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ビジネスゾーンの練習方法とは?重要性を理解して正しい形で練習しよう

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スキルアップ
2025-08-07
2025-08-08

こんにちは、ゴルフライターのとやです。

ゴルフにおいてもっとも大切であると言われるポイントの1つが「ビジネスゾーン」と呼ばれるもの。

このビジネスゾーンは初心者はもちろんベテランゴルファー、さらにはプロゴルファーまでが非常に大切にしている部分です。

ビジネスゾーンとは一体何なのか、ビジネスゾーンの練習方法なども交えて解説していきます。

ビジネスゾーンとは腰から腰のスイングゾーンだ!

「ビジネスゾーン」とよく言われますが実際にはスイングのどの部分を指すのでしょうか。正解はスイングで腰から腰の高さのスイングゾーンのことを指しています。

これはスイングでのインパクト周辺の動きで、ボールが飛んでいく方向や飛距離、スピン量など全ての要素がここで決まるといっても過言ではありません。インパクトの形がしっかりしていれば狙ったボールがしっかり打てるようになってくるのは間違いない事実です。

このビジネスゾーンと呼ばれるようになった由来は、ビジネスゾーンを極めれば「プロとして賞金が稼げる」という意味合いから。

これは逆に言えばビジネスゾーンがマスターできなければ試合には勝てないという意味にもなりますよね。

賞金が掛かっていないアマチュアだってビジネスゾーンさえマスターしていれば、スコアが今よりもさらに伸びて行く可能性があるんです。

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ビジネスゾーンをマスターできればメリットがたくさん!?飛距離や方向性も良くなる

それではなぜビジネスゾーンが大切なのでしょうか。

ゴルフは”物理”なのでボールをクラブで打つ以上、インパクトの形やヘッドの軌道、フェースの向きなど、ボールが飛んでいった結果を見ればどのようにインパクトしたのかがすぐに分かってしまいます。

つまりインパクト周辺の動きさえしっかり整っていれば、ボールや持ち球は狙ったとおりに飛んでいくはず。インパクト周辺で正しい動きができていない場合に、ミスショットへとつながってしまうわけですね。

このビジネスゾーンの練習で正しいインパクトができるようになると、方向性や飛距離、正確性などあらゆるレベルが上がってきます。

プロゴルファーでさえビジネスゾーンの練習を日々しっかり行っていることから分かるように、スイングにおいてビジネスゾーンには非常に大切なポイントが詰まっているといえます。

ビジネスゾーンの練習方法と各フェーズでの身体の使い方

それではビジネスゾーンの正しい練習方法をチェックしていきましょう。

ビジネスゾーンの練習では腰から腰の高さのスイングでボールを打つ、という非常にシンプルな練習ではありますが、ただボールを打つだけでは練習の意味合いが半減してしまいます。

ビジネスゾーンの正しい練習をするために、クラブの選び方やボールの置き方、身体の使い方など基本的な部分を各フェーズごとに確認してみます。

ビジネスゾーンの練習をするのに最も適したクラブは何?

ビジネスゾーンの練習をするのに適したクラブはピッチングウェッジや9番アイアンのショートアイアンがおすすめです。

クラブが短いことから扱いやすく、身体の使い方がダイレクトにインパクトの形に現れるためです。

例えば一番長いドライバーではビジネスゾーンのスイングをしたとしても、シャフトが長く柔らかいため、しなりのタイミングが合わなければ良い結果が得られません。

ビジネスゾーンの練習はしなりのタイミングを合わせる練習ではなく、あくまでインパクト周辺の動きを整えたり揃えたりする練習です。そのため「しなり」という余計な動きが入ってしまうドライバーのような長いクラブはやや不向きであると言えるわけですね。

ただこのときシャフトのしなりを使ってヘッドを加速させる感覚を覚えるためにはドライバーは有効になりますので、練習の目的を思い出して最適なクラブを選ぶようにしてください。

インパクトの動きを整えるためにビジネスゾーンを練習するのであれば、最初にお伝えしたピッチングウェッジや9番アイアンを使って行きましょう。

ビジネスゾーンの練習をするときのスタンス幅

ビジネスゾーンの練習をするときのスタンス幅は肩幅よりやや狭いくらいのスタンス幅が基本です。

身体の回転もさせやすく体重移動もやりやすいですし、バランスもとりやすいためです。

膝を柔らかく使うために足を揃えてオープンスタンスでやる方もいますが、後述するトップとフォローの両肩の位置が少しずれてしまいますのでビジネスゾーンの練習と膝を柔らかく使う練習は分けて考えた方が良いでしょう。

ビジネスゾーンの練習をするときボールを置く位置はどこがいい?

ビジネスゾーンではピッチングウェッジや9番アイアンをおすすめしている関係上、ボールを置く位置は身体の中央が基本です。

普段からショートアイアンでは身体の右側にボールを置いている、と言う人はボール半個程右足よりにしても大丈夫です。

ビジネスゾーンでは腕や手首は使わないのが正解!

