こんにちは、ゴルフライターのとやです。
週末の混雑しているゴルフ場なんかだと、前の組が詰まっていてなかなか前に進めずイライラ…、なんてこともありますよね。
そんなときふと
「ゴルフのラウンド時間ってどれくらいが適正なんだろう?」
と考えたことがある人はいませんか?
そこでゴルフのラウンド時間についての目安と、混み合うゴルフ場でもなるべくプレーファストストを心がけてスロープレーにならないように気を付けたいポイントなどを解説していきたいと思います。
ゴルフのラウンド時間の目安はハーフで2時間15分!

ゴルフのラウンド時間の目安はハーフで2時間15分以内です。
これはラウンド人数が2人だろうが4人だろうが変わらない数字です。これだと1ホールで使える時間は移動や準備の時間も含めて15分と以外と短い時間であるのがわかりますよね。
しかしこのハーフで2時間15分という目安のラウンドの時間より早くプレーを終える人たちもいれば、逆に2時間15分ではとても収まらない人達もいるのが事実です。
ではその差はどこにあるのかと言うと、ずばりそれは「意識の差」。ラウンド時間を短くするために細かいところまでしっかり気が遣えるかどうかがラウンド時間を短縮するのに大切になってきます。
ラウンド時間を短縮するための心得

ラウンドの時間を短縮するためにゴルフの場面ごとでどんなポイントに気を付けるべきなのかを紹介したいと思います。
これを見てやっている人はぜひこのまま継続してもらって、スロープレーにつながる可能性のある行動に心当たりのある方は次回のラウンドで直していただけたらなと思います。
1つ1つは数秒程度の時短なのかもしれません。でもこれがゴルフのラウンド中にはたくさんの場面が積み重なって、しかもそれがラウンドしている人数分が累積されていくので最終的に大きな差につながるのを覚えておきましょう。
ラウンド時間短縮のコツ:ティーショット編

まずはゴルフのラウンドを時間短縮させるためのコツでティーショットの場面を見ていきましょう。
ホールまでのカート移動があるところで事前準備をしっかりすることはもちろん、みんなが揃っているタイミングでもありますので、やれることは全員でやっていきましょう。
ルーティンは最低限に!なるべく早く打つように心がけよう
ドライバーなどの長い距離を打つクラブで、しっかりとフェアウェイにおいておきたいところです。そのため普段の練習通り、じっくりとルーティンを行って狙いを定めて打ちたいものです。
この打つ前のルーティンそのものは悪いことではありません。ただ問題になるのが「長すぎるルーティン」である場合。
スイングのチェック項目が多くなってしまうのもよく分かりますが、そもそもこのルーティンが長すぎるのならばスロープレーにつながってしまう可能性もあります。そんなときは打つ前に確認できることは順番待ちなどに済ませるなどして、ルーティンそのものを短く見直してみましょう。
クラブ選びは事前に決めておこう!迷ったら使う可能性のあるクラブを持って
ティーショットと言えどドライバー一択というわけではありません。パンチショットでフェアウェイに置きにいきたいのか、飛距離を調整するためにフェアウェイウッドやユーティリティで打ちたいのか、など色々な場面があるはず。
今はコースの攻略などがカートで確認できるようになっているところがほとんどだと思いますので、移動中に何で打つのかある程度決めておくとラウンド時間の短縮につながるでしょう。
また実際にティーイングエリアに立ってみないと分からないこともあります。予想以上に木が張り出していたり、視覚的に大きくプレッシャーを感じたりするケースですね。
こうした事態に備えてどんな場面にも対応できるように使う可能性のあるクラブはいくつか持っていくようにしましょう。
これだけでカートにクラブを取りに戻る時間を短くできます。
打ったボールはみんなで確認!ボール探しの時間を短く
ティーショットの行方はみんなで見ておくようにしましょう。
ボールがよく見える人もいればボールをなかなか確認できない人もいます。フェアウェイにボールが落ちれば見つけるのは簡単ですが、両サイドのラフやOBになったかどうかギリギリのラインの場合は、ラウンドをしているメンバー全員でボールを見た方が状況が分かりやすくなります。
このティーショットは18回あるわけで、ボール探しの時間を大きく短縮できるポイントの1つです。
最後にティーショットを打つ場合、クラブを持ったままカートに乗ろう
ティーショットをみんなが打ち終えた後、最後にカートに乗って移動する人はクラブを持ったままカートに乗りこむようにしましょう。
カートの後方に回ってクラブを収納してからカートに乗り込むのと、クラブを持ったまま直接カートに乗りこむ。これはどちらが早いかは明白です。
この行動で時短できるのは数秒かもしれませんが、この数秒の積み重ねが実は大きくラウンドの時間短縮につながるんです。ひいてはゴルフ場全体の流れも良くなりますので、ティーショットの場面ではぜひチェックしてもらいたいポイントです。
ラウンド時間短縮のコツ:セカンド、サードショット編

