【ルール】初心者必見!OB・池ポチャトラブルの対処法と上達へのステップ
ゴルファーにとって、「OB」や「池ポチャ」は避けたいトラブルですが、実際に遭遇するとどう対処すれば良いか悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、OBや池にボールが入ってしまった場合の具体的な対処法や、メンタルケアの方法、トラブルを克服する効果的な練習法も紹介します。
この記事を読んで、ゴルフをより楽しく、自信を持ってプレーするための秘訣を手に入れましょう。
OBをしたときの対処法
ゴルフ初心者によくあるトラブルに、OB(アウト・オブ・バウンズ)があります。 ティーショットでのOBの対処法を知っている方は多いかもしれませんが、2打目以降の対処法が分からない方は多いのではないでしょうか。
では、OBを打った場合の対処法について詳しく解説します。
打ち直しの手順
・ティーショットがOBだった場合
ティーショットでボールがOBの方向に飛んでしまった場合、基本的には「1打罰」を加え、「3打目」としてティーイングエリアから再度打ち直しを行ないます。
打ち直しをする理由としては、2打目地点まで行ってOBだと分かり、再びティーイングエリアに戻ると、プレーの進行が大幅に遅くなってしまうからです。
そうした結果、後ろの組に迷惑がかかるだけでなく、全てのプレーヤーに影響を及ぼしかねません。
ティーショットがOBの方向に飛んでしまった場合には「暫定球」を打つようにしましょう。
・2打目以降がOBだった場合
もし2打目以降のショットがOBになった場合、最後にボールを打った地点に戻らなければなりません。
2打目以降がOBだった場合もティーショットと同様に、まず暫定球を打つようにしてください。
「暫定球を打ちます」と宣言してから「別の種類」か「違う番号」のボールを使って打ち直しましょう。
最初に打ったボールを探しOBエリアに入っていなければ、そのままプレーを続行できます。
暫定球をピックアップするのを忘れないようにしてくださいね。
OBだった場合は、1打罰を加え暫定球を使用してプレーを進めてください。
ローカルルールの活用と救済エリアについて
・プレイング4の活用(前進4打)
ゴルフ場では、プレーをスムーズに進めるために特別なローカルルールを設けています。
多くの場合、「2打罰を加えて、特定の救済エリアからプレーを再開する」といったルールになっています。
ティーショットがOBになった場合は、救済エリアとして黄色いティーマークが設置してある場所から「4打目」としてプレーを進行するようにしましょう。
・ローカルルールE-5
OBの際に適用できる「ローカルルールE-5」では、ボールが最後にコースを横切った地点から2クラブレングス以内にドロップし、そこからプレーを再開できます。
この場合、2罰打が課されるためスコアに影響は出ますが、フェアウェイに近い位置から再開できるため、スムーズにプレーを続けられます。
池にボールが入った場合の対処法
池に入った場合でも、正しい対処法を知っていれば、慌てずに次のプレーに移れます。
ここでは、イエローペナルティエリアとレッドペナルティエリアの違いや、救済方法の選び方についてわかりやすく説明していきます。
イエローペナルティエリアとレッドペナルティエリアの違い
ゴルフコースには、イエローペナルティエリアとレッドペナルティエリアという2種類のペナルティエリアがあります。
それぞれの特徴を理解しておくと、状況に応じて適切な救済方法を選べるので、スムーズにプレーを進められますよ。
・イエローペナルティエリア
イエローペナルティエリアは、池や川などを示す黄色の杭で囲まれています。
このエリアにボールが入った場合、「ストロークと距離の救済」、もしくは「後方線上の救済」のどちらかを選べます。
「ストロークと距離の救済」では元の位置に戻り1打罰で打ち直しを行い、「後方線上の救済」ではボールが最後に横切った地点とホールを結んだ後方線上に1打罰でボールをドロップします。
・レッドペナルティエリア
レッドペナルティエリアは、赤い杭で囲まれており、池や川、湿地など、横方向からの救済が必要になる可能性が高い場所を示します。
レッドペナルティエリアでは、イエローペナルティエリアの救済に加えて「ラテラル救済」を選択できます。
ラテラル救済では、ボールが最後に横切った地点から2クラブレングス以内で、ホールに近づかない位置に1打罰でボールをドロップします。
救済方法の選び方とそれぞれの注意点
ペナルティエリアにボールが入った場合、プレーヤーは救済を受けることができます。
それぞれの救済にはメリットと注意点があるため、状況に応じて最適な方法を選ぶようにしましょう。
・ストロークと距離の救済
「ストロークと距離の救済」は、元の位置から1打罰を受けて打ち直す方法です。
打ちやすい状態であったにもかかわらず、ペナルティエリアに入ってしまったら悔しいですよね。
そんな時「打ち直したい」と思ったら、この救済を選択してみるといいでしょう。
ただし、次の地点に行ってからペナルティだとわかった場合、元の位置に戻って打ち直すと時間がかかり、プレーの進行が遅れてしまうため注意してください。
・後方線上の救済
「後方線上の救済」は、ボールがペナルティエリアを最後に横切った地点と、ホールを結ぶ線上にボールをドロップする方法です。
この救済方法のメリットは、自分にとって有利な地点を選べる点です。
後方に無制限に下がれるため、次のショットを打ちやすい場所を選べます。
ただし、地形やコースの状況により、必ずしも安全な位置とは限らないので注意してくださいね。
・ラテラル救済(レッドペナルティエリアのみ)
「ラテラル救済」は、レッドペナルティエリアでのみ適用される救済方法です。
ボールが最後に横切った地点から2クラブレングス以内に、ホールに近づかない位置でボールをドロップします。
この方法は、ボールが池に入ってしまった場合など、コースの横から再開したいときに便利です。
ただし、ドロップする場所によっては足場が不安定であったり、次のショットが難しい場合があるため、ドロップする際の地形をよく確認するようにしましょう。
OBや池に入ってしまったときのメンタル面のケア
ゴルフでOBや池にボールを入れてしまうのは、誰にでもある経験です。
このような状況でのメンタルケアは、その後のプレーを大きく左右します。
適切な対処でミスを最小限に抑え、ゴルフを楽しみましょう。
OBや池に対する恐怖心を克服するポジティブな心構えの作り方
OBや池への恐怖心克服には、ポジティブな心構えが大切です。
「OBを出さないように」という否定的な言葉ではなく、「フェアウェイの中央を狙おう」といったポジティブな自己対話を心がけましょう。
また、成功したショットのイメージトレーニングを繰り返すと、実際のプレー時の自信につながります。
過去に打ったナイスショットを思い出すのも、自信回復に効果がありますよ。
失敗を引きずらないメンタルリセット法
失敗後は、早く気持ちをリセットすると、失敗を引きずらないようになります。
まず、ミスをした自分にイライラせずに、受け入れるようにしましょう。
プロゴルファーでも、たくさんミスをしているのですから、アマチュアならなおさらミスをしますよね。
「18ホールの物語」という考え方も有効で、1回のミスを全体の中の一部と捉えると、変なこだわりを減らせます。
また、怒りや落胆といった感情を短時間だけにとどめ、すぐに意識的に気持ちを切り替えるようにすると、冷静さを取り戻せます。
OB・池にボールが入ったときを想定した練習方法
ゴルフでは、OBや池にボールが入ってしまう場面が誰にでもあります。
こうしたトラブルショットに対処するためには、練習場での実践的な練習が非常に重要です。
ここでは、OBや池にボールが入った状況を想定した具体的な練習方法を紹介します。
練習場で実際の状況を想定した練習方法
ただ打つだけではなく、練習場でOBや池のリスクを再現しながら練習すると効果的です。
例えば、練習場で特定のエリアを「池」や「OB」と見立てて、そのエリアを避ける安全なショットを打つ練習をしてみましょう。
こういった練習を行うと、実際のコースでもプレッシャーを感じずにショットを打てるようになります。
また、風や傾斜などの状況を想定して、様々なショットを試しておくと、本番での不安感を減らせますよ。
適切なクラブ選びと効果的なショット練習
OBや池にボールが入るリスクがある場合、適切なクラブ選びが重要になります。
ドライバーで距離を稼ぐよりも、フェアウェイウッドやアイアンを選んで精度を高めるほうが、リスクを回避しやすい場面もあるでしょう。
練習場では、それぞれのクラブでどのようなショットができるのかを確認しながら、状況に応じたクラブ選択ができるようにしていきましょう。
また、救済を受けた後を想定した、リカバリーショットを打つ練習も必要です。
これらの練習をしておくと、トラブル時にも冷静に対処できる自信がつき、スコアアップにもつながります。
OBや池ポチャのトラブルを乗り越えてスコアアップを目指そう
楽しくプレーしていても、時としてOB(アウト・オブ・バウンズ)や池ポチャなどのトラブルに見舞われ、落ち込んでしまうときもありますよね。
しかし、これらのトラブルの経験には様々な学びがあり、上達するためのヒントが隠れています。
OBや池ポチャは成長するためのヒント
OBや池に入れてしまった際は、原因を冷静に分析してみましょう。
スイングの軌道やクラブフェースの向きに問題はなかったか、風や地形の影響を考慮していたかなど、細かな点まで思い出してください。
そうすると、自分のプレーの弱点や改善点が明確になり、適した練習方法を見つけられますよ。
同時に、メンタル面の強化も不可欠です。
ミスを恐れて萎縮してしまっては、本来の実力を発揮できないですし、なにより楽しくプレーできません。
無理なショットを避け、より安全なプレーを心がけるだけで、大きなミスを減らせます。
トラブルショットもゴルフの楽しみの一部にしよう
トラブルに遭遇したときはがっかりせずに、新たな技術を身につけるチャンスだと思いましょう。
トラブルショットでは、普段と違う打ち方が必要になることが多いので、結果的にショットのレパートリーが増えていきます。
難しいライから上手く打てたときの喜びは、ゴルフの醍醐味の一つと言えるかもしれません。
「やった!」という達成感を味わえるのは、ゴルフの楽しみの一つですよね。こういった経験を重ねていくうちに、自然と技術や判断力が磨かれていき、結果的にスコアアップにつながっていきます。
適度なチャレンジ精神を持って、「よし、やってみよう!」という気持ちで挑戦を楽しんでいきましょう。