【ゴルフ場レビュー】程ヶ谷カントリー倶楽部(横浜市)

神奈川県横浜市にある名門コースです。
1922年、大正11年に開場した日本初のゴルフコースとして知られ、多くのゴルファーの憧れの的となっています。2022年には、開場100年を迎えました。
設計はゴルフコースの先駆者の赤星四郎氏で、多くのコースの中でもこちらは代表的な作品となっています。
自然の地形を生かした無駄のないレイアウトは、ゴルファーが単純にそのプレイを楽しむことができます。
今回は、この伝統的なコースをご紹介します。

レギュラー・ティーから6,337ヤード、パー72。歩きでのラウンドです。
丘陵の地形を巧みに活用し、フラットとアップダウンのあるホールがバランスよく配置されています。
フェアウェイは広めですが、微妙なアンジュレーションがあり正確なショットが要求されます。それに加え、適度に配置されたバンカーと砲台グリーンが戦略性を増しています。
池はありますが、それほど絡まないのでストレスはありません。
特にクラブハウスへ向かう最終ホールは、視覚的にも美しく、プレッシャーがかかる設計で、グリーン周りのバンカーが絶妙な配置で待ち受けています。

冬でもとても美しい景観で、すでに梅が咲いていました。春には桜、秋には紅葉と四季折々の景色が楽しめます。
メンテナンスが行き届いたグリーンとフェアウェイは、最高級のコンディションと言えるでしょう。

練習場は、プレー前の調整に最適な環境が整っており、特にアプローチやバンカー練習が充実しています。アプローチの練習ボールは無料なので、ぜひ利用したい。
メンバーシップ制のため、一般のゴルフ練習場のような開放感はありませんが、名門ならではの落ち着いた雰囲気の中で集中して練習できるのが魅力です。

レストランは2箇所あり、左手にメンバー専用、右手にビジター用と分かれています。
利用時には、男性はジャケット着用ですが、女性は随意となっています。
メニューは定番のカレーやドイツ料理のアイスバイン(豚肉料理)、サワラの網焼きなどどれも美味しくいただけます。
ただ、ランチタイムは20〜30分と短めで、プレイファーストが推奨されています。

こちらはビジター専用のレストランです。メンバー専用に比べて、テーブルやイスに違いが見られます。

程ヶ谷カントリー倶楽部は、日本ゴルフの歴史を象徴するコースであり、戦略性と格式を兼ね備えた素晴らしいコースです。
赤星四郎の設計による巧妙なレイアウトと美しい景観が、ゴルファーの挑戦心を刺激します。
ゴルフの本質を味わいたいプレーヤーにとって、一度はプレーしたい憧れのコースと言えるでしょう。