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ゴルフでトップが出る原因は?直し方とおすすめの練習方法をチェック!

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スキルアップ
2025-07-03
2025-07-04

「アプローチショットでトップのミスが出てグリーンをオーバーしてしまった。」

「トップで距離が出すぎてしまってラフに入ってしまった。」

こんなミスを経験しているゴルファーは多いでしょう。

場面によっては致命的なミスにつながる可能性もあるトップのミスはなぜ起こるのでしょうか。その原因や直し方、おすすめの練習方法などをチェックしていきたいと思います。

ゴルフのトップが出るときの原因は?何が起きているのか確認してみよう

トップが出るときには実際どんなことが起きているのか確認していきましょう。

ボールをインパクトするときに、ヘッド軌道がボールの中央よりも上を通っていくとトップが出ます。この度合いが強いとトップではなくチョロに。この度合いが弱ければハーフトップの当たりになるわけですね。

トップのミスは全てのクラブで出る可能性があり、地面から直接打つウェッジやアイアンはもちろん、ティーアップして打つドライバーだって同様です。

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トップが出るとボールはどうなる?

ボールをインパクトするときにトップが出るとキレイにインパクトできたときと比較してボールの出方が変わってきます。打った本人はもちろん当たりの硬さで「トップになってしまった」とすぐに分かります。

実際にトップが出たときにボールにはどんな変化が出るのでしょうか。

トップが出るとゴロが出てしまう

ボールの赤道より上をインパクトしてしまうようなトップの打球では、ゴロ性のボールが出てしまいます。コロコロ…と転がっていくような打球ではなく地を這うような強いボールですね。

ゴルフ初心者の頃は「前に進めばそれでよい」という考え方もできます。

しかしある程度ゴルフを楽しめるようになってくる腕前になると、縦の距離が狙い通りに出せなくなりショットの組み立てが崩れてしまいます。また芝やラフ、コースのうねりなどから影響を強く受けるため行ってほしくないところにボールが飛んでしまう可能性も高くなります。

トップでは低く強いライナー性の打球になる

ボールの赤道付近を打ってしまうと、低くて強いランナー性の打球が出るようになります。ゴロよりは多少マシかと思えますが、実はこれがスコアを大きく崩してしまう可能性もあるショットなのです。

特にアプローチショットでグリーンの奥がすぐにOBとなるようなケース。こうしたケースで狙いよりも低くて強い打球が出てしまうと、すぐさまグリーンをオーバーしてOBとなります。運よくグリーンに着弾したとしても、当然スピンが効いているわけではありませんのでそのままコースを突き抜けてしまうような場面が多くみられます。

セカンドショットやサードショットでのOBは2打罰となりますので、かなり大きなダメージとなるでしょう。

トップが絶対に出てはいけない場面は?

トップが絶対に出てはいけない場面の代表格と言えば、先述したグリーンを狙う50~100ヤード程度の距離を残したアプローチショットです。

しっかりボールにインパクトできればボールは高くあがり、スピンが効いてグリーンに止まってくれます。

しかしこうした場面のショットでトップが出ると低い弾道でボールは飛び出していきますので、OBの確率が跳ね上がるわけですね。

せっかくグリーン近くまでボールを運んできたとしても、このミスが出るだけで2打罰に直結してしまうのです。

逆にある程度距離を残しているショットやティーショットはどうでしょうか。こうした場面では方向さえ間違わなければ、そこまでスコアに大きな影響を与えるものではないケースもありますね。

トップの原因

その1:前傾姿勢の起き上がり

トップが出てしまう原因で多いのがインパクト付近での前傾姿勢の起き上がりです。

インパクトで上体が起き上がってしまえば当然ボールと体との距離が離れてしまいますので、本来ヘッドがボールに届いていたものが届かなくなります。

その結果、インパクトでボールの赤道よりも上を叩いてしまうトップにつながってしまうということです。

この前傾姿勢の起き上がりは、実はゴルファー本人が気付いていない、もしくは気付きにくいのが厄介な点です。

本人は起き上がっていないつもりでも動画や鏡などでフォームをチェックしてみると状態が知らない間に起き上がってしまっているので注意が必要なのです。

その2:ボールの行方を見てしまうヘッドアップ

ボールを打ったとき、ついついボールがどこを飛んでいるのか確認したくなるのはゴルファーの性(さが)です。ボールを打った後に行方を見るのであればまだ良いのですが、ボールを打つ前から顔がボールの方向を向いている場合、これがヘッドアップにつながります。

ヘッドアップとは顔が前を向いてしまうスイングエラーの1つ。

これがなぜトップに繋がるのかと言うと、実際にシャドーでインパクトの形を作ってみてください。そこで顔だけ前に向けると体が開く方向に引っ張られる感覚があるのがわかると思います。

