ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県君津市の「新君津ベルグリーンカントリー倶楽部」からラウンドレポートをお届けしていきます。
房総半島のほぼ真ん中に位置する同倶楽部は、リンクスを彷彿させる開放的なパブリックコース。OUTコース(全長3,355yard)はドライバーを爽快に振り抜ける一方、INコース(全長3,471yard)は点で攻める正確なショットが求められる場面もあります。
また、全長280yardのドライビングレンジをはじめとした「総合練習場」は、ラウンド時以外にも利用可能です。

「房総半島にこんなコースがあったのか!」という嬉しい驚き
館山自動車道「君津IC」から約15分の位置にある同倶楽部は、リンクスを想わせるダイナミックな景観や、むき出しになったワイルドな地層が印象的。

そんな荒々しい見た目とは裏腹に、グリーンをはじめとしたコースコンディションは上々です。

初めて訪れた筆者は、「房総半島にこんなコースがあったのか!」と、まだ1球も打っていないのにテンションが上がります。

クラブハウスに向かうアプローチでは、右手にコース、左手に全長280yardのドライビングレンジが広がっています。

駐車スペースを素通りし、奥にあるクラブハウスの車寄せへ。

ゴルフバッグの積み下ろしなどは、スタッフさんがサポートしてくれます。

さっそく受付です。チェックインの手続きは、楽天GORAのアプリを使うとスムーズです。

プレー後の精算は、セルフレジスタイルで完結します。この日のプレーフィは、平日ランチ付きで8,030円+ゴルフ場利用税350円=8,380円でした。

レセプション周りには、ウェアや小物など様々なアイテムが所狭しと並んでいます。

ロッカーは一つひとつがややコンパクトな造り。また、トイレの洗面台まわりもスペースに余裕がなく、窮屈さを感じます。
“練習だけ”でも来る価値あり!? 充実の「総合練習場」
準備を整えたら、さっそく最終調整へと向かいます。

まずは練習グリーンから。同倶楽部ではベントの1グリーンを採用しています。
明示されていなかったグリーンスピードをマスター室で尋ねてみると、「計測はしてませんが、8.5~9.0ftぐらいだと思います」とのこと。
実際にラウンドした印象としては、「8.5ft寄り」のやや遅めといったところでした。

ドライビングレンジを利用する場合は、マスター室で事前にコインをゲット。貸出ボールは、1コイン30球で400円です。
また、事前予約制の「練習専用プラン」(11:00~16:00)も用意され、3コイン90球で1,100円、5コイン150球なら1,500円。さらに「練習場&0.5ラウンドプラン」(平日6,400円/土日祝8,930円)では、120球+ランチ+0.5ラウンドを楽しめます。

「総合練習場」には、クラブハウスから専用カートで向かいます。

ずらりとスタンバイ中。

クルマに注意しながら、トコトコと向かいます。

ちなみに筆者が利用した大型カートは、なかなかの“重ステ”。運転のしやすさを考えると、小型カートの方がラクかもしれません。

アプローチ&バンカー練習場では、自前のボールを使います。

バンカーの砂質は本コースと同じなので、スタート前の予行演習にもぴったりです。

全長280yardのドライビングレンジは、階段を下った先にあります。

全15打席のうち、奥の6打席は雨天時に助かる屋根付きです。

貸出ボールはコースボール(ロストボール)なので、280yardの奥行きを活かして、ドライバーまで気持ちよく振り切れます。

ただし、くれぐれも練習に没頭しすぎず、スタート時間に余裕をもって戻りましょう。
気持ちよく振れるだけじゃない!? 爽快さと緻密さが同居する18ホール
それではティーオフ! ミストサウナのような霧雨が降っていたこの日は、OUTの1番ロング(レギュラーティから493yard)からスタートです。

