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パターの距離感の合わせ方!効果的な距離感のつかみ方とコツ

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スキルアップ
2024-09-04

「3パットばかりでいつまでたっても100切りできない」。

パターは距離感が大切と言われますが、月イチゴルファーにとってはどうやって距離感を身につければいいか疑問ですよね?

そこで本記事では、パターの距離感を合わせるための方法やコツを解説します。

パターの距離感が合わない原因とは?

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パターの距離感が合わない原因は、主に次の5つです。

1.基準となる距離を把握していない 2.芯に当たっていない 3.ストローク中にリズムが変わってしまう 4.傾斜が読めていない 5.パターが合っていない

それぞれ解説していきますね。

原因①:基準となる距離を把握していない

パターの距離感が合わないもっとも多い原因のひとつが、自分の中に「基準となる距離」を持っていないことです。

基準となる距離とは「これくらいの振り幅で打ったらこれくらい転がる」という「距離のものさし」のこと。

これがないと毎回「一か八か」の勘に頼ったパッティングにならざるをえず、いつまでも距離感が安定しません。

実際に、プロや上級者はかならず基準となる距離感を持っていて、決して勘だけに頼ったパッティングをしているわけではないのです。

原因②:芯に当たっていない

距離感が合わない原因の二つめとして、パターの芯に当たっていないことが挙げられます。

ドライバーやアイアンで芯を外すと飛ばなくなるのと同じで、パターも芯に当てないと「飛ばなくなる」からです。

「パターは簡単だから芯を外すわけがない」と思われがちですが、ちょっとしたスイング軌道のブレやリズムの変化などによって芯を外してしまうことがよく起こるので、注意しましょう。

原因③:ストローク中にリズムが変わってしまう

ストローク中にリズムが変わってしまうのも、距離感が狂う原因のひとつです。

ストロークのリズムが変わるとなぜダメなのかというと、スイング軌道がブレてしまったりインパクトの強弱が変化してしまったりして、距離感がバラバラになるからです。

ちなみに、リズムが狂ってしまう原因のほとんどは「自分の距離感に自信がないこと」です。

基準となる距離を持っていさえすれば、自信を持ってストロークできるため、リズムが極端に変わることはありません。

原因④:傾斜が読めていない

「パターの距離感が合わずに3パットばかりしてしまう」という人に多いのが、傾斜を読めていないために距離感がバラついてしまうことです。

たとえ良いストロークでパッティングできたとしても、そもそも傾斜を読み違えていたら、カップに寄せようがないからです。

ちなみに私の知人も、パターの打ち方は悪くないにもかかわらず、傾斜の読み方が甘いために3パットや4パットで悩んでいました。

原因⑤:パターが合っていない

距離感が合わないのは、もしかするとパターが合っていないのが原因なのかもしれません。

パターにはさまざまな種類があり、ゴルファーによって「合う・合わない」があるからです。

たとえば、普段からオーバーしがちな人が「よく転がるパター」を使ったら、余計にオーバーしてしまいます。

他のクラブと同じように、パターにも「転がりやすいパター」と「転がりにくいパター」があることを理解しておきましょう。

パターの距離感のつかみ方

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ラウンド時におけるパターの距離感のつかみ方をご紹介します。

ポイントは、次の3つです。

1.練習グリーンで「距離の基準」を作る 2.距離や傾斜に合わせて振り幅を加減する 3.最初の2~3ホールは様子見でOK

順番に見ていきましょう。

練習グリーンで「距離の基準」を作る

朝一番の練習グリーンに来たら、「距離の基準」を作る作業から始めましょう。

距離の基準さえ作っておけば、本番のグリーンでも迷うことがなくなり、安定したストロークができるようになるからです。

まずは両足の内側の振り幅でボールを何個か打ち、だいたいの距離(歩数)を記録しておきます。

同様に、5時〜7時、4時〜8時の振り幅でも転がる距離を歩測しておき、あわせて「大・中・小」の3種類の基準を作ってください。

ちなみに、スイングテンポは自由です。

ご自身が心地よいと感じるリズムで打ちましょう。

なお、計測した距離(歩数)はいつでも確認できるよう、スコアカード等にメモしておくのがおすすめです。

距離や傾斜に合わせて振り幅を加減する

朝の練習グリーンで基準となる距離を把握したら、あとはそのとおり実践するだけですが、状況によっては振り幅による調節が必要です。

なぜなら、本番では中途半端な距離が残ったり傾斜があったりするためです。

たとえば、5時〜7時の振り幅で10歩分転がるという基準があったとしても、上り傾斜なら振り幅を大きくしなければいけませんし、反対に下り傾斜なら振り幅を小さくしなければいけません。

注意点は、くれぐれもインパクトの強弱で合わせようとしないことです。

強弱で合わせようとすると距離感は間違いなく狂いますので、かならず振り幅で調節するようにしてください。

最初の2~3ホールは様子見でOK

ここで「練習グリーンと本番のグリーンとで速さが違うゴルフ場の場合、基準の距離を作っても意味がないのでは?」という疑問を持つ人がいると思います。

実際には、練習グリーンと本番グリーンとで速さが同じということのほうが珍しく、たとえば両足の間の振り幅で5歩分転がるはずが、本番のグリーンでは3歩分しか転がらないなんてことはよくある話だからです。

でもそれは仕方がないことなので、「最初の2〜3ホールで本番の距離感をつかめればOK」くらいの気持ちを持っておきましょう。

その代わり、本番で基準の距離が変わってしまった場合には、メモを書き換えることだけは忘れないようにしてください。

パターの距離感を合わせるコツ

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ここで、本番のグリーンでパターの距離感を合わせるコツをいくつかご紹介します。

