【ゴルフ場レビュー】ゴールド川奈カントリークラブ(伊東市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は静岡県伊東市の「ゴールド川奈カントリークラブ」からラウンドレポートをお届けしていきます。
大室高原いっぱいにレイアウトされた同カントリークラブは、フェアウェイにも乗り入れ可能な自走式カートを採用。伊豆七島や大室山などを眺めながら、リゾート感あふれるラウンドが楽しめます。
スコアメイクの肝は、高麗グリーンの強烈な「芝目」をいかに読むか。芝目は大室山から海に向かって「順目」で、大室山に近いホールほど芝目がキツイそうです。
フェアウェイ乗り入れ可能な自走式カートでリゾートゴルフを満喫
一碧湖や池田20世紀美術館といった観光地のほど近くにある同カントリークラブは、開業から76年もの歴史を持ち、別荘ライフを楽しむゴルファーから長く愛されています。
まずはクラブハウスで受付を済ませ、準備を整えたら送迎用のマイクロバスに乗り込みます。
今回は日曜のラウンドで、ランチ込みの総額11,960円でした。
ロッカールームは地下1階に降り、廊下を奥へと進んだ先にあります。
クラブハウスは全体的に、歴史の重みを感じさせる雰囲気です。
ちなみにバスタオルとフェイスタオルは、ロッカー毎に用意されています。
マイクロバスに乗り込み、約1.4kmほどの急坂を上がった先に、コースやレストランがあります。いったいマイクロバスは1日に何往復しているのか……、想像するだけで少し疲れてしまいました。
乗用カートは自走式で、フェアウェイにも乗り入れ可能です。
ちなみに自分のクルマでコースまで来て、こちらの駐車場に停めてラウンドすることも可能ですが、いずれにしても受付や精算などはクラブハウスで行います。
傾斜と同レベルで読む必要がある、高麗グリーンの強烈な芝目
同カントリークラブにはドライビングレンジが無いので、前日やラウンド前の早朝などに練習しておくと安心です。
練習施設は、パッティンググリーン兼アプローチ場が用意されています。
グリーンまわり(3yard以内)からのアプローチは禁止されているので、周囲の安全を確認しつつ、少し離れた位置から練習していきます。
同カントリークラブの高麗グリーンは芝目が強烈で、逆目では「ガサガサガサッ……」という音を立てながら転がっていき、ピタっと止まります。
実際にラウンドしてみると、傾斜よりも芝目が強いケースがよくありました。たとえば、傾斜は明らかにスライスラインでも、芝目がフックの場合は、傾斜と相殺してストレートに狙っていく必要があります。
相殺する“さじ加減”は、ラウンドの中で早めに掴んでいくしかありません。
エンジョイ派からアスリート系まで、多くのゴルファーを魅了!
それではティーオフ! この日はINコースからスタートです。
グリーンは2グリーン制を採用。自走式カートはフェアウェイまで乗り入れ可能ですが、起伏が激しい場所を避けつつ、丁寧な運転を心掛けましょう。
10番ミドル(バックティーから346yard)はやや打ち上げ。奥に少しだけ見えるのが、大室山です。
グリーンの傾斜は、カートナビに分かりやすく表示されます。無視することができない芝目は、いつもより入念にグリーン上で確認することをオススメします。
14番ミドル(459yard)は、打ち下ろしの先が見えないブラインドホール。距離を欲張らず、方向性を重視しながらティーショットを放っていきます。
折り返しの15番ミドル(315yard)は強烈な打ち上げとなり、セカンドショット付近からもグリーン面が見えません。
レストランは一瞬「えっ!?」と思うような、こちらの建物の中にあります。
カジュアルなレストラン内には、緑がかった光が注ぎ込んでいました。
ちなみに追加料金ナシの「天ざるそば」は、ごくごく普通で、海老×2尾も小ぶりでした。
後半のOUTコースは、1番ロング(497yard)からスタート。左右OBなので、力まず急がず、ゆったりとスイングしていきます。
3番ミドル(357yard)は、打ち下ろして打ち上げるレイアウト。ティーグラウンドの脇には、スタッフさんが常駐しているようです。
その理由は、左側に隣接する民家への打ち込み防止。看板には「ドライバーならびにスプーンは控えてください」と書かれていますが、左へ行かない自信がある場合は、利用してもOKでした。
大室山にもっとも近づくのは、5番ミドル(458yard)のグリーンサイドです。風になびくグリーンの山は、心を潤してくれるでしょう。
最終の9番ミドル(414yard)は、遠くに見える太平洋に向かってショット! 打ち下ろしのブラインドホールなので、ゆっくり景色を楽しみつつ、安全を確認してからスイングします。
ホールアウト後は、再びマイクロバスに乗ってクラブハウスへ。お風呂で汗を流して身支度を整え、精算を済ませたら、ゴルフバッグを忘れずに回収して帰路につきます。
リゾート気分を味わいつつ、高麗グリーンの難しさや面白さを満喫できるゴールド川奈カントリークラブは、エンジョイ派からアスリート系まで、多くのゴルファーを魅了するはずです!(ランチはもう少し頑張ってくれると嬉しいけれど……)
p.s. 私事で恐縮ですが、同カントリークラブにて、大学時代からの友人がゴルフ人生初の100切りを達成しました!(最終スコアはなんと92で、一気に90切りするところでした。練習は噓をつきませんね)