シャドーでやるとそこまで顕著ではありませんが、これが実際のスイングの動きの中でヘッドアップが起きると体が開き、それにつられて上体が起き上がってきてしまいます。

すなわちヘッドアップは前傾姿勢を起き上がらせてしまう原因の1つと言えるんです。

その3:インパクト付近でのグリップの浮き上がり

前傾姿勢の起き上がりとは少し変わって、インパクト付近でグリップが浮き上がってしまうのもトップの原因となります。もちろん前傾姿勢が起き上がってグリップが浮いてくる、というケースもありますが、別のところに原因があることも。

インパクトで腕が曲がっていたり、膝が伸びてしまって体全体が浮き上がった結果、グリップもそれにつられて浮き上ってくるなど色々な原因が考えられます。

上体の起き上がりを修正するには壁にお尻を付けてシャドースイングがおすすめ

まずトップの原因となる状態の起き上がりを修正するためにシャドースイングをおすすめしたいと思います。

この練習方法はシャドースイングなので、家の中でもどこでもできる練習なのでぜひやってみて欲しいと思います。

シャドースイングとはクラブを持たず、ボールも打たない練習で、時と場所を選ばないためやりやすいのが特徴。

まず壁に背を向けて立って、アドレスの姿勢をとってみてください。このときお尻は壁につけたままにします。このお尻を壁に付けるのがコツで、ゆっくりスイングの動きをしてみましょう。

インパクトにかけてお尻が壁についたままになっているかどうかチェックしてみてください。

上体が起き上がるクセのあるゴルファーは壁からお尻が離れてしまうはずです。これが上体が起き上がらずに前傾姿勢をしっかりキープできている人は、壁からお尻が離れずシャドースイングができるんです。

シャドースイングではあくまで上体の前傾角度を意識して、どのように体を動かすのかをチェックするための練習です。そのため力強く、早くを意識する必要はありません。ゆっくりとスローな動きで自分の体の動かし方を確認するようにやってみてください。

ヘッドアップおすすめ修正ドリル!ベタ足ハーフショット

トップが出てしまう原因ともなるヘッドアップ。このヘッドアップを修正するためのおすすめドリルがベタ足ハーフショットです。

ついついボールの行方を見てしまうのがヘッドアップなのでこのヘッドアップが起きにくい状況を強制的に作ってあげれば良いのです。

そのためにはまず右打ちの人を例にしてお話していきましょう。

トップからインパクトにかけて右足の母指球あたりを中心にして足を回していくような動きがありますよね。これは体の回転を補助しているように思えるでしょう。

もちろんそのような考え方もできるのですが、実は体を開くような動きにもつながっているんです。体が開いていくと顔もつられて前に向こうとします。つまりヘッドアップの誘発につながっているとも言えるんです。

そのためベタ足と呼ばれる右足のカカトを地面に付けたままショットを行っていく練習方法がおすすめです。

さらにベタ足のままハーフショットを行うと、ベタ足を維持しやすくなってヘッドアップが発生しにくくなるんですね。

このベタ足ハーフショットを行うときに1つ注意したいポイントがあります。肝心の顔はボールを見たままインパクトからフォローにかけては右のフェイスラインが右肩に触れるように意識してやってみてください。

これが分かりやすいのが女子プロゴルファーの方々です。インパクトで右のフェイスラインが右肩にしっかりついている人はファンデーションの汚れが右肩にしっかりついているのがわかります。

グリップが浮き上がりやすくなるのは握り方に問題があるかも!?

グリップの浮き上がりは体全体がインパクトで浮いてしまう動きに原因があります。この動きをどうすれば制限できるのか辿っていくと握り方に問題のあるケースが多いのでぜひともチェックしていただきたいポイントです。

その原因は強すぎるストロンググリップ。

実際にクラブを握りながら体を動かしてみると非常にわかりやすいのでぜひやってみてください。まずインパクトの姿勢をシャドーで作ってもらって、ストロング側にグリップを動かしてみてください。左肩が少しだけ上がりませんか?

これは自然と左肩が上がりやすくなってスイング軌道がアッパーに寄ってきます。また左の腰もわずかに浮くので左足がインパクトで伸びやすくなります。すると体全体が浮きやすくなり、さらにスイングもアッパーになってくるので結果的にトップが増えるという仕組みです。

ストロンググリップが推奨されているのですが、何事も極端すぎるのは逆効果になる例の1つですね。

アドレスをしたときに正面から見て、左手の拳が2個~2個半程度がちょうどよいストロンググリップの度合いとされています。

左手の甲全体が見えてしまうような極端なストロンググリップの方はもしかしてトップのミスが多いんじゃないでしょうか。

トップが無くなればラウンド攻略が簡単に!

いかがでしたか?

トップのミスが無くなればラウンドを攻略するときにあらゆる場面で自信を持ってショットに臨めるようになるでしょう。

スコアの上達はこうしたミスを1つずつ潰していけるかどうかがカギとなります。ぜひともトップのミスを撲滅させて楽しいゴルフライフをお送りください。

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ライター

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とや
ゴルフを始めてはや10年。 ここ最近、めっきりラウンド数が少なくなってしまった中年ゴルフライター。 腕前は中級者でも「ゴルフは物理!」を座右の銘にロジカルな記事を発信していきます。

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