ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県印西市の「習志野カントリークラブ・キングコース」からラウンドレポートをお届けしていきます。
PGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の舞台として、世界にその名を知らしめた同クラブ。実はそれ以前にも、計32回ものトーナメントが開催された名門で、現在もアコーディアの「GRAND(グラン)」ブランドに名を連ねています。
全36ホールは、キング(全長7,011yard/6,734yard)&クイーン(全長6,579yard/6,400yard)の2コースで構成。今回は、よりタフでアスリート色の濃い「キングコース」を回ってきました。

「ZOZOチャンピオンシップ」で世界に知れ渡った名門コース
東関東自動車道「千葉北IC」から約19kmの位置にある同クラブは、2019年から計5回、PGAツアーの「ZOZOチャンピオンシップ」を開催。大会では、キング&クイーンを組み合わせた特別な18ホールが採用されています。

歴代優勝者には、タイガー・ウッズ(2019年)や松山英樹(2021年)、コリン・モリカワ(2023年)といった錚々たるプレーヤーが名を連ねています。

そんな歴史を知ると、テンションも自然と上がってしまいますが、同クラブを目の前にした「一時停止」はしっかり守っていきましょう。

多角形を基調としたクラブハウスは、どこか懐かしい昭和モダンな佇まいです。

さっそく受付です。ビジターはレセプションを通り抜け、奥にある自動チェックイン機を利用します。

チェックインの手続きは、アコーディアのカードやアプリを使うとスムーズです。プレー後の精算も、セルフレジスタイルで完結します。

この日のプレーフィは、平日ランチ付き&クールカートで12,300円+ゴルフ場利用税950円。さらに、その場で450円のロッカーフィを追加した、合計13,700円でした。

ちなみに、この2人が歴代優勝者に名を連ねているのは、同クラブにとってもかなり“美味しい結果”だったはずです。

男性用のロッカールームは、「B1F」と「2F」に分かれています。

全体的に上質な雰囲気なのですが、

ロッカーの間隔はややタイトで、少し窮屈に感じます。

その一方、各ロッカーに備えられたアイテムの充実ぶりは、さすがは名門といった感じです。
小技磨きにもうってつけ! 夕方まで利用できる練習施設
準備を整えたら、さっそく最終調整へと向かいます。

ドライビングレンジを利用する場合は、マスター室で事前にコインをゲット。貸出ボールは、1コイン30球で550円です。

ドライビングレンジは駐車場側に設置されていて、クラブハウスから緑のレーン沿いに歩いていきます。

全長は220yardで、1F/2Fを合わせて全28打席が用意されています。

ただし、2F打席は場外飛球を防ぐため、アイアンのみという設定。

貸出ボールもコースボール(ロストボール)ではなく、飛距離が落ちる「レンジボール」で統一されています。

パッティンググリーンならびにアプローチ&バンカー練習場は、コース側の橋を渡った先に用意されています。

キングコースのOUT以外は、同じく橋の向こう岸からスタートします。

パッティンググリーンは、全2面。

橋から向かって右のグリーンは、20yard超えのロングパットができるほど広く、高低差もあるので、かなり練習し甲斐があります。

その奥には、アプローチ練習場も併設。

さらにその奥には、“プライベート”なバンカー練習場まで備えています。

しかも、ドライビングレンジは季節を問わずに17:00まで、小技系の施設も夏季17:00/冬季16:00まで開放してくれているので、筆者のような練習好きにはたまりません。

本コースは、ベントの2グリーン制(A/B)を採用。グリーンスピードは明示されていなかったものの、「9.0ftぐらいですね」とのことで、体感的にもそんな感じでした。
気持ちよく振れるのにスコアは甘くない!? “キング”の絶妙な難しさ
それではティーオフ! この日は、キングコースOUTの1番ミドル(Bグリーン・レギュラーティから358yard)からスタートです。

