、あっという間にラウンド終了。東コースを回ったコンペのメンバーによると、「東コースは距離が長くて、ドライバーの重要度が増す」とのこと。
霞ヶ浦の雄大な景色を目に映しながら、もしも次に訪れる際は「西→東」というプレー順序を選んでみようと、頭にインプットしておきました。