近い、早い、でも甘くない。常総カントリー倶楽部は“気軽なのに中身が濃い”一軒だった。
🎯 練習場のテーマ|打ちっぱなしなし。だからこそ、朝から実戦モードへ
常総カントリー倶楽部には、いわゆるドライビングレンジはない。その代わり、スタート付近にアプローチとパターの練習スペースが用意されていて、ラウンド前はフルショットを追い込むというより、寄せの距離感とグリーンの転がりを整えてからコースに入る流れになる。実際、このコースは飛距離で押し切るよりも、置きどころや刻み方で差がつくタイプなので、この“必要な準備だけをして本番へ向かう”感じがむしろしっくりくる。

🏨 施設概要|華やかさより、使いやすさが光る
クラブハウスは豪華路線ではなく、プレーに必要なものをきちんと揃えた実務派だ。フロントまわりは動線が分かりやすく、自動精算機にも対応。クレジットカード利用も可能で、現在はサインではなく暗証番号入力が必要と案内されている。さらに、男性用トイレはリニューアル済み、女性用エリアも拡充されていて、お風呂・脱衣所・パウダールームまでしっかり整備されている。館内Wi-FiやEV充電器4台も設置されており、派手ではないけれど、使ってみると快適さがきちんと伝わるクラブハウスだ。

🚗 アクセス|都心から“ちゃんと近い”のがうれしい
このコースの大きな魅力は、やはりアクセスだ。常磐自動車道・谷和原ICから約7〜10km圏内で、都心からも常磐道でおよそ45分。車なら国道294号を経由して比較的スムーズに到着できる。電車派にはつくばエクスプレス守谷駅発の完全予約制クラブバスがあり、現在は土日祝中心の運行だ。前日15時までの予約が必要だが、「車を出さずに行ける河川林間コース」として見ると、この利便性はかなり大きい。朝サッと出て、昼過ぎには上がって帰れる。この距離感はやはり強い。

🧰 設備|派手じゃない。でも、ラウンドはしっかり快適
プレースタイルは乗用カート利用が基本で、コースにはGPSカートナビも導入済みだ。距離表示やグリーン情報、スコア入力まで対応していて、初見でも攻め筋を組み立てやすいのが助かる。河川敷コースと聞くと単調な印象を持ちがちだが、常総は小川や池が効いているので、ナビのありがたみは想像以上だ。レストランは、平日はランチ営業のみ、土日祝は7:30から朝食営業あり。平日のパーティーは予約制で、プレー後に長く引っ張りすぎない運営もこのコースらしいテンポ感だ。

💴 料金体系|近さと時間効率まで考えると、かなり優秀
営業案内では、たとえば2026年6月の平日スルーは7,660円、休憩ありは8,870円、土日はスルー1.2万〜1.4万円台、休憩ありは1.4万〜1.5万円台で推移している。時期によっては平日7,110円の日もあり、使いどころ次第でかなり手頃だ。土日祝の2サムは1人2,200円の割増がかかり、レンタルはフルセット4,400円、貸靴1,100円。毎月オープンコンペも開催されており、平日は2サム保証の日も多めだ。派手な安売りではないが、都心からの移動時間の短さまで含めると、体感コスパはかなり高い一軒だと思う。
🌱 コースの面白さ|フラットなのに、意外と考えさせられる
コースは18ホール・パー72・約6,369〜6,387ヤードの河川林間レイアウトで、全体的にはフラットだ。ただ、単純にやさしいわけではない。小川、池、クリーク、クロスバンカーが巧みに絡み、飛ばすだけではスコアになりにくい設計だ。しかも近年はティフトングリーンが完成し、グリーンの面積が広がるとともに、傾斜やアンジュレーションも増したと案内されている。つまり、“歩きやすいけれど、雑には回れない”。このバランスが常総の持ち味だ。河川敷コースという先入観で入ると、思った以上にゴルフの中身が濃くて驚かされる。


✅ まとめ|“近いから便利”で終わらないコース
常総カントリー倶楽部は、都心から近い、サクッと回れる、でも内容はちゃんと濃い。そんな一軒だ。練習場は最小限でも、アプローチとパターの感覚を整えて本番へ入る流れがこのコースにはよく合う。設備は華美ではないが、快適性は着実にアップデートされていて、プレーそのものに集中しやすい環境だ。気軽に行けるのに、きちんと考えさせてくれる。「また行きたいコースが、ちゃんと近くにある」
――そのありがたさを実感できる、使い勝手のいい一軒だった。


















