ちなみに筆者以外はメンバーさんという、3サムでのラウンドとなりました(心強い)。

乗用カートは自走式。一部ホールで制限があるものの、フェアウェイへの乗り入れも「可」となっていました。

2番ミドル(同345yard)は、フェアウェイの左右にバンカーが点在。左サイドは、延々とOBゾーンが続いています。

3番ショート(同141yard)は、ティーグラウンドとグリーンが左右に2か所ずつ。こちらが左側のティーグラウンドで、

こちらが右側。場合によっては、目の前の木が効いてきます。ちなみにメンバーさん曰く、「簡単なのはここまでかな~」とのことでした。

続く4番ロング(同588yard)は、距離が長いうえに、フェアウェイにはモトクロス場のような大きな起伏があり、難易度を高めています。

ちなみにバックティからは、A/Bグリーンともに600yard超えとなります。

キングコースがクイーンコースよりもタフと言われる大きな理由は、グリーン周りにあります。キングコースでは、いわゆる花道が無いor極端に狭いのです。

ひとつ飛んで6番ショート(同134yard)は、A/Bグリーンともにバンカーに囲まれているので、ピン位置にかかわらずセンター狙いが無難です。

さらに飛んで8番ロング(同484yard)は、左のバンカーを避けてフェアウェイをキープできるとベター。

とはいえ、たとえバンカーに入れてしまっても、そこから先は打ち下ろしになっているので、距離を欲張らなくてもランを稼げるはず。

本当の勝負どころは、打ち上げとなるサードショットです。

左ドッグレッグの9番ミドル(同346yard)は、右サイド狙いの遠回りルートが安全ですが、

Bグリーン(右)の場合は、グリーン手前にある木がスタイミーになることを頭に入れておいた方が良さそうです。

というわけで、お楽しみのランチです。ここで、想定外の事態が……!

なんとメンバーさんのお二人が「外で食事してくる」とのことで、まさかのボッチ飯(笑)。
スタッフさんによると、近隣に飲食店が多い同クラブでは、とくに珍しい光景ではないそうで、実際に筆者以外にもボッチ飯の方がいらっしゃいました。いやいや、ある意味で貴重な経験をさせていただきました。

選んだのは「タンドリーチキンとターメリックライス(割増料金ナシ)」で、普通に美味しく頂きました。

無事にメンバーさん達と再会し、後半のINコースへ。

左ドッグレッグの10番ミドル(同358yard)は、コーナー付近の池をケアしつつ、「NCC(習志野カントリークラブ)」の真ん中の「C」あたりを狙っていきます。

近づいてみると、池は意外と大きめ。セカンドショットは打ち上げとなるため、ティーショットでしっかり距離を稼いでおきたいところです。

続く11番ロング(同496yard)は、セカンドショットまで無難につないだとしても、

グリーンを狙うショットでは、いくつもの大きなバンカーが立ちはだかります。

ストレートに伸びる12番ミドル(同381yard)は、ヒョコンと立っている木が、打ち出しエリアをさりげなく狭めています。

続く13番ショート(同139yard)は、手前のバンカーを避けて大きめに打ちたいところですが、縦に短いグリーンの奥はOBなので、より正確な縦距離が求められます。

ポンと飛んで、16番ショート(同159yard)は、数々のトーナメントでドラマを生んだ名物ホール。

Bグリーン(右)はそもそも小さく、Aグリーン(左)は池に向かって傾斜しているので、まさかの池ポチャも考えられます。

気のせいだとは思いますが、ラフも他のホールより深い印象を受けました。

左ドッグレッグとなる最終の18番ロング(同506yard)は、正面奥に見えるバンカー狙いが定石。

Aグリーン(左)は砲台でアンジュレーションもきつい一方、Bグリーン(右)はフラットなので、最後に1発かましたいところです。

「結果オーライ!」を容易く許してくれない「習志野カントリークラブ・キングコース」は、アスリート志向のゴルファーにうってつけ。気持ちよく振れるのに、決して簡単ではない。この絶妙なさじ加減こそが、“キング”の魅力と言えそうです。


















































