【ゴルフ場レビュー】センチュリー三木ゴルフ倶楽部(三木市)
大阪駅から約1時間ほどのコース
当方、出張でよく関西に来るのだが、関西の特徴としては、主要都市からゴルフ場へのアクセスの良さである。
特に兵庫県の三木市や小野市には多くの名門ゴルフ場が集結する。(伺った週では9/19~9/22でパナソニックオープンが有馬ロイヤルゴルフ倶楽部で開催されていた)
そんな中、今回伺ったのは「センチュリー三木ゴルフ倶楽部」である。
大阪駅から車で約1時間ほどの距離に位置する。
引用:Googleマップ
過去トーナメント実施実績がある名コース
センチュリー三木ゴルフ倶楽部はセンチュリー三木ゴルフ株式会社が運営するゴルフ場。1993年~1995年には、マンシングウェアカップという男子プロが開催されているコースだ。
豪華だが落ち着いた雰囲気を持つモダンなクラブハウス
センチュリー三木ゴルフ俱楽部に到着すると、まずは石造りのエントランスが待ち構えている。
「ゴルフ場に来たんだ」と実感させてもらえる立派な佇まいだ。
エントランスから入るとシックな雰囲気を持ったフロントがお出迎え。
女性スタッフが笑顔で迎えてくれる。
受付と着替えを済ませたら、さぁウォーミングアッ…??
なんとここ、コーヒーラウンジが存在するのだ。
なんとも贅沢なゴルフタイムを送れる。準備運動の前に一杯お茶をしてはいかがでしょうか?
(肝心の写真を撮り忘れていたため、HPより抜粋。マスター室横にあるので要チェック)
引用:https://www.century-mikigolf.co.jp/facility.html
たっぷり練習したい欲張りなゴルファーの願いをかなえる充実な練習設備
まず、マスター室からでて驚くのは、パッティンググリーンに加えて、アプローチ練習場が鎮座している。しかも、ベント芝に向かって打てるのだ。
こんな贅沢なアプローチ練習場はなかなか無い。
パッティンググリーンも十分な広さ。しかもしっかりとアンジュレーションがついており、様々なラインを練習することができる。
ここだけで、すでに1時間は練習できそうだ。
肝心のドライビングレンジは、クラブハウスから少し離れた位置に存在する。
距離はざっと250yくらいか。
1つ注意が必要なのは、250y以上飛ぶクラブは禁止であること。
練習場奥に建物があるため、打ち込み防止するためとなっている。パワーヒッターは気を付けよう。
また、冒頭のアプローチグリーンのほかにバンカー練習場も存在している。
ドライビングレンジからもクラブハウス側からも離れている位置に存在しているため、 バンカーチェックしたい方は、十分な時間を余して到着するのが良いだろう。
筆者の肌感であるが、練習メニュー別の推奨到着目安を記しておく。
これを見てくださっている方はぜひ参考にしてほしい。
(すべてスタートに対しての時間)
・パター練習のみ
~60分前
・アプローチ/パター練習
60~75分前
・ドライビングレンジ/パター練習
60~75分前
・ドライビングレンジ/バンカー/パター練習
90分前(ドライビングレンジ/バンカーへの移動時間はそれぞれ3分くらい掛かる)
・ドライビングレンジ/バンカー/アプローチ/グリーン練習
90分前~120分前
→90分でも各種目タイトになるだろう。全部練習する人は2時間前には到着しておきたい。
To グリーンへの精度を求められる戦略的コース
さぁ、ウォーミングアップは終了した。
いざ、コースへ出陣!
