【ゴルフ場レビュー】美浦ゴルフ倶楽部(美浦村)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は茨城県美浦村の「美浦ゴルフ倶楽部」からラウンドレポートをお届けしていきます。
PGMブランドの最高峰、GRAND PGM(グランPGM)に位置付けられる同倶楽部は、男女の国内メジャー大会の開催実績を誇る、ハイグレードなチャンピオンコース。「リスクと報酬」をテーマに創り上げられたコースは、美しい景観の中に、巧みな罠が仕掛けられています。
また、OUTコースはドライバーの重要度が増すロング設計、一方のINコースは戦略性が求められるトリッキーな設計といった具合に、個性がはっきりしている点も特徴的です。
まるで海外リゾートのような優雅な雰囲気
エントランスからレセプションへと向かう導線や、そこから見える景色は、「さすがはグランPGM」といった具合に洗練されています。
ゆっくり物色することはあまりないとはいえ、ショップの充実ぶりも特筆ものです。
また、ロッカールームへと向かう道すがらには、プロトーナメントを何度も開催したエビデンスが、誇らしげに展示されています。
ロッカールームも明るく開放的で、ひとりひとりのスペースも余裕をもった作り。
また、R2-D2風の自動クリーナーが、「チリひとつ許さん」という感じでウロウロと動き回っていました。
いつもより優雅な気分で準備を済ませた後は、さっそく練習へと向かいます。
通称:0番ホールと呼ばれるドライビングレンジは、まるで本コースのフェアウェイのような雰囲気。最長300yardを確保しているので、飛ばし屋のドライバーショットもしっかり受け止めてくれるでしょう。
この風景、どこかの海外リゾートのようにも見えてきます。
しかも、プラクティスボールとはいえ、すべてタイトリスト製のボールで統一。さすがはグランPGM(2回目)、細かい部分にも抜かりがありません。
ドライビングレンジの先へ進むと、パッティンググリーンが2面と、バンカー練習場が見えてきます。
バンカー練習場は、広さも砂質もアゴの高さも上々で、本番に近しいシチュエーションで練習に励むことができます。
パッティンググリーンは、OUTコースのスタートホール側にも備えられています。
写真だと分かりにくいのですが、ここの傾斜はかなり急。「本コースではここまでの傾斜は無いだろうなー」と甘く見ていましたが、実際にはパッティンググリーン以上に強敵でした(汗)。
美しい眺めの中に仕掛けられた巧みな罠
それではティーオフ! この日はトリッキーなINコースの10番ミドルから。
美しい眺めに浮足立ちそうになりますが、ここは落ち着いて、丁寧な朝イチショットを打っていきたいところです。
続く11番ミドルは、わたしにとって鬼門のホールとなりました。
この日は白ティから回ったため、336yardと距離はかなり短かったのですが、ティーショットで右サイドに運んでしまうと、張り出した林がかなり邪魔になります。
フェアウェイバンカーに入れてしまうリスクはあるものの、ここは左から左から攻めるのが得策です。
グリーンもバンカーも綺麗なんですけどね、、。次回はリベンジを果たしたいと思います!
12番ショートは谷越えで、息もつかせずにプレッシャーをかけてきます。
15番ショートは、“池映え”するリゾート風。ここの前にはお茶屋さんがあるのですが、なんと、おしぼりを手にしたスタッフのお姉さんがお出迎えしてくれます。さ、さすがはグランPGMですね(3回目)
16番ミドルも池映えホール。こちらの池はショットにほとんど影響しないので、シンプルに景観を楽しむことができます。
アンジュレーションを味方につけよう!
さてさてお楽しみのランチタイムです。この日は珍しくガッツリ系の「トンテキ膳」を選んでみました。見た目通り、濃い目の味付けなので、ゴハンの量とのバランスも意識しながら味わっていきましょう。
パワー回復したところで、後半へ。そう、OUTコースはドライバーの出番が増え、飛距離のアドバンテージが活かせる構成になっています。
ちなみに電動カートは自走式で、フェアウェイへの乗り入れはもちろん不可です。
カートナビも備えていますが、ハンドルには懐かしさを感じるピンポジメモが挟んでありました。なんだかアスリートっぽくて、いい感じです。
美浦ゴルフ倶楽部の特徴のひとつに、アンジュレーションを効かせたフェアウェイ&ラフがあります(グリーンも)。
起伏や傾斜をうまく利用しながらショットを組み立てていくと、好結果につながりやすいでしょう。
ちなみにこの日は、日差しの暖かさを感じる好天だったのですが、同時に風がものすごく強い荒天でもありました。
写真は5番ショートなのですが、強風でピンまで倒れそうになっています。もともと打ち下ろしで風の影響を受けやすいホールなので、風向き&強さのチェックは念入りにどうぞ。
8番ミドルは、ストレートなミドルホール。ドライバーショットの落としどころが狭く見えますが、実際にはとても広いので、伸び伸びと振っていきましょう。
18ホール全体で、攻略のカギは、ずばりグリーン上になるでしょう。カートナビの表示でも分かるように、複雑かつ傾斜がかなり効いているグリーンが多いので、いつも以上に繊細なタッチを出していきたいところです。
グランPGMの名に相応しい、美しさとホスピタリティを備えた美浦ゴルフ倶楽部は、多くのゴルファーを魅了すること間違いなし。
ちなみに後半のお茶屋さんも、おしぼりを持って出迎えてくれました。さすがはグランPGM!(4回目)