ビジネスゾーンの構え方やボール位置が決まったら、次にスイングです。腰から腰の高さのスイング幅で行っていくとき注意したいのが、腕や手首は使わないことです。

イメージとしては体重移動と肩の回転だけでボールを打つようにします。

腕や手首を使ってしまうと小手先のスイングになってしまい、インパクト周辺の動きの再現性が出せません。

バックスイングからフォローまで腕や手首を動かさないようにしてみましょう。

身体の回転でボールが打てるとフェースが45度と90度になる

ビジネスゾーンの練習で身体の回転が使えるようになると、バックスイングでフェースの角度が45度くらいに収まります。またフィニッシュでは90度くらいに。

腕を使わないスイング、というのは飛球線方向の運動だけでなく腕の回旋運動も使いません。無理に手首でボールを捕まえているゴルファーはインパクトでフェースを強く返すようにスイングしています。

しかし身体の回転を使ってビジネスゾーンのスイングをしてみると、無理に手首を返さずに身体の回転、すなわちボディターンでボールがしっかり捕まえられるのを実感できるはずです。

そのボディターンだけでビジネスゾーンのスイングができているかどうかをチェックできるポイントがバックスイングとフォローでのフェース角度なんですね。

ぜひともこのフェース角度を意識してビジネスゾーンの練習をしていきましょう。

ビジネスゾーンの練習でもインパクトでヘッドの重みを感じながらスイングしよう

実際にビジネスゾーンでスイングをしてみると、小さなスイングの中でもヘッドの重みを体感できます。

腕や手首を使わないのがビジネスゾーンを練習するときの基本。とはいえガチガチに力が入ってしまうとスイングが安定しないどころか、ダフりの原因になったりボールがバラついたりとミスの原因につながってしまいます。腕や手首は固定したまま、リラックスしてヘッドの重みを感じられるようにスイングするのがコツです。

ビジネスゾーンの練習で見るべきポイントはトップとフォローの肩の位置

ビジネスゾーンの練習をするときにチェックしたいポイントがあります。それはトップとフォローのときの肩の位置です。

正面から見たときにトップでは左肩が前に、フォローではトップの左型の位置に右肩が入ってスイッチしている状態が正しい身体の使い方です。

これまで腕や手首を使わないようにスイングする、とお伝えしてきましたが、腕や手首を使ってしまうと両肩のスイッチが不十分になります。

肩の回転でしっかり打てるように両肩の位置をチェックするようにしましょう。

ビジネスゾーンの練習方法の応用編を紹介!

ビジネスゾーンの練習を正しい形で行うのは非常に大切です。ここではさらにビジネスゾーンの練習に「目的」を持たせた応用の練習方法を紹介していきます。

右(左)しか打たない

ビジネスゾーンの小さなスイングでは、目標に向かって打つのが基本の練習ですがどうしても左右にボールがバラつきます。

このときターゲットに対して右にしか打たない、もしくは左にしか打たない、という練習をしてみましょう。ターゲットに真っすぐ打つまでがギリギリ許容範囲で、例えミスをしても絶対に片側しかボールを出さないイメージです。

例えば普段はドローの持ち球だけど、ミスをするとチーピンが出る、など思い当たる節はありませんか?

ビジネスゾーンの練習でターゲットよりもわずかに右に打ち出す練習をして、チーピンが出ないような練習をしていくんです。逆もまた然りですね。

この練習をしていくと逆球が出にくくなりますのでおすすめの練習方法です。

両肩とグリップの三角形を保持する!

腕と手首を使わずに身体の回転でビジネスゾーンのスイングをするときに、どうしても腕を使ってしまう人もいます。

そんな方はとにかく両肩とグリップの三角形を維持するために、柔らかいボールを胸の前で挟んでビジネスゾーンの練習をしてみましょう。

ボールがなければクッションなど柔らかいものならなんでも大丈夫です。

ボールを打つとついついキレイな当たりばかりを追い求めてしまうもの。するとついつい三角形の維持が崩れてしまうんですね。

ボールやクッションが入れば、それを落とさないことを第一に考えるためおすすめです。

ビジネスゾーンの練習でボールの高さにこだわってみる

ビジネスゾーンの練習をするときに、ボールの高さにこだわってみるのも練習方法の1つです。最初はスイングの形を作るのに必死になっているはずです。しかしある程度できるようになってくると練習が単調になってくるのも事実。

そうなったときにさらに練習の難易度を挙げてみましょう。そこでおすすめなのが打ったボールの高さを揃えることです。

当たり方が悪ければボールの高さが変わるのは当然ですし、ヘッドの入射角やフェース面の角度が変わってしまっても高さが揃いません。

よりビジネスゾーンの精度をあげたい方は、ボールの高さを揃えるのを意識してみましょう。

ビジネスゾーンを正しい練習方法でマスターしてスコアアップを目指せ!

ビジネスゾーンは地味な練習方法ですが、上級者やプロゴルファーは必ずと言っていいほどスイングの中で重要なポイントとして捉えています。

小さなスイングからコツコツと練習を積み重ねて、ぜひともゴルフの実力を伸ばしていってくださいね。

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ライター

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とや
ゴルフを始めてはや10年。 ここ最近、めっきりラウンド数が少なくなってしまった中年ゴルフライター。 腕前は中級者でも「ゴルフは物理!」を座右の銘にロジカルな記事を発信していきます。

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