【ゴルフ場レビュー】真名カントリークラブ ゲーリー・プレーヤーコース(茂原市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県茂原市の「真名カントリークラブ ゲーリー・プレーヤーコース」からラウンドレポートをお届けしていきます。
森のスパリゾート「Sport & Do Resort リソルの森」内にある同クラブは、人工美が映える「真名コース(27ホール)」と、ゴルフ界のレジェンドの名を冠した「真名ゲーリー・プレーヤーコース(18ホール)」という2つの顔を持っています。
今回は、メジャー通算9勝・南アフリカの黒豹と呼ばれた伝説のゴルファーが設計した、真名ゲーリー・プレーヤーコースを回ってきました。
ヨーロッパの古城風なクラブハウス&ダンジョン風のロッカールーム
18ホール・6,826yardで構成される同コースには、フロント・レディース・レギュラー・バック、そしてフルバックにあたる「ゲーリー・プレーヤーティ」という5つのティーイングエリアが用意されています。
まずは大きな石看板が目印のエントランスゲートをくぐり、右側の坂を駆け上がっていきます。
ちなみに左側の坂は、27ホールを備えた「真名コース」に続いています。
見えてきたのは、ヨーロッパの古城風なクラブハウス。これはなかなか、雰囲気がありますね!
レセプションの設えも豪奢で、夏でもジャケットを羽織りたくなるような雰囲気です。
ロッカールームは細かくエリア分けされていて、どことなくRPG(ロールプレイングゲーム)のダンジョンを連想させます。
各エリアに奢られたステンドグラスもいい感じです。
練習エリアは「真名コース」と共有する形になっています。ボール貸出機のコインは、事前に2階のマスター室で購入しておくのをお忘れなく。
ドライビングレンジは、ゴルフコースとしては珍しい2階建て仕様で、手作り感満載のバンカー練習場も備えています。
眺めも素晴らしいアプローチ練習場も完備していますが、今回はいずれもスルーしました、というかスルーせざるを得ませんでした。
というのも、ゲーリー・プレーヤーコースへと向かう、ケーブルカーに思わず引き寄せられてしまったからです。ケーブルカーに乗ってしまうと練習エリアには行けないので、練習したい方は「あとのお楽しみ」に取っておきましょう。
INコースは変則的なパー36。スタートの10番はショートホール
ちょっとしたアトラクション気分を味わいながら、ゲーリー・プレーヤーコースへと向かいます。
左手には10番ホールのティーイングエリア付近が見えてきますが、実は10番ホールは近隣への配慮なのか、パー4からパー3に変更されていました。
なので、10番ショートのティーイングエリアは、この写真のかなり前方に設置されています。また、INコースはショート・ミドル・ロングがそれぞれ3ホールずつという、変則的なパー36になっています。
ケーブルカーは10人乗り。クーラーは無く、大型の扇風機が設置されています。ちなみにゴルフバッグを積載する後方スペースに乗車することもできますが、転落防止の柵などは無いので、あくまでも“自己責任”でお願いします。
ゲーリー・プレーヤーコースには、2面のパッティンググリーンのみが用意されていて、アプローチ練習などはできません。
INスタートの方はこちらの至極フラットなグリーンで、
OUTスタートの方は、1番ミドルのティーイングエリア横、アンジュレーションが効いたグリーンで最終調整していきます。
この日のグリーンスピードは「8.3ft」。カートのフェアウェイへの乗り入れは「可」です!
ホテルレベルのビュッフェや野性味あふれるコースにワクワクが止まらない!
それではティーオフ! 1番ミドル(バックティーから422yard)は、ダイナミックな打ち下ろしで、思わずテンションが上がる風景が広がっています。
ちなみに反対側の10番はいきなりパー3のショートなので、予約の際は「OUTスタート」を希望した方がいいかもしれません。
嫌な位置に配置されているバンカーは、アゴが高いポットバンカー風が多い印象。また、通常のバンカーとは異なり、ソールすることもできる「レッドバンカー」も一部に配置されています。
猛暑日のゴルフでは、カート乗り入れ「可」のありがたみが倍増しますね。
6番ショートは、バックティから211yard、レギュラーティからでも187yardと距離のあるホールになります。
グリーンの左サイド、階段付きのバンカーには、なんとしても入れないようにしたいところです。
OUTコースでは、8番ミドル(同327yard)で「レッドバンカー」が初登場します。
ここでは幸いにも避けることができましたが、ハーフターン後のINコースでバッチリ(!?)入れたので、レッドバンカーの詳細については後ほど!
ランチはビュッフェ形式で、そのクオリティは大げさではなくホテルレベルでした。ちなみに今回は、ランチ込みの総額9,000円(平日)でラウンドしました。
こちらは栄養バランスに加え、盛り付けの美しさにも少しばかりこだわった筆者のセレクト。
こちらは欲望の赴くままに盛り付けた、同伴メンズのセレクトです。ワイルドだろ~。。
ビュッフェは本当に盛りだくさんで、「ランチ時間が短すぎる!」と文句を言いたくなるほど(いや、ごく一般的な時間を確保してくれています)。
これほどビュッフェが充実しているのであれば、スループレー後にランチ、というプランが理想的かもしれません。
腹十二分目(!)で後半のINコースに向かいます。身体は動かず、眠気すら襲ってきていますが、舌と胃袋は大満足です。
12番ショートも、バックティから202yard、レギュラーティからでも190yardと長めの設定。左右に見える赤いエリアが、噂の「レッドバンカー」です。
期待に応えて(!?)、グリーン左サイドのバンカーに着弾しました。
レッドバンカーは通常のバンカーと異なり、クラブをソールできます。また、砂というより軽石のような感触なので、バンカーショットと身構えることなく、アプローチの感覚を活かした方が好結果につながりそうです。
ゲーリー・プレーヤーの名を冠した日本で唯一のコースは、戦略性と野性味にあふれ、非常にワクワクできるコースでした!
ちなみに水はけの良さも特徴のひとつで、カートのフェアウェイへの乗り入れは、季節を問わずに「可」とのことです。