【ゴルフ場レビュー】真名カントリークラブ 真名コース(茂原市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県茂原市の「真名カントリークラブ 真名コース」からラウンドレポートをお届けしていきます。
森のスパリゾート「Sport & Do Resort リソルの森」内にある同クラブは、人工美が映える「真名コース(27ホール)」と、ゴルフ界のレジェンドの名を冠した「真名ゲーリー・プレーヤーコース(18ホール)」という2つの顔を持っています。
今回は15人のミニコンペで、真名コースの「くすの木」&「こぶし」コースを回ってきました。
「こぶし」「つつじ」「くすの木」という9ホール×3つのコースで構成
大きな石看板が目印のエントランスゲートをくぐり、左側の坂道を駆け上ると、赤レンガ調のお洒落なクラブハウスが見えてきます。
クルマを横付けするとスタッフの方が駆け寄ってきて、テキパキと道具を運んでくれました。
また、写真を撮ろうとした時には柱の後ろにさっと身を隠し、「分かってるな~」と思わせる、さすがのホスピタリティを発揮されていました(やや上から目線ですみません)。
レセプションの雰囲気は豪奢で、古き良き時代の優雅なゴルフライフを連想させます。
その一方、ひとつひとつが巨大で肉厚な「白子たまねぎ」や、「房総そだちのたまご」といった地元食材も販売されていて、アットホームな雰囲気も漂わせていました。
ロッカールームは意外なほどシンプルですが、通路などに余裕があるレイアウトになっています。
真名コースには、特色が異なる「こぶし」「つつじ」「くすの木」という9ホール×3つのコースがあり、ローテーションはプロ野球で言う‟勝利の方程式”のようにガッチリと決まっているようです。
この日は、緑と池のコントラストが美しい「くすの木」コースから、グリーンのきつい傾斜が難易度を高めていた「こぶし」コースを回ってきました。
グリーンはベントと高麗の2種類があり、この日はベントを使用。グリーンスピードは9.5ftと、一般的な設定になっていました。
2階建てのドライビングレンジや雰囲気のあるアプローチ練習場などを完備
まずはラウンド前の最終調整から。パッティンググリーンは全4面のうち2面がクローズでしたが、平日だったこともあり、とくに混雑することはありませんでした。
クラブハウスの2階レストランのバルコニーからは、新緑がまぶしい爽やかな眺めが楽しめます。
反対に、グリーン方向からクラブハウスを眺めた図はこんな感じです。丁寧に刈り込まれた植栽は、何かのシンボルマークのようにも見えますが、何なのかは不明です。
ドライビングレンジは、ゴルフコースとしては珍しい2階建て仕様。貸出ボールは、1コイン30球で440円という設定です。
1階打席の奥には、手作り感満載のバンカー練習場も備えていました。
1階打席はすべてのクラブが使用できますが、男性の場合、2階打席はウッド系クラブがすべて使用禁止となっています。
2階打席はおそらく空いていることが多いので、景色を眺めながら念入りにストレッチしたり、ショートアイアンを中心に調整したり、同伴する女性のサポートに徹したりするのも悪くないでしょう。
ドライビングレンジとは全くの逆方向、「くすの木」コースの1番ホールのティーグラウンド奥には、アプローチ練習場もありました(スタート直前に気付いて利用できず)。
ちなみに右手に見えるヨーロッパの古城風の建築は、ゲーリー・プレーヤーコースのクラブハウスに続いています。この眺め、なかなか壮観ですね!
池に注意したい「くすの木」コース、精度が求められる「こぶし」コース
それでは、(ようやく)ティーオフ!
「くすの木」コースの1番ミドルは、ティーグラウンドもフェアウェイも拍子抜けするほどフラット。ティーマークの幅は、コース全般にわたって広めの設定で、リゾートゴルフな気分にさせます。
電動カートはリモコン式。カートナビもよく見るタイプで、様々な情報を提供してくれます。
「くすの木」コースを象徴する池は、3番ロングあたりから、その存在を徐々に主張してきます。写真では分かりづらいですが、強烈な左ドッグレッグのショートカット方向には、大きな池が待ち構えています。
5番ミドルは右ドッグレッグで、レディースティからは池の存在が右方向の視界にはっきりと入ってきます。
クライマックスは7番ショート。ティーグラウンドからの視界は、その多くが池に占められます。ここでは、選択したクラブの飛距離と自分を信じて、いつも通りのスイングを心掛けていきましょう(それが難しいのですが……)。
というわけで、ランチタイムです。ヨーロッパ調の落ち着きのある設えは、ついつい長居してしまいそうな雰囲気です。
この日はランチ付きプランに550円プラスして、「鮪尽くし御膳」をオーダーしてみました。ネタも大きく、竜田揚げの味付けもバッチリで、日本酒が恋しくなりました(自制しました)。
腹8分目で、後半は「こぶし」コースを回ります。
1番ロングはハンディキャップ「2」で、ランチ後の重く固まったカラダには、いきなりの正念場となりました。ティーグラウンドが他のホールに比べて荒れていたのは、日当たりの影響でしょうか。
「こぶし」コースは、池の存在感は無くなりますが、木の配置やグリーンの傾斜が効いているホールが多く、ショットやパットの精度が求められるレイアウトになっています。
この日の最後のニアピンホール・8番ショートでは、風の影響を読み切れず、あえなくバンカーに捕まりました。
というわけで、コンペの結果は15人中8位という中途半端な感じに。賞品で頂いた「房総そだちのたまご」は、非常に美味だったことを最後にご報告しておきます!