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【2024年】初心者におすすめのパターの形状とは?失敗しない選び方のコツ

たけちのアイコンたけち
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コラム
2024-09-11

「初心者は、どんなパターを選べばいいんだろう?」

ゴルフショップに行くと、いろんな形状のパターが並んでいるので悩みますよね。

パター選びには正しい知識が必要です。

今回は初心者ゴルファーにおすすめパターの形状や、正しいパターの選び方を解説します。

【初心者向けに解説】パターの形状と特徴

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はじめに、初心者ゴルファーの方向けに、前提知識となるパターの形状や特徴について解説します。

パターにはいろんな形がありますが、それぞれ使い方が異なりますので、しっかり頭に入れておきましょう。

現在市販されているパターの形状は、次の3つに分けることができます。

・ピンタイプ ・マレットタイプ ・ネオマレットタイプ それぞれ見ていきましょう。

ピンタイプ

縦長の形をした、オーソドックスな形状のパターです。

ゴルフメーカーのPING(ピン)が開発した「ANSER(アンサー)」というモデルが起源とされているため、別名「アンサー型」とも呼ばれます。

ピンタイプはパターの中でもヘッドが小さめで、アイアンに近い形をしています。

そのため、ショットと同じ感覚で打ちやすいのがメリットです(これを「操作性が高い」といいます)。

一方で、スイングが安定しない初心者には向かないとされています。

ミスにシビアで、芯を外すと距離や方向性がブレやすいからです。

タイガー・ウッズ選手や松山英樹選手らトッププロも愛用しており、ゴルファー憧れの形状ですが、初心者は手を出さないほうが無難でしょう。

ピンタイプの代表的なモデルに、名前の由来にもなっているPINGの「ANSER」や、タイガー・ウッズ選手や松山英樹選手が使用するスコッティキャメロンの「ニューポート2」があります。

マレットタイプ

マレットタイプは、ヘッドが「かまぼこ」のような半円形のパターです。

ピンタイプに比べてヘッドが大きいため、ターゲットに対して構えやすいだけでなく、ミスヒットしても距離や方向性がブレにくいのがメリットです。

操作性もそこそこでミスにも寛大であることから、かつては石川遼選手や谷口徹選手を中心にプロの間でも多くの愛用者がいました。

しかし「ネオマレット」の登場により、プロの試合で見かける機会は少なくなってしまいました。

とはいえ一部ゴルファーの間でまだまだ根強い人気があり、オデッセイの「ホワイトホットOG#5」を中心に、マレットタイプのパターはさまざまなメーカーから発売されています。

ネオマレットタイプ

近年プロアマ問わず大きくシェアを伸ばしているのが、ネオマレットタイプです。

その名のとおり「マレットタイプの進化版」と考えて差し支えないでしょう。

特徴は、何といってもヘッドがとても大きいことです。

マレットタイプと比べるとさらに大きく、よりターゲットに構えやすくなっています。

さらに重量もあるため、ミスヒットしても距離や方向性がブレにくいのもメリットです。

とりわけ特徴的なのがバリエーションの豊かさで、四角形や2ボール型など、さまざまな形状から好みのヘッドを選べるのも魅力といえるでしょう。

ネオマレットタイプにはオデッセイの「2ボール」のほか、ブームの火付け役にもなったテーラーメイド「スパイダー」などがあります。

パターは形状によって打ち方が違う

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初心者ゴルファーの方にポイントとして押さえていただきたいのが、パターは形状によって打ち方が異なるという点です。

言い換えれば、自分に合わない形状のパターを選ぶと失敗する可能性があるということです。

パターを選ぶときには、かならずご自身のスイングに合ったものを選ぶようにしてください。

ピンタイプ

ピンタイプは、フェースを開閉しながら打つスイングに適しています。

これを「イン・トゥ・インのスイング」とも呼びますが、「車のワイパーのように動かす」と言った方が初心者の方には伝わりやすいかもしれません。

なぜワイパーのように動かさなければいけないかというと、ピンタイプはヘッドが薄く、重心位置の関係上アイアンのようにスイング中フェースが開いたり閉じたりしやすいからです。