今回は「1人予約」でのラウンド。筆者以外のお三方はそれなりにコースをご存じだったので、要所要所で攻略法を教えてくれました(感謝)。

乗用カートは自走式で、もちろんナビも装着しています。

かるい右ドッグレッグの2番ミドル(同342yard)は、左サイドから遠回りルートで攻めていきます。といっても距離が短いので、遠回り感はありません。

続く3番ショート(同173yard)は、バンカーだけは避けつつ、打ち下ろしの距離を合わせていきます。

さらに続く4番ミドル(同307yard)は、ドライバーを使わないマネジメントもあるようですが、ビシッとセンターを狙っていきます。

上々のコンディションだったグリーンは、全体的に微妙なアンジュレーションも効いていました。

ポンと飛んで7番ロング(同542yard)は、左サイドに点在する深いバンカーを避けつつ、豪快に距離を稼いでいきたいところです。

続く8番ショート(同157yard)は、グリーン手前にある2つのバンカーを避けて、少し大きめの番手を握った方がベターかもしれません。

バンカーのアゴまわりは荒々しく、リンクスを思わせる雰囲気です。

前半ラストの9番ミドル(同363yard)を含め、OUTコースは全体的にティーショットのプレッシャーが少なく、あれこれ考えるよりも、リズムよく振り切った方が好結果につながりそうです。

レギュラーティながら前半をパープレーで終えた筆者でしたが、自分でも意外なほど淡々としていました。好スコアが出る時って、案外そんなものなのかもしれません。

窓際の席からは、コースや練習グリーンを一望できます。

選んだメニューは、「鉄板レバニラ炒め(差額料金ナシ)」。ジュウジュウという元気な音が、食欲をそそります。

レバーはちょっと固めだったものの、シャキシャキ野菜との組み合わせにパワーをもらいました。

ランチでは、地味に嬉しいデザートのサービスも! デザートは日替わりで、珈琲ゼリーやマンゴープリンなどが提供されるようです。

さらに、COLD/HOTのコーヒーや緑茶などもサービス! 地味といえば地味ですが、単純な筆者はこれだけで好感度が爆上がりです。

後半のINコースは、真っすぐに打ち下ろしてから打ち上げていく、10番ミドル(同313yard)からスタートです。開放的な雰囲気はそのままですが、ここから少しずつ“狙うゴルフ”の色が濃くなっていきます。

続く11番ミドル(同354yard)は、ほぼ直角に左ドッグレッグ。同伴したお三方は、口をそろえて「ここは難しい……」と評していました。
ティーショットは正面狙いが基本ですが、方向や縦距離が少しズレるだけで崖上、あるいは谷底に転がり、セカンドショットの難易度が一気に跳ね上がります。

グリーンまでは打ち上げで、さらにグリーンは奥から速いため、ピン手前に上手く乗せられるかがスコアメイクの鍵となります。

打って変わって12番ロング(同544yard)は、右ドッグレッグの最短ルートを大胆に狙いたくなるホール。こういう「行ってみたくなる景色」が突然現れるのも、このコースの面白いところです。

続く13番ショート(同123yard)は、手前に池があるものの、視覚的なプレッシャーは少なめ。

一方、ティーマークが地層の上に設定されている場合には、

かなり印象が変わります。

そして、14番ロング~16番ミドルの3ホールは、ベルグリーンの“アーメンコーナー”とも呼ばれる難関ゾーンです。

右ドッグレッグの14番ロング(同522yard)は、ティー位置や風向きによってはショートカットも可能ですが、いずれにせよハイリスク/ローリターンという印象です。

続く15番ミドル(同384yard)は、まさに“THE・ベルグリーン”といった趣き。
さらに続く16番ミドル(同392yard)は距離が長いうえ、グリーン周りにも罠が多く、セカンドショットは“特A級”の難易度と称されています。

ひと息つきたい17番ショート(同154yard)ですが、グリーンの奥行きは62yard(!)。

とくにピンが奥に切られている場合は、手前に乗せるよりも縦距離を重視し、グリーン脇から「寄せワンでもOK」くらいの気持ちで攻めたいところです。

右ドッグレッグの18番ミドル(同338yard)は、ショートカットも選択肢のひとつ。

とはいえ、初見だった筆者は、大人しく真正面へ。セカンドショットでは、グリーン手前で待ち受けるアリソンバンカーだけは、何としても避けておきたいところです。

というわけで、あっという間にラウンド終了。爽快に振れたかと思えば、次は緻密さを求められる――。そんな振れ幅も楽しめる「新君津ベルグリーンカントリー倶楽部」は、筆者のお気に入りコースになりました。




















































