【ゴルフ場レビュー】中山カントリークラブ(八千代市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県八千代市の「中山カントリークラブ」からラウンドレポートをお届けしていきます。
千葉を代表する名門のひとつである同クラブは、高麗グリーンをメインとした18ホール構成。松林で1ホールごとにセパレートされたコースは、さすが、雰囲気バツグンです。
ちなみにゴルフ場にありがちな取り付け道路というものはなく、公道からゲートをくぐると、一瞬でクラブハウスに到着します。
名物の「吊り橋」を渡ってスタートホールへ
歴史の重みを感じさせるクラブハウスですが、レセプションやロッカールームは整然としていて、変に着飾ることのない、オトナの余裕みたいな雰囲気を漂わせています。
準備を済ませてクラブハウスを出ると、スタートホールにつながる名物の「吊り橋」が目に飛び込んできます。
乗用カートは吊り橋を迂回するルートを通るので、スタートホールまでは、歩いて吊り橋を渡ることをオススメします。
と、その前に練習ですね。ドライビングレンジまでは吊り橋を渡る前の、左手の坂を下っていきます。
右手に見えますのが、バンカー練習場。「アプローチ禁止」の看板があるので、あくまでもバンカー練習専用という位置付けです。
少し進んだ先の左手には、40yardほどのアプローチ練習場が見えてきます。
低い位置に張られたロープが気になったので、スタッフの方に尋ねてみると、「基本的には打ちっぱなしなんです」との返答が(!)
なかなか贅沢な設定ですが、「空いてるときは拾いに行っても大丈夫ですよ」と小声で教えてくれました。
さらに先に進むと、ドライバーも打てるドライビングレンジが見えてきます。
打席の後ろに広がる芝生スペースが、本格的というかなんというか、プロツアーのような雰囲気をかもし出していて、思わずテンションが高まります。
そのままパッティンググリーンへ向かうこともできますが、一度クラブハウス前に戻って、名物の吊り橋を渡っていきましょう。
パッティンググリーンは全3面。この日の使用グリーンは「高麗」なので、当然ながら、1面のみの高麗グリーンにしかゴルファーはいません。
雨上がりということもあってか、グリーンは8.5フィートとやや遅めの設定。
高麗グリーンの表記は、「コウライ」と「コーライ」が混在しているのですが、皆さんはどちらがしっくりきますか?
なるべく歩きたい健脚ゴルファーにもぴったり
それでは、ティーオフ! OUT/INコースともに、気持ちよく飛ばせるロングホールからスタートです。
コースは全体的にフラットなので、「カートにはなるべく乗らない」というスタイルの健脚ゴルファーにもぴったりです。
また、隅々まで行き届いたコース管理も印象的。高麗グリーンもカチンカチンということはなく、想像よりもアイアンショットが止まってくれました。
リモコン式の乗用カートには、「EAGLE VISION(イーグルビジョン)」のナビが装備されています。
ちなみに高麗グリーンの基本ではありますが、‟芝目”の影響がかなり大きいので、拡大画面で必ず確認しておくことをオススメします。
名物ホールは、大きな池が待ち構える5番ショート(レギュラーティで178yard)になります。
この日はかなり前方にティーイングエリアが設定されていたので、難易度はぐんと下がりましたが、大叩きのリスクはすぐ側に潜んでいます。
このホールはカートに乗らず、景色を楽しみながら歩いていきましょう。
7番ショート(レギュラーティーで185yard)は、目の前の池に無数のボールが見えますが、気にせず自分のショットに集中!
公共の電波(!?)を使っての自慢みたいになって恐縮ですが、この日のコンペではニアピンを獲得できました(めったにないので、大らか心で、許してください……)。
ゴルファーのチャレンジ精神を大いにくすぐる
クラブハウス2階のレストランは、窓際スペースを最大限に活用していて、一直線に整然とテーブルが並べられています。
カフェっぽいスペースは、よりゴージャスな装いになっていました。
この日は、「カレーうどん」と悩みながらも、「マグロ漬け丼」をセレクト。名物メニューは豚肉の「たまりやき」なのですが、いつの間にやらガッツリ系を躊躇してしまう年頃になってしまいました。
ちなみにカレーうどんをオーダーした場合には、紙ナプキンを貰えるのでご安心を。
腹八分目な感じで後半へ。INコースの10番ロングは、右サイドに‟トリプルバンカー”が連なっているので、ティーショットは絶対に右に曲げたくないところ。わたしはもちろん、記念も兼ねてバンカーに入れておきました(負け惜しみ)。
スコアが崩れていくのと比例して、撮れ高も減っていくということを発見したこの日のゴルフ。千葉の名門「中山カントリークラブ」は、ゴルファーのチャレンジ精神を大いにくすぐるゴルフ場でした。