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ドライバーのスライス原因と直し方|ラウンドで使える3つのマル秘テク

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スキルアップ
2024-08-01

ゴルフでスライスに悩んでるゴルファーは多いですよね。

特にティーショットでスライスしてOBなどのトラブルになると、スコアメイクも難しくなります。

そこで今回は、ドライバーに効果的なスライスの原因と直し方について徹底解説します。

ドライバーのスライスは3種類

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ドライバーのスライスの直し方を解説する前に、自分のスライスがどの種類か把握しておきましょう。

なぜなら、スライスのタイプによって、それぞれ対処方法が異なるからです。

ちなみに、ドライバーのスライスは、大きく分けて「プッシュスライス」「ストレートスライス」「プルスライス」の3つ。

ポイントは、ボールの打ち出し方向は「フェースの向き」によって決まり、曲がり方向は「スイング軌道」によって決まるという点です。

プッシュスライス

プッシュスライスは、狙った方向よりも右にボールが飛び出し、そこからさらに右へと曲がる球筋で、別名「プッシュアウトスライス」とも呼ばれます。

3つあるスライスの中で、もっともOBになる確率が高く、この球筋が出るせいでスコアメイクに苦しんでいるという人も多いのではないでしょうか。

プッシュスライスは、インパクトでフェースが狙った方向よりも右を向き、フェース面に対してアウトサイドインに振ることで起こります。

なお、インパクトでフェースが開いてしまうこと以外に、最初から右を向いてアドレスしてしまっているケースも少なくありません。

そのため、プッシュスライスを直すには、グリップやアドレスを含めて、スイングを多方面からチェックしてみる必要があります。

ストレートスライス

ストレートスライスは、狙った方向に打ち出せてはいるものの、そこからボールが右に曲がってしまう弾道です。

ボールがコース内に収まることもあれば、曲がり幅によっては右OBになってしまうこともあるため、修正したほうが良いでしょう。

ストレートスライスは、インパクトで狙った方向にフェースは向いているものの、フェース面に対してアウトサイドインにスイングしているのが原因です。

そのため、インサイドインに振ればストレートボールに、インサイドアウトに振ればフックボールに変えることができます。

このタイプの人は、アドレスやインパクト時のフェース向きに問題はないので、スイング軌道さえ変えることができれば、スライスを直すことができます。 

プルスライス

プルスライスとは、狙った方向よりもボールが左に飛び出し、ブーメランのように右へと戻ってくる球筋です。

弾道が迂回するぶん飛距離が出にくいというデメリットはあるものの、フェアウェイにとどまりやすく、スコアメイクがしやすいというメリットがあります。

プルスライスは、インパクトで狙った方向よりもフェースが左を向き、フェース面に対してアウトサイドインに振ることで起こります。

とはいえ、プルスライスを狙って打てれば大きくスコアを崩すことはないので、今すぐ直すべき球筋というわけではありません。

ちなみに、男子プロの時松隆光選手やショーン・ノリス選手は、このボールを持ち球にして安定した活躍を見せています。

ドライバーがスライスする根本的な原因

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ここまで、3種類のスライスをご紹介しました。

中でも、多くのアマチュアゴルファーが悩んでいるのは「プッシュスライス」ではないでしょうか。

もっともOBになりやすく、スコアを大きく崩す要因になるからです。

このタイプのスライスの根本的な原因は、インパクトでフェースを閉じきれていないことです。

なので、スイング軌道をいじることよりも、まずは「インパクトでフェースを閉じるためにはどうすればいいのか?」に目を向けることをおすすめします。

ドライバーはアイアンに比べて重心距離が長くフェースが開きやすいため、特にこの意識が大切です。

ドライバーがスライスしやすい人の4つの特徴

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では、インパクトでフェースを閉じきれず、ドライバーがスライスしてしまう人の特徴とは一体何でしょうか。

スライスに悩んでいる人は、当てはまるものがないかをぜひセルフチェックしてみてください。

ウィークグリップである

ウィークグリップは、手首を使いやすい反面、フェースが開きやすいというデメリットがあります。

特に、フェースローテーションが苦手なアマチュアゴルファーがウィークグリップを採用すると、フェースを閉じきれずにスライスしやすくなるとされています。

「スライスの7割はグリップが原因」と言われるほど、グリップはとても重要。

ですので、スライスに悩んでいる人は、まず自分のグリップを疑いましょう。

 テイクバックでフェースを開いてしまう

いくらフェースを目標に向けて構えても、テイクバックで開いてしまっては台無しです。

テイクバックでフェースが開くと、インパクトまでにフェース面をスクエアに戻すのが難しくなるからです。

ドライバーは重心距離が長く、油断するとすぐにフェースが開いてしまいます。

なので、ドライバーでスイングする際には、常にフェースの向きに意識を向けなければいけません。

トップで左手の甲が折れている

トップオブポジションで左手甲が折れると、フェースが開きます。

すると、フェースを元に戻すのが難しくなり、スライスが出やすくなってしまいます。

トップで左手甲を折るのは、負荷がなくとても楽です。

でもその代わりに、球筋に良い影響を与えることはあまりありません。

飛ばそうという意識が強い

「飛ばそう」とか「飛ばしたい」といった意識が強くなるほど、手元がどんどん体から離れ、スライスしやすくなります。

いわゆる「振り遅れ」です。

ドライバーは、14本の中でもっとも長く、振り遅れが発生しやすいクラブ。

そのため、ドライバーを打つときには、振り遅れないような意識改革が必要です。

ドライバーのスライスを直す方法

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ここまでの情報を踏まえて、ドライバーのスライスの直し方を解説します。

