湘南の風が心地よく吹き抜ける神奈川県大磯町。この地に佇む「レイクウッドゴルフクラブ」は、1970年の開場以来、数々のトーナメントの舞台となってきた名門中の名門です。
なかでも「西コース」は、名匠・ Theodore G. Robinson(セオドア・G・ロビンソン)の思想が息づく、美しくも戦略性に富んだ18ホール。
今回は、一人のゴルファーの視点から、その魅力を余すところなくお伝えします。

重厚感あふれるエントランスを抜けると、そこには外見からは想像もつかないほどモダンで広々とした空間が広がります。
高い吹き抜けと大きな窓から差し込む光は、プレー前の高揚感を静かに高めてくれます。

コースに出る前、必ず立ち寄りたいのが充実の練習環境です。250ヤードを誇るドライビングレンジは、周囲の木々に囲まれ、実戦に近い感覚で弾道を確認できます。
さらに嬉しいのが、アプローチ・バンカー練習場の質の高さです。西コースの特徴であるベントグリーンの速さを想定した練習が可能で、ここでの「転がし」の確認が、スコアメイクの大きな鍵となります。

フェアウェイは比較的広く感じられますが、要所に配置された池やバンカーが、安易なショットを許しません。特に池が絡むホールでは、刻むか狙うかの決断を常に迫られます。
西コースの真骨頂はグリーンにあります。微妙なアンジュレーション(起伏)があり、コンディションは常に最高級。下りにつけるとその速さに驚くでしょう。「手前から攻める」というセオリーをこれほど痛感するコースも珍しいでしょう。
丹沢の山々を遠景に、四季折々の花々が彩るホール間を歩くと、まるで庭園の中をプレーしているような錯覚に陥ります。しかし、その美しさに見惚れていると、巧妙なガードバンカーが牙を剥く。まさにゴルファーの知性と技術を試す挑戦的なレイアウトです。

ハーフターンの楽しみ、そしてホールアウト後の語らいの場となるレストラン。
ここでは、地元・相模湾の新鮮な魚介や、旬の食材を活かしたメニューが並び、どれを選んでも一級品の味わいです。
窓から最終ホールのドラマチックなグリーンを見下ろしながら、その日のミスを笑い飛ばし、ナイスショットを回想する時間は、ゴルフの醍醐味そのもの。

レイクウッド・西コースは、単に「難しい」だけのコースではありません。ミスには厳しく、勇気あるショットには報酬を与える、非常に「公平」なコースです。
都心からのアクセスも抜群でありながら、大磯の静寂の中で真剣勝負が楽しめる。一度訪れれば、誰もが「またあのグリーンに挑戦したい」と思わされる、中毒性のある美しき名門コースです。



















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