ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県市原市の「鶴舞カントリー倶楽部・東コース」からラウンドレポートをお届けしていきます。
名匠・井上誠一氏が手掛け、1971年に開業した同倶楽部は、プロトーナメントの主戦場にもなった東コース(全長6,940yard)と、変化に富んだ西コース(全長6,890yard)という36ホールで構成。
練習設備の充実ぶりも特筆もので、全長270yard・25打席のドライビングレンジやパッティンググリーンに加え、ちょっとしたショートコース風のアプローチ&バンカー練習場を備えています。

「ジャケット着用」というドレスコードも頷ける“名門”としての風格
圏央道「市原舞鶴IC」から約2km、館山道「市原IC」からは約22kmの位置にある同倶楽部は、JR内房線「五井駅」や市原舞鶴バスターミナルなどからクラブバスも運行中。

クラブバスはいずれも「往路のみ」で、ラウンド前日の17:00までに予約するシステムになっています。

丘の上に悠然とたたずむクラブハウスは、名門としての風格を漂わせています。

クラブハウス近くの駐車エリアはメンバー専用なので、

ビジターは少し離れたエリアにクルマを停めます。
とはいえ、こちらは「屋根付き」という利点アリ。突然の雨や雹だけでなく、花粉の影響も少しは和らぐかもしれません。

シックな雰囲気のレセプションは、「ジャケット着用」というドレスコードに見合った仕立てです。
チェックインの手続きは、昔ながらの手書き式。プレー後の清算は、セルフレジスタイルで済ませます。
特別な割引券を使っていただいたこの日のプレーフィは、平日ランチ別で11,800円+ゴルフ場利用税1,050円=12,850円でした。

ちなみに貸出用のブレザーも用意されていましたが、借りる必要がないようにビシッと決めていきましょう。

レセプションの片隅には、ゴルフショップと合わせ、地域の特産物を扱う「お土産コーナー」も設置されています。

ロッカールームは、メンバー/ゲストで入口から分かれていて、メンバーを尊重している様子が伺えます。

ロッカールームは、シンプルながら清潔感のある仕立て。身支度を整えたら、さっそく最終調整へと向かいます。
270yardのドライビングレンジ+ショートコース風のアプローチ&バンカー練習場
東/西コースともに、グリーンはベントの2グリーン制を採用。
グリーンは「NEW」と「OLD」がありますが、実は芝を張り替えたOLDの方が新しかったりします。
ちなみに張り替えた芝は、日本に最適化したという品種「DC-1」です。

この日のグリーンスピードは「10.6ft」で、美しく仕上がったグリーンは、まるで絨毯のようでした。

パッティンググリーンは、東/西コースにそれぞれ2面が用意されています。

どちらも広々としているので、ロングパットの練習にも事欠きません。

練習設備の位置関係は、こんな感じです。

全長270yardのドライビングレンジは、本コースと同レベルで整備されている雰囲気です。

打席は屋根付きで、全25打席を設置。

左端の打席のさらに外側には、フェアウェイへと打ち出せるバンカーも用意されていました。

右端の打席には、大きな鏡が設置されています。
とはいえ、ドライバーを練習するにはゴムティーが低すぎたため、1打席ズレてみました。

ボールの貸出は、スコアホルダーに対応。料金は30球で458円という設定です。

東コース側にあるアプローチ&バンカー練習場は、ちょっとしたショートコース風です。

広さは十二分で、手前に2つのバンカー+グリーン、奥の左右に2つのグリーンを設置。ホールアウト後はガラガラだったため、貸切状態で練習できました。利用後は、お礼がてらの“目土”をお忘れなく。
仕上がったグリーンは特筆もの! 誰もが楽しめる正統派コース
それではティーオフ!
この日は東コースのOUT、1番ミドル(OLDグリーン・レギュラーティから365yard)からスタートです。

乗用カートはリモコン式で、キャディ付きのラウンドを想定した大型タイプが採用されています。

この日はセルフの4人だったため、終始ゆったりと座ることができました。

その一方、後方のカゴや頭上のネットはコンパクトすぎるので、ラウンドバッグなどを収納しきれないケースがあるかもしれません。

最新式のカートナビには、OLDグリーンは「O」、NEWグリーンは「N」と表示されます。

さらにティーマークの傍らには、同倶楽部のロゴマークが左右どちらかに配され、グリーンの位置をナビゲートしてくれています。

たとえばロゴマークが左側のティーマークに寄り添っている時は、狙っていくグリーンが左サイドにあることを示しています。

距離のある2番ミドル(同400yard)は、OLDグリーンが右側に配置されています。

続く3番ロング(同495yard)は、ゆるやかな右ドッグレッグになっていて、

グリーン手前に配された木々が難易度を高めています。

グリーンの状態は良好そのもの。序盤は「10.6ft」ほどの速さは感じませんでしたが、ホールを重ね、芝が乾いてくるのと並行して、その速さを痛感することになりました。

