ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県千葉市の「千葉市民ゴルフ場」からラウンドレポートをお届けしていきます。
あの片山晋呉プロが監修した同ゴルフ場は、全長3,055yard、パー36の9ホールで構成。手引きカートによるセルフプレーが中心ですが、コースは至極フラットで、誰でも気軽にゴルフを楽しむことができます。
また、隅々まで行き届いたコース管理はちょっと驚くほどで、グリーンもティーイングエリアも抜群のコンディションでした。

千葉市以外の千葉県民でも、県外の人でも気軽にプレー可能
「千葉市民」と銘打っている同ゴルフ場ですが、千葉市以外の千葉県民でも、県外の人でも気軽にプレーすることができます。
その一方、千葉市に在住する65歳以上の方は、プレーフィーが800円ほど安くなります。

大きな緑の縦看板と横看板がどーんと構えているエントランスゲートは、よほどのことが無ければ見逃すことはないでしょう。

クラブハウス入口にスタッフはいないので、ゴルフバッグなどはセルフで降ろします。

まずはチェックイン。広々としたレセプションは、どことなく文化ホール的な雰囲気を醸し出しています。
ちなみに事前予約した方がスムーズですが、当日受付も可能なようです。

レセプションで名前を書くと会計用のカードを手渡されるので、プレー前に事前清算します。

この日は、4,600円(プレーフィ3,980円+ゴルフ場利用税350円+緑化協力金50円+手引きカート220円)でプレーしました。
精算機から出てくる領収書は、スタートホールの受付小屋でも必要なので大切に持っていきましょう。ちなみに1年以内の領収書を3枚集めると、プレーフィが1,000円割引になるようです。

ロッカーは無料です。シャワーも無料で、シャンプーなどのアメニティも揃っていますが、バスタオルは持参しましょう。

クラブハウスの全体図はこんな感じです。

クラブハウスを出た先には、手引きカートが整然と並べられています。

好きな1台を選んで(といってもどれも同じ)、ゴルフバッグをセットします。

乗用のレンタルカートも用意されていました。料金は2人乗りは2,200円、4人乗りは4,400円。いずれも1人当たり1,100円という設定です。

パッティンググリーンはコースと同じ速さで、緑がまぶしいぐらいに輝いていました。

大きなバンカー付きのアプローチ練習場も備えています。

練習時のマイボールは3個まで。アプローチは周囲に配慮しながら、赤旗に向かって“一方通行”で練習します。

そうそう、プレーフィには1箱24球の練習ボールも含まれているので、せっかくなのでショット練習もしておきましょう。

ドライビングレンジのすぐ脇にも、フラットすぎるほどフラットなアプローチ練習場があります。

ドライビングレンジは大きな鳥かご風なので、ショットの行方よりも、身体をほぐすこととボールの感触を確かめることを重視します。
ゴルフがもっと好きになる、至極フラットかつ抜群のコンディション
コースレイアウトは、パー5とパー3が2ホールずつ、パー4が5ホールというオーソドックスな設定です。

片山晋呉プロといえば、代名詞のテンガロンハットをはじめ、独創的な練習メニューやクラブセッティングが有名ですが、コースレイアウトはいたって素直。
多くのゴルファーがゴルフを楽しんで、ゴルフをもっと好きになれるような設定になっています。

スタートホールの受付小屋がこちら。近づいていくとスタッフの方が笑顔で歩み寄ってくるので、領収書を見せてスタート準備完了です。

各ホールのティーイングエリアには、ホールの全体像が描かれた看板が設置されています。初めて回る人には、さりげないけど嬉しい配慮ですね。

ティーイングエリアは、前方から「赤」「白」「青」の3種類が用意されていて、男性ゴルファーのほとんどは青ティから回っていました。

冒頭でもご紹介したとおり、コース内は至極フラットかつ抜群のコンディションです。

ビギナーへのマナー啓蒙もバッチリですね。

1番から3番までは、試運転にちょうどいい感じのやさしい設定。序盤のキーホールは、左に2つの大きな池が待ち構える4番ロングになるでしょう。

青ティからでも495yardなので、飛ばし屋であれば十分に2オンを狙えますが、堅実なマネジメントでスコアを作っていきたいところです。

5番ミドルは左ドッグレッグ。ポンポンと点在している小さな植栽(写真の中央から左)が、コース全体にわたって、池の存在をアピールする“目印”になっています。

こちらの写真は、6番ミドルのグリーンサイドから後ろを振り返った時の眺め。何度も言いますが、隅から隅までコース管理がホントに行き届いているのです。

あっという間に9番ロング。ここは手引きカートを置いて、使用するクラブを持って後方のティーイングエリアへ向かいます。狙い目のセオリーはフェアウェイ左サイドなのですが……

ミスショットして右サイドに行った場合には、ショートカットの2オンが狙えることもあります。

池の脇には、“目印”の小さな植栽がありますね。この池のプレッシャーを無視しつつ、2オンを狙っていきます。

この日は惜しくも2オンならずでしたが、楽々パーでした(ここからバーディを取れないのが未熟の証……)。
すぐ傍にある「しもだ農産物 直売所」もオススメ!

プレー後あるいはプレー前のランチは、同ゴルフ場のすぐ傍にある「しもだ農産物 直売所」の手作り弁当がオススメです。

この日は11時ぐらいに購入したのですが、地元食材をふんだんに使用した手作り弁当は、ご飯もほかほかで美味でした。
ちなみにレストランもあるのですが、メニューは「60分1,700円」のバイキングのみなのです。

もちろん、ご家庭へのお土産に、新鮮でリーズナブルな野菜を購入するのもオススメです。

それでは、まとめです。至極フラットかつコース管理が行き届いた同ゴルフ場は、変なクセがまったくなく、“結果を出したい”競技会やコンペ前の最終調整にもうってつけ。
片山晋呉プロのゴルフ愛やゴルファーへの優しさを感じられる、親しみやすいゴルフ場でした。