静岡県御殿場市に位置するメンバー・コースです。
1977年から毎年、三井住友VISAマスターズが開催され、国内外のゴルファーから高く評価されている名門ゴルフ場のひとつです。
富士山を背景に望む雄大な景観と、戦略性に富んだコースレイアウトが融合したこのゴルフ場は、まさに“プレーする歓び”を実感できる特別な場所です。
今回はこの憧れのゴルフコースをご紹介します。

全長250ヤード以上の広々としたドライビングレンジが完備されています。
駐車場からのアクセスが近く、実際のコースさながらの感覚でショット練習を行うことができます。
また、ゴルフ・