池に囲まれた4番ショート(同135yard)は、風の計算が攻略のカギになります。

続く5番ミドル(同360yard)までは、わりと素直でフラットなホールが続きます。

お茶屋さんがある6番ミドル(同370yard)のティーイングエリア付近では、地形的に死角に入ってしまうカートを見失うかもしれません。
その後のホールでも、所々でカートが視界から消えるので、とくに初めてラウンドする“リモコン係”の方はご注意ください。

左ドッグレッグの6番ミドルでは、正面の突き抜けをケアしつつ、ある程度まで距離を稼いでいきたいところです。

繰り返しになりますが、グリーンの状態はどのホールでも良好そのものでした。

7番ショート(同140yard)は見通しが良いものの、奥からのアプローチは難しくなっています。

続く8番ロング(同510yard)は、見えない打ち下ろしの先が右ドッグレッグになっています。

攻略の肝はセカンドショットの距離感で、飛ばすことよりも、フェアウェイキープを優先したいところです。

打ち下ろしの先は、こんな感じの風景が広がっています。

前半ラストの9番ミドル(同355yard)は、ティーショットが打ち上げ。

その先では、要所に配されたバンカーやグリーン手前の大きな木が、プレーヤーを悩ませます。

というわけで、お楽しみのランチタイムです。
ダウンライトを埋め込んだレストランは、シンプルながら上質な空間に仕立てられています。

本格的な春が来たら、テラス席も気持ちが良さそうです(花粉症の方を除く)。

この日は熊本のソウルフードだという「太平燕(タイピーエン)ちくわサラダ付き:1,870円」をセレクトしてみました。

メニューをよくよく確認せず、勝手にとんこつラーメン的な細麺をイメージしていたのですが、実際はヘルシーな春雨です。

後半ハーフは東コースのIN、距離のある10番ミドル(同405yard)からスタートです。

11番ショート(同165yard)を挟んだ12番ロング(同505yard)は、ぐんぐんと打ち上げていくタフなレイアウトになっています。

仮にティーショットをミスってしまうと、打ち上げ部分がまだまだ残ってしまいます(汗)。

グリーンを狙うショットでは、「OLD」&「NEW」グリーンの間をセーフティに狙っていきたいところですが、1本の木がそのルートを潰しています。

何回も繰り返していますが、グリーンの仕上がりはバツグンでした。

一方、この日はクローズだった「NEW」グリーンは、まだまだコンディションが整っていないようです。

距離が短い13番ミドル(同375yard)は、見晴らしの良さが印象的。

「OLD」は大きな砲台グリーンになっているので、これまでに幾多のドラマを生んでいるはずです。

続く14番ミドル(同330yard)も距離が短く、ティーショットは“刻み”も選択肢に入ってきます。

と、ここでちょっとしたトラブルが発生。
後組のカートがスピードを緩めずに接近してきて、危うく追突されそうになったのです(自動ブレーキが作動しました)。
おそらく13番の砲台グリーンでカートが視界から消え、そのまま進めてしまったと思われます。とくにINコースは地形的にカートを見失うことが多いので、くれぐれもご注意ください。

15番ショート(同150yard)は、もみの木の主張が激しいですが、“ガン無視”してティーショットを放っていきましょう。

ガツンと飛んで最終の18番ミドル(同309yard)は、中央に木々が並んでいるため、右から攻めるか左から攻めるかの選択を迫られますが、ティーショット次第……かもしれません。

ティーショットを“結果的”に左サイドへと運んだ筆者は、左のOLDグリーンを狙いやすいポジションでした。

自然の美しさと戦略性を融合した井上誠一氏らしさを感じられる「鶴舞カントリー倶楽部・東コース」は、様々なレベルのゴルファーが楽しめる仕立て。仕上がったグリーンは特筆もので、「次は西コースを回ってみたい!」と、心の底から思えるゴルフ場でした。













































