【練習場レビュー】リトルグリーンヴァレー船橋(白井市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県白井市の「リトルグリーンヴァレー船橋」から練習場レポートをお届けしていきます。
略称では「LGV」と呼ばれる同練習場は、最長270yardのドライビングレンジをはじめ、アプローチ&バンカー練習場やパッティンググリーン、9ホールのショートコースなどを完備。グリーンは隣接する名門コース「船橋カントリークラブ」のスタッフが整備し、本コースと同等のコンディションに仕上げられています。
ランチ付きの「施設1日使い放題」プランに注目!
国道16号線の「白井交差点」から約5分、「千葉ニュータウン中央駅」から約10分の位置にあるLGVは、ほぼ1年を通して6:00~23:00(冬季は22:00)まで営業中。
毎週金曜だけは、営業開始が8:00(冬季は9:00)~となるのでご注意ください。
千葉県道59号線にある案内看板はだいぶ色褪せてしまっているので、巨大なゴルフボールを目印にするといいかもしれません。
駐車場は余裕たっぷりな150台分で、打席は1F/2Fそれぞれ40打席を備えています。
打席料が無料となる早朝(8:00もしくは9:00まで)ならびに夜間(19:00~)は、クラブハウスの左横を進んだコチラから入場します。
通常の時間帯は、正面エントランスからレセプションへと向かいます。
LGVのビジター料金は、球貸しが50球450円~、打ち放題(2Fのみ)が60分1,400円~となっていますが、注目したいのは「施設1日使い放題」プランです。
同プランは、8:00(冬季の平日は9:00)~23:00(冬季は22:00)のたっぷり打ち放題+ショートコース回り放題+ランチ付きで、6,600円(平日)/8,800円(土日祝)という料金設定になっています。
たとえば、ドライビングレンジ⇒ショートコース⇒ドライビングレンジ⇒ショートコースといった使い方がオススメで、その間にアプローチやパッティングの練習を挟むのも自由自在。本番と練習を繰り返しながら、より実戦的にスキルアップが図れるのです。
ショートコースは19:30が最終スタートで、ナイターゴルフも楽しめます。夏季にはなんと、練習を挟みつつ1日でショートコースを8周(!)したという猛者が出現したそうです。
というわけで、レセプション脇にあるパッティンググリーンはまったくもって人気薄です。
ドライビングレンジは1F打席が断然オススメ
ドライビングレンジの打席は、スタッフの方が適当(良い意味)にチョイスするのが基本ですが、希望を伝えればそれに応じた打席を提案してくれます。
冬晴れの午前中は、右側ではなく、真ん中や左側の打席を選んだ方が温かそうです。適当に選んでくれた9番打席は、写真のとおりギリギリで日陰でした(寒)。
ボールの貸出は、受付時に手渡されるカードをピッとかざすスタイルです。
1カゴは50球(モニターの表示では50個)なので、ショートコースのスタート時間に合わせてカゴ数を選びます。
1F打席はボールを流し込むと、マットの下から自動的にティーアップされます。
ボールはソフトな打感のスリクソン製ツーピースにこだわり、“打ち疲れ”を最小限に抑えています。
2F打席は眺めが良いものの、フェアウェイ全面が天然芝になっているので、せっかくであれば1F打席でアプローチの転がり具合をチェックする方が有効的でしょう。
しかも、2F打席は手動ティーアップで、マットもなぜか非常にコンパクトなタイプです。
たかがショートコースと侮れない、本コースレベルの高麗グリーン
ウォーミングアップを済ませたら、フロントで番号札を受け取りつつ、ショートコースへと向かいます。
無料の手引きカートは微妙に種類が違うので、なるべく幅が広くてタイヤが大きいタイプを選ぶと楽チンかもしれません。
12月中旬の朝9:30は、まだ霜が解けきっていませんでした(震)。
スタートホールに向かう道の右手にはパッティンググリーンが、
左手にはバンカー付きのアプローチ練習場があります。
フロントで受け取った番号札は、1番ホールのボードに掛けてからスタートします。
ショートコースは、バックティから最長305yard~102yardの9ホールで構成。男性の場合、ドライバーやウッド類を使えるのは、6番ホールのみとなります。
ティーイングエリアは硬いマットが敷かれていて、ポイッとそのままボールを置くか、すでに開いている穴に上手いことティーを差し込むかの2択になるでしょう。
基本的には平坦なホールが続きますが、5番ショート(バックティから142yard)だけは、強烈な打ち下ろしになります。
バックティは階段の上にあるので、2周目以降はこのホールだけレギュラーティから回るのもひとつの手段です。
こちらが唯一ドライバーを握れる、6番ホール(同305yard)です。ただし、左右ともにOBが浅いので、なかなかシビアなショットを求められます。
グリーンは高麗で、アンジュレーションは全体的に緩め。隣接する“船カン”のスタッフが整備しているだけあって、コンディションは良好です。
筆者的に「なかなか手強い」と感じたホールは、7番(同157yard)&8番(同151yard)ショートです。いずれも右サイドは木がせり出し、左サイドは池が続き、本コースと同等かそれ以上のプレッシャーを受けます。
ランチは10:30~15:00の間であれば、好きなタイミングで頂くことができます。
全メニューがドリンクバー付きとなりますが、「アジ&チキンチーズ大葉焼きフライ定食(差額ナシ)」は、正直なところ昔ながらの学食レベルでした。
ランチ後には再び練習です。気分転換に1F打席の右端を選んでみたのですが、正面の鏡が少しズレた位置にあるので、マットの上でアドレスしても自分の姿はまったく映りません(笑)。
この日はヘロヘロになりつつ、300球の打ち込み+ショートコース3周をなんとかクリア。ランチが付いて6,600円(平日)ということを考えれば、十分に「元を取った」と言えそうです。
まさに“練習パラダイス”と言えるLGVは、1日みっちりリーズナブルに練習したい方や体力自慢の方にオススメです。