なお、ここでお伝えする方法を、いきなりラウンドで使うことはおすすめしません。

なぜなら、ボールの打ち出し方向や曲がり幅を予測できなかったり、スイングに違和感があったりして、スコアを大きく崩してしまう可能性が高いからです。

ですので、打ちっぱなし練習場で十分に試してから、ラウンドで使うようにしてください。

ストロンググリップにする

スライスに悩んでいる人は、まずストロンググリップにすることから始めましょう。

最初はナックルが3〜4つ見えるくらい極端なストロンググリップで握り、そこから徐々に弱めていくのがおすすめです。

そして、少しずつグリップのストロング具合を調節しながら、スライスが出なくなるポイントを探ってみてください。

フェースをボールに向けたままテイクバック

テイクバックでフェースを開かないようにするためには、フェース面をボールに向けたままクラブを上げていくのが効果的です。

フェース面に「目」が付いているつもりで、ずっとボールを見続けているようなイメージを持ちます。

そうすれば、テイクバックでフェースが開くことはありません。

時計の針で「8時」のポジションまでは、そのイメージを持ち続けましょう。

トップで左手の甲をまっすぐにする

トップオブポジションでは、左手の甲をまっすぐに保ちます。

そうすることで、フェースが開くのを回避できます。

慣れるまで違和感がありますが、飛距離が一気に伸びる可能性があるので、根気よく続けてみてください。

グリップエンドをおへそに向けたまま振る

振り遅れによってスライスするゴルファーにおすすめの方法が、グリップエンドをずっと「おへそ」に向けたままのイメージでスイングすることです。

クラブと体の動きが同調し、振り遅れによるスライスを大幅に軽減することができます。

ポイントは、決して手だけで振ろうとしないこと。

常に体の正面にクラブがあるイメージで、ゆったりとしたスイングを心がけましょう。

スライスしにくいドライバーに買い替える

スライスを直すには、スライスしにくいドライバーに買い替えるのも一つの方法です。

ゴルフショップには、あらかじめフェースが左を向いていたり、フェースがターンしやすかったりする「つかまりの良いドライバー」がたくさん店頭に並んでいます。

店員さんに症状を話して、おすすめのドライバーがないか相談してみてください。

なお、購入する際にはネットの口コミは参考程度にとどめ、できれば試打をして検討しましょう。

実際に打ってみないと、自分にマッチしているかどうかがわからないからです。

ラウンドで使える!ドライバーのスライスを防ぐ3つのマル秘テク

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ここからは、ラウンド中にドライバーのスライスが止まらなくなったときに便利な「3つのマル秘テクニック」をご紹介します。

ここでのポイントは、スライスを直そうとして、いつもと違うスイングはしないという点です。

スイングを変えると、ボールが左右どちらに曲がるかがわからなくなり、スコアメイクどころではなくなってしまうからです。

今からご紹介する方法は、簡単なチェックやちょっとした心構えでできる内容のため、いつもと変わらないスイングができ、違和感なく取り入れることができるでしょう。

ぜひお試しください。

アドレスをチェックする

ティーイングエリアに立ったら、ショットごとにアドレスをチェックしましょう。

アマチュアゴルファーの多くは狙いより右を向きがちで、それが原因で「プッシュスライス」を打ってしまうからです。

構える前にドライバーのシャフトを両肩に当て、狙い通りの方向に体が向いているかを確認します。

加えて、アドレスしたときに、右ひじが左ひじより前に出ていないかも、あわせてチェックしてみてください。

右ひじが前に出ていると、カット軌道になってスライスしやすくなるからです。

つかまったボールを打つには、やや右ひじを引いて構えるのが基本です。

余計な力を抜く

脱力は、スライス対策にとても有効です。

力を抜くことでフェースターンが促され、ボールがつかまりやすくなるからです。

「飛ばそう」という意識を捨て、腕をだらりと垂らすように構えます。

両ひじはピンと伸ばさず、やや曲がっていても問題ありません。

そして、その力感をキープしたままスイングすれば、大きなスライスになることはないでしょう。

ゆっくり振る

ドライバーのスライスが止まらなくなったら、ぜひ6〜7割くらいのスピードで、ゆっくり振ってみることをおすすめします。

ゆっくりスイングすることで、クラブと体の動きが同調し、ボールのつかまりや方向性が良くなります。

このとき、両ひじをお腹から外さないイメージを持つと、より安定感が出るのでお試しください。

ドライバーのスライスの直し方まとめ

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今回は、ドライバーのスライスを直す方法について解説しました。

ポイントは、ラウンド中にいきなり修正しようとするのではなく、練習で感覚をつかんでからラウンドで試してみることです。

そして、もしラウンド中に突然スライスが止まらなくなってしまったら、今回ご紹介した「3つのマル秘テクニック」を試してみてください。

きっと、スライスが軽減されるはずです。

スイング修正はとても時間がかかり、根気も必要ですが、がんばって取り組んでみてください。

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ライター

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たけち
16 記事
ゴルフ歴15年以上のライターです。ゴルフ未経験の方でも「わかりやすい」と感じていただけるような文章づくりを心がけています。趣味はゴルフ観戦、映画鑑賞、読書。ジョーダン・スピースが大好きです。

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