続いてセカンドショットやサードショットでラウンドの時間を短縮するコツを見ていきましょう。
ティーショットではカートにボールやクラブを取りに戻るような行動をとってもそこまで大きなタイムロスにはなりません。(それでもラウンドの時短には大切ですが)
しかしセカンドショットやサードショットはカートから離れている場面が多く、一度カートに何かを取りに戻る、ということをしてしまうととんでもない時間ロスにつながってしまいます。
そのためここでもたついてしまうと自分の組だけでなく、後ろの組にまで多大な迷惑をかけてしまう結果になってしまいます。セカンドショットやサードショットの際には準備を万端にしておきましょう。
ピンから遠い人から打つ?ラウンド時間短縮には”レディゴルフ”を
ひと昔前まではピンから遠い人が順番に打つようになっていました。
しかし今では安全を確保した上で、準備ができた人から打つ、という”レディゴルフ”となっています。
例えば一番遠い人がカート道と反対側にボールがあって、行くまでに時間がかかる。もう一人はややボールが前にあるもののカートからすぐ近く、といった場面です。
「ボール近いから先に打っちゃうね」
と一言声をかけて打てばボールまで距離がある人の移動時間にショットを済ませられるわけです。このレディゴルフを上手に使えると全体の進行がスムーズになりますよ。
セカンドショットやサードショットには複数のクラブを持っていこう
セカンドショットやサードショットのときには必ずあらゆる可能性を考えて複数本のクラブを持っていくようにしましょう。
明らかにボールが見えているときはまだ大丈夫かもしれませんが、「あの付近にボールが落ちたはず」と着弾したと思われるポイントへ行くと、深いラフの中にボールがあったりバンカーに落ちていたりといったケースは少なくありません。
そのため残りの距離を打つためのクラブだけでなく、トラブルショットになったときに使うクラブなどいくつか持っていくようにするのが鉄則です。またグリーンが近くなる場合はウェッジやパターも一緒に持っていけるとベストです。
スタンドバッグをスマートに活用しているゴルファーもたくさんいます。
次に打つ場所へ行くにはカートか歩きどっちが早いか見極めよう
カート道から遠い場合やダフりなどであまり飛距離が出なかった場合に、カートか歩きかどちらが早いか悩む場面もありますよね。
たまに見られるのがどんなときでも必ずカートに戻ってくる人。カートに戻った方が早い場合は大丈夫なんですが、直接ボールの方へ歩いた方が早い場合は歩きでいくように心がけましょう。
なるべく歩きたくない、という気持ちは分からなくもないのですが、それが結果的にスロープレーにつながってしまっては周囲に迷惑を掛ける結果となるだけです。
初心者がゴルフ下手なのは仕方ない!ならば走るしかない
ゴルフ初心者によく見られるダフりやチョロなどでなかなか前に進んでいけない現象がありますよね。
ゴルフ初心者がナイスショットばかりできるとは思えないのでこれは仕方がありません。ただ仕方がないからといってプレーの進行を遅くするのはいただけません。
ゴルフが上手でなければ進行が遅れないように打つ場所までは走って移動するように心がけましょう。
プレーの進行を気にして早いプレーを心がけている姿は初心者ゴルファーだとしても好印象に映ります。
ラウンド時間短縮のコツ:グリーン編

グリーン上では時間をかけたくなるものです。ラインを読んだり、人のパッティングを参考にしたりとなかなか削れる時間は無さそうにも見えますよね。
しかしグリーンこそ時間をしっかり短縮できるポイントが詰まっている場所ですので、意識してやってみるようにしてください。
グリーンではラインや傾斜の確認は先に済ませちゃおう
グリーン上のラインや傾斜はじっくり確認したいものですが、これをパットの順番が回ってきてからやっているようでは遅すぎます。
カートやアプローチの場所からグリーンへ歩いていくときに遠くから全体が見渡せるはずです。ここで大まかな傾斜や距離を見定めていきます。
パットを打つ順番にもよりますが、人がパッティングをしている間にラインや芝目などできることは全て済ませておくのがポイントです。もちろん人のパットの邪魔にならないことが大前提ではありますが、できることを先にやっておくと大幅の時短になりますので肝に銘じておきましょう。
ウェッジなどの使わないクラブはカートへの動線上に置こう
複数のクラブを持ったままグリーンへきた場合、ウェッジなど使わないクラブがありますよね。そのクラブを近くのグリーン外へ置く人をたまに見かけますが、ここにもラウンド時間を短縮できるポイントがあります。
それはグリーンからカートへ行く動線上に使わないクラブを置いておくことです。
何気なく置いたクラブがカートとは逆側だと、ホールアウトした後にカートから遠ざかる方向へクラブを取りに行き、カート方向に戻らねばなりません。
グリーン上の人がいなくなるのを待っているケースもありますので、グリーンにいる時間をなるべく短くするように心がけましょう。特にパー3のホールで待ちが発生しやすいので意識して時短を目指しましょう。
スロープレーを引き起こしているゴルファーは”自覚がない人”

ここまで紹介したラウンドの時間短縮のポイントですが、「こんなことは知っている」「普段からやっている」という人も少なくないのではないでしょうか。
実はそう感じた方は普段からスロープレーにならないようにきちんと意識ができている人の証です。
スロープレーになる原因を作りがちなのが、この行動を取るとプレーが遅くなる、という自覚がない人なんです。
もし悪気なくラウンドに時間をかけてしまっている人がいたら積極的に声かけして、少しでも早いプレーができるようにしていきたいものです。
ラウンドの時間短縮を目指せ!数秒の積み重ねがスロープレーにもプレーファストにも!なる

1つ1つの行動は”たかが数秒”かもしれません。
ただこの数秒が積み重なって最終的には大きな時間短縮へとつながるはずです。プレーファストにもスロープレーにもつながるちょっとした行動。
ハーフ2時間15分を目指してスマートなゴルファーを目指してみませんか?