ぜひ次のラウンドでの参考にしてください。

カップインを狙わない

一つめのコツは、無理にカップインを狙わないことです。

カップインを無理やり狙うと、強めに打ってしまったり傾斜を浅く読んでしまったりしやすく、カップから大きく外れてしまう可能性が高くなるからです。

カップインの可能性が少ない距離では、カップのまわりに「直径2mの円」をイメージし、その中に入れるつもりで打ちましょう。

そうすれば、カップから1m以内に収まり、2パットで上がれる可能性が高くなります。

ラインは厚めに読む

3パットを減らしたいなら、ラインは厚めに読むことをおすすめします。

なぜなら同じ強さで打った場合、薄く読むと早い段階からカップを外れて大きく通り過ぎてしまいますが、厚く読むことでカップ付近で止まってくれるからです。

傾斜を薄く読んでカップを外れることを「アマチュアライン」、厚く読んでカップの上側に外れることを「プロライン」と呼びます。

2パットで確実に上がるためにも「プロライン」を意識しましょう。

自分の振り幅を信じる

練習グリーンで基準となる距離感を作ったら、18ホールを通じてその振り幅を信じて打ちましょう。

そうすることで、スイングリズムが崩れにくくなり、スムーズにストロークできるようになります。

反対に、振り幅を信じられなくなると、リズムが変わってしまったりインパクトで強弱を合わせてしまったりして、いつまでたっても距離感が安定しません。

ドライバーやアイアンと一緒で、パターも「フィニッシュまでリズムよく振り切ること」はとても大事です。

【自宅でできる】パターの距離感を養うための練習方法

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ここからは、自宅でもできるパターの距離感を養うための練習方法をご紹介します。

パターマットで1mの距離の練習

自宅にパターマットがあれば、ぜひ1mの練習を徹底して行うことをおすすめします。

1mという短い距離の練習には「芯に当てる」「正しい軌道でストロークする」というパッティングの基礎が詰まっているからです。

確実に芯で捉え、正しい軌道でストロークできるようになれば、距離感を作るのは比較的簡単になります。

パターマットの1m先にボールでもマーカーでも何でもいいのでターゲットを置き、そこを狙ってボールを転がす練習を繰り返しましょう。

メトロノームでリズムを一定にする練習

パッティングのストロークのリズムを安定させるのにおすすめなのが、メトロノームを使った練習方法です。

メトロノームの音に合わせて繰り返しパターを打つことで、「イッチニ、イッチニ」とリズミカルなストロークを体に覚えさせることができます。

なお、人によって心地よいと感じるリズムは異なるので、自分にあったリズムを見つけてパター練習を繰り返してみてください。

体や耳にいいリズムが染みつき、本番でもテンポよくストロークができるようになるはずです。

なお、メトロノームはスマホのアプリなら無料でダウンロードできますよ。

ティーを使ったパター練習

パターの芯を外しやすい人におすすめなのが、ティーを2本使った練習方法です。

やり方は簡単で、パターヘッドのトゥ側とヒール側のギリギリにティを1本ずつ置き、ティーを倒さないようにボールを打つだけです。

パターヘッドを狭いティーの間に通すことで、自然と芯に当たるだけでなく、スイング軌道が理想のインサイドイン軌道に近づくというメリットがあります。

距離感を合わせやすいパターの選び方

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最後に、距離感を合わせやすいパターの選び方をご紹介します。

特に初心者の頃からずっと同じパターを使い続けているという人は、ぜひ参考にしてください。

ミスの傾向にあった重さを選ぶ

パターを選ぶときは「ショートしやすいのか、それともオーバーしやすいのか」といった自分のミスの傾向に合わせて選ぶのがおすすめです。

これは、たとえ同じ振り幅でも、パターによって転がる距離が変わるからです。

たとえば、重量があるパターはボールへの衝突エネルギーが大きくなるため、小さな振り幅でもよく転がります。

反対に、軽いパターは衝突エネルギーが小さく、転がる量は少なくなります。

このように、普段ショートのミスが多い人は今より重いパターを、オーバーのミスが多い人は今より軽いパターに変えると、距離感が合ってくる可能性があります。

芯に当てやすいパターを選ぶ

初心者やパターが苦手な人は、スイートスポットが広く芯に当てやすいパターを選ぶことをおすすめします。

パターは意外と芯に当てるのが難しく、その結果として距離感が合わない人がとても多いからです。

最近主流になってきた大型のマレットタイプのパターは、比較的スイートスポットが広いため、初心者の方にもおすすめです。

自分に合ったフェースを選ぶ

パターフェースの素材によっても、距離感は大きく変わります。

たとえば樹脂製のインサートが入ったパターはフェースが柔らかいため、転がる力は弱めです。

そのため、パンチが入ってオーバーしやすい人におすすめです。

一方、金属製の削り出しヘッドはフェースが硬く、軽く打ってもよく転がります。

ですので、ショートしがちな人におすすめといえるでしょう。

しかし、金属製のヘッドは一般的にスイートスポットが狭く、芯を外すと著しく転がりが悪くなるため、初心者やアベレージゴルファーにはおすすめしません。

まとめ

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パターの距離感を合わせるために大切なことは、ラウンド前に練習グリーンで「基準となる距離」を作っておくことでした。

基準となる距離を作っておけば、本番のラウンドでも自信を持ってパターを打てるようになり、ストロークが安定して結果が良くなるはずです。

ぜひお試しください。

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ライター

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たけち
24 記事
ゴルフ歴15年以上のライターです。ゴルフ未経験の方でも「わかりやすい」と感じていただけるような文章づくりを心がけています。趣味はゴルフ観戦、映画鑑賞、読書。ジョーダン・スピースが大好きです。

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