フラット&ワイド。でも“振るだけ”では攻略できない27ホール
兵庫県三木市吉川町にあるライオンズカントリー倶楽部。レッド・ホワイト・ブルーの3コースからなる27ホール・10,567ヤード・パー108の大型コースで、最大の特徴は高低差20m以内というフラットな地形と、思い切って振っていけるワイドなフェアウェイだ。数々のプロトーナメント開催実績を持ち、開放感と戦略性を両立したチャンピオンコースとして知られている。

実際にティーイングエリアに立つと、まず感じるのは視界の広さ。「今日はドライバーを気持ちよく振れそう」と思わせてくれる一方、池やバンカー、木立が絶妙な位置に待ち構える。広い=簡単ではない。このギャップこそ、ライオンズCCの面白さだ。
🎯 練習場のテーマ|230Yレンジで「今日の球筋」まで確認
スタート前の環境はかなり充実している。ドライビングレンジは230ヤード・11打席。これだけ距離があれば、ウェッジやアイアンだけでなく、ドライバーの弾道までしっかり確認できる。さらに2026年8月からはアプローチ・バンカー練習場も営業しており、ショットから小技までラウンド前に一通り整えられる環境だ。パター練習場もかなり広々としている。

個人的には、最初からドライバーを振り回すより、ウェッジ→アイアン→ウッドと徐々に番手を上げ、最後に数球だけドライバーを打つ流れがおすすめ。広いコースだからこそ、朝から“振れる状態”を作っておきたい。
🏨 施設概要|チャンピオンコースらしい安心感
クラブハウスは、カジュアル一辺倒ではなくメンバーコースらしい落ち着きがある。PGMアプリやPGMカードを使ったスマートチェックインにも対応しており、到着後の手続きはスムーズ。服装は来場時のジャケット着用(6〜9月を除く)が求められ、Tシャツ、ジーンズ、サンダルなどはNG。施設全体からも、一定の品格を大切にしている空気が伝わってくる。

一方で堅苦しすぎる印象はなく、設備やサービスはPGMらしく機能的。初訪問でも過ごしやすいクラブハウスだ。
🚗 アクセス|神戸三田ICから約10分。この近さは大きな武器
関西圏からのアクセスはかなり優秀。公式では中国自動車道・神戸三田ICから車で約10分と案内され、GDOでは舞鶴若狭自動車道・三田西ICから約3kmというルートも紹介されている。大阪・神戸方面からの日帰りゴルフにも組み込みやすい立地だ。
公共交通ではJR福知山線・三田駅からクラブバスがあり、所要時間は15〜20分ほど。基本は三田駅8時発で、月・金曜日は運休、平日の一部は事前予約制となっている。車を出さないゴルファーにも選択肢があるのは嬉しい。
🧰 設備|27ホールを支える“抜かりない”プレー環境
カートはGPSナビ付き乗用カートで、コース状況によっては乗り入れにも対応。27ホールあるため初見では方向感覚を失いそうになるが、ナビがあることで残距離や攻略ルートを確認しやすい。コンペルームも用意され、楽天GORAでは最大80名と案内されているため、大型コンペとの相性もいい。

ラウンドの組み合わせはレッド→ホワイト、ホワイト→ブルー、ブルー→レッドが基本。それぞれ景色やホール構成に変化があり、「次回は別の組み合わせで回りたい」と思わせてくれるのも27ホールならではの魅力だ。
🍽️ レストラン|ラウンドの中休みにちょうどいい安定感
レストランも備わり、指定昼食付きのプランが多く設定されている。2026年9月以降、平日は9時からランチタイム終了までの営業となり、朝食提供はなし。土日祝・特別営業日は通常営業となる。
口コミでも食事に対する好意的な声が見られ、コースの格式に対して食事は肩ひじ張らず楽しめる印象。前半の反省をしながら後半の作戦を練る、そんな“ゴルフ場らしい昼休憩”が似合う場所だ。
🌲 コースの魅力|広いフェアウェイの先に、池と木立の罠
3コース共通の魅力は、フラット&ワイドな開放感。高低差20m以内で、壮大なフェアウェイを池や自然林が彩る。とはいえ、ただ広いだけではない。要所に配置されたハザードが「どこまで攻めるか」を問いかけてくる設計になっている。

最長クラスの組み合わせでは7,085Y・コースレート74.0。バックティーからは堂々たるチャンピオン仕様となり、飛距離だけでなくセカンドの正確性まで要求される。気持ちよく振れるのに、スコアカードを見ると決して甘くない。まさに「豪快さと頭脳戦の両立」がこのコースの真骨頂だ。

⭐ まとめ|27ホールだからこそ、“また来る理由”が残る
ライオンズカントリー倶楽部は、230Yの練習場、フラットで広いフェアウェイ、戦略的な池と木立、そして個性の異なる27ホールが揃った総合力の高いゴルフ場だ。
特に魅力なのは、「ドライバーを振りたい」というゴルファーの本能を満たしながら、振るだけでは攻略させてくれないこと。ティーショットでは開放感を味わい、セカンド以降はポジションを考える。その振れ幅が一日を飽きさせない。
さらに、今回はレッド×ホワイトでも、次回はホワイト×ブルー、その次はブルー×レッドと違う表情を楽しめる。
「広いから爽快。でも、広いからこそ攻めたくなり、その先に罠がある。」
そんなゴルファー心理を巧みに刺激してくる、三木エリアらしい実力派コースだ。





















