したがって、インパクトでフェースを真っすぐに戻すテクニックが不可欠となるため、スイング軌道が安定していない初心者には扱いが難しいとされています。

マレットタイプ・ネオマレットタイプ

対してマレットタイプやネオマレットタイプは、まっすぐ引いてまっすぐ出す(ストレート・トゥ・ストレート)スイングが適しています。

ヘッドが後方に出っ張っているぶん重心が後ろにあるために、スイング中のフェース開閉が少なくなるからです。

ちなみに、よりヘッドが大きいネオマレットタイプのほうが、ストレート・トゥ・ストレートのスイングとの相性が良くなります。

このため、ネオマレットタイプはインパクトでフェースを真っすぐに戻す作業が必要がなく、初心者にとって扱いやすい形状といえるでしょう。

初心者にはネオマレットタイプのパターがおすすめ

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ここまでの内容をまとめると、初心者ゴルファーの方にはネオマレットタイプのパターがおすすめです。

理由は以下の3つです。

・フェースの開閉が不要 ・ターゲットに合わせやすい ・ミスヒットに強い

フェースの開閉が不要

ネオマレットタイプは、難しいフェースの開閉が必要ないため、初心者におすすめです。

ピンタイプのようにフェースの開閉が必要な形状だと、スイングが安定していない場合、インパクトでフェースが開いたり閉じたりして方向性が安定しないからです。

ヘッドの大きいネオマレットタイプなら、何も考えずにまっすぐ引いてまっすぐ打つだけ。

初心者でも簡単です。

ターゲットに合わせやすい

ネオマレットはヘッドが大きくガイドライン(ターゲットに合わせるための補助線)が見えやすいため、初心者でも比較的簡単に目標に合わせられます。

中級者でも、パターが苦手な人は、構えた時点でフェースの向きがズレているケースが少なくありません。

パター選びの第一歩は、ターゲットに正しく構えられるヘッドを見つけることです。

芯が広くミスヒットに強い

芯が広くミスに強いというのも、ネオマレットタイプをおすすめする理由の一つです。

ヘッドが大型かつ重量があるため、誤解を恐れずに言うなら「多少打ち方が悪くても勝手にボールが転がってくれる」のです。

軽自動車と大型トラックが衝突した場合、どちらの方が損傷が激しいかをイメージするとわかりやすいでしょう。

インパクトが安定しない初心者の方ほど、ヘッドが重く衝突エネルギーが大きいネオマレットを使うのがおすすめです。

ヘッド形状以外に、パター選びに重要な要素

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パター選びには、ヘッドの形状以外に、重要な要素があります。

それが、次の3つです。

・フェースの素材 ・ネックの形状 ・シャフトの長さ

順番に解説します。

フェースの素材

パターのフェース面には、大きく分けて次の2種類の素材が使われています。

・ヘッドと同じ素材(金属) ・インサート(樹脂)

ヘッドと同じ素材の金属のフェースは打感が硬めで、軽く打ってもよく転がるため、ショートしやすい人におすすめです。

一方のインサートが入ったフェースは打感がソフトで、強めに打っても転がりすぎないという特徴があるため、オーバーのミスが多い人におすすめになります。

打感は基本的に好みで選んで大丈夫ですが、自分のミスの傾向を把握している場合は、それに合わせるといいでしょう。

ネックの形状

ヘッドとシャフトの接合部を「ネック」と呼びます。

パターのネックには次の4つがあります。

・クランクネック ・ベントネック ・センターシャフト ・トライアングル(三角形)

最初は「構えやすい」「打ちやすい」といった基準で選んで問題ありません。

ですが、初心者の場合、センターシャフトだけは避けるのがセオリーです。

なぜなら、シャフトがヘッドの真ん中についているために、芯を外したときにフェース面がブレやすいからです。

たとえば、フェースのヒール側(自分に近い方)に当たるとフェースが閉じ、トゥ側(自分から遠い方)に当たるとフェースが開きやすくなります。

初心者の場合、ネック形状に対してあまり神経質になる必要はありませんが、センターシャフトだけは避けたほうが無難でしょう。

シャフトの長さ

パター選びにおいて、シャフト選びはとても重要です。

長さが合わないと、構えにくく、振りづらいからです。

たとえば、長すぎるシャフトを使うと、棒立ちになってストロークが安定しません。

ある有名なレッスンプロは、アマチュアゴルファーがパターを苦手としている原因として「パターの長さ選びを間違えていること」を挙げています。

身長別の適合シャフト長さは以下のとおりです。

・160cm:32~33インチ ・170cm:33~34インチ ・180cm:34~35インチ

とはいえ、上記はあくまで参考で、手の長さや足の長さなどもトータルで検討すべきです。

できればお店のスタッフや上級者に見てもらうと間違いないでしょう。

初心者が中古パターを買うのはアリ?ナシ?

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個人的には中古パターも「アリ」だと思います。

なぜなら、中古パターは価格が安く、失敗したときのリスクが小さいからです。

仮に新品のパターを2万円で買ったとすると、万が一合わなかった場合、大きな損失になってしまいますよね?

ですが中古なら数千円から購入できるものも多く、リスクを最小限に抑えられます。

中古の場合、お目当てのパターが見つかりにくいというデメリットも頭に入れておきましょう。

新品と違って、中古は出回っている在庫が限られているからです。

お目当てのパターがある場合には、たくさんの店舗を回る覚悟をしなければいけません。

中古はコストを抑えられるのが最大のメリットですが、探すのが大変というデメリットもあります。

初心者にパターフィッティングをおすすめする理由

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パターを購入するとき、初心者ゴルファーの方は、ぜひ「パターフィッティング」を受けることをおすすめします。

パターフィッティングとは、専門のスタッフに体型やスイングの傾向などを分析してもらい、最適なパターを選んでもらうことです。

なぜパターフィッティングがおすすめかというと、パター選びには膨大な知識量とラウンド経験が必要だからです。

専門のスタッフに相談すれば、自分にあった最適なパターをえらんでくれるため、失敗のリスクを最小限に抑えることができます。

「フィッティングはゴルフが上達してからでいい」と思われるかもしれません。

しかし、私は初心者だからこそ受けるべきだと考えています。

なぜなら初心者はクラブに関する知識が乏しいだけでなく、ラウンド経験がないために、自分のスイングの癖やミスの傾向を把握していないからです。

ラウンドしたことがない人に「パターは自分のスイングに合わせましょう」「ミスの傾向に合わせて選んでください」とアドバイスしても、無駄ですよね?

だから、パターフィッティングが役に立つのです。

大手のゴルフショップであればパターフィッティングを併設しているところも多いので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

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パターの形状には、次の3つがあることをご紹介しました。

・ピンタイプ ・マレットタイプ ・ネオマレットタイプ

この中でも初心者ゴルファーの方におすすめなのが、ネオマレットタイプです。

その理由は、以下の3つです。

・フェースの開閉が不要 ・ターゲットに合わせやすい ・ミスヒットに強い

スイングが安定していないアマチュアゴルファーの人は、できるだけ簡単でミスの許容範囲が広いパターを選ぶのが賢明です。

ぜひパター選びの参考にしてください。

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ライター

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たけち
20 記事
ゴルフ歴15年以上のライターです。ゴルフ未経験の方でも「わかりやすい」と感じていただけるような文章づくりを心がけています。趣味はゴルフ観戦、映画鑑賞、読書。ジョーダン・スピースが大好きです。

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