全体を通して振り返ると、Par4/Par5はティーショットの難易度について、そこまで難しい印象はなかった。
しかし、Par3やセカンド以降は、小さくうねりのあるグリーンを狙っていく必要があるのに加え、大きなバンカーや池が絡んでくるホールが多くある。
このコースの特徴としては、セカンド以降の難易度がほかのゴルフ場に比べて高い。
そのうえ、レギュラーティーからだと400y近いところもあるため、アイアンはまんべんなく打たされる印象。
ここに来る際には、セカンド以降の精度を上げる練習をしておこう。
ここで筆者的に特徴的だったコースを紹介しよう。
OUTコース
No.2
ティーショットは打ち下ろしていき、セカンドは左ドックとなっている。
フェアウェイ全体が左に傾斜しているので、ドローヒッターは右目に着弾させたいところだ。
写真からもわかる通り、グリーンのうねりがすごい(笑)
左手前のバンカーは奥にピンが切られていたら、絶対に入れてはいけないバンカーとなる。
No.4
500y前後のPar5。バンカー右は即OBになるため、正面の小さな木を目印に打っていきたい。
セカンド地点からは、このような景色。センターの大きな期より左にグリーンがある。
写真では伝わりにくいが、落とし場所によっては右に傾斜しているので、つま先下がりになる。
パワーヒッターはぜひとも狙いたいが、左の林も近くかつ右傾斜になるので、とても狙いづらい。
ライによっては戦略的な刻みもありだ。
サード地点になると、グリーンの砲台っぽさが一層強まる。
筆者は2オン狙いでスライスし、木より右のバンカー越えアプローチを余儀なくされた。
No.5
ここは、340y前後の短めなミドルだが、フェアウェイセンターにどでかいバンカーがある。
これが絶妙な距離にあり、いい仕事をしている。
No.6
ここも短めのミドル。ティーショットは写真から見る限りそこまでプレッシャーはなさそうだが…
セカンド地点が谷になっている。
レギュラーからは250yくらいで落ちるので、パワーヒッターは要注意。
セカンド地点でのちょろも厳禁だ。
ちなみに右側はOBが続いており、ティーショットをカート道横以上曲げたら即OUTだ。
No.12
Par5。打ち下ろしから始まる。
これは打ち下ろし度合を伝えたくセカンド地点から取って写真
セカンドはグリーンが見えない。
ここで、距離だけをみて狙っていくことは避けたい。
サード地点になると、グリーンが池で半分囲まれていることがわかる。
右グリーンだとあまり関係ないが、左になると難易度があがる。
風と距離を考慮し、慎重なクラブ選択をしていきたい。
No.13
Par3。とにかくグリーンの横幅が狭い。加えて、池も近いため正確なショットが必要。
距離は135y(バックは150~170yくらい)になるため、比較的小さい番手で打つことは可能だが、かなりプレッシャーを感じる
No.16
Par3。ここも池が絡む。バックティーからだと180yくらいになるが、グリーンがかなり小さい。
本当にグリーンを狙うという事に対して、難易度を感じるゴルフ場は少ないなと感じる。
No.17
Par4。強烈な打ち下ろしからの打ち上げとなる。
ここは景色が開けていることもあり、かなりプレッシャーを感じるティーショットとなる。
セカンド地点からだとティーイングエリアが小さく見える
セカンドもグリーンが見えないのに加えて、バンカーが口を開けているため、かなりプレッシャーがある。
左足上がりにもなるため、距離感もつかみづらい。
No.18
最終ホールだが、大きな池がセカンド地点にある。
池を超えた先にグリーンがあるため、ここもプレッシャーを感じるセカンドショットとなるだろう。
癒しの昼食は美味ばかり。少々お値段は高いが・・・
さぁ、疲れを癒してくれる昼食だ。
今回頼んだのはチキングリル。これが本格的で洋食屋さんで食べるような味だった。
久しぶりに食事のおいしいゴルフ場に出会えたかもしれない。
少し値段は高めなので、昼食付のプランがあった場合は迷わず選ぶ事をお勧めする。
総評:中~上級者の玄人向けコースだが、ゴルフファーへのサービスが充実した良きゴルフ場
総評としては、「ゴルファーの欠点を指摘してくれる」ゴルフ場。そんな感じがした。
ミスがしっかりとミスになってしまうシビアさを持っている。ただ、こういうゴルフ場でやっていくからこそ上手くなれると筆者は思う。
最近、ベスト更新した/平均が100以下になってきた、というゴルファーの皆様はぜひ挑戦していただきたい。
最後に筆者の独断と偏見の評価を載せて終わりにしよう。
(星5つで評価)
・おすすめ度:★★★★
・コース難度:★★★★
└1st Shot難度:★★
└2nd Shot難度:★★★★
└グリーン難度:★★★★
・レベル別難度
└初心者(~100):★
└中級車(~85):★★★★
└上級者(85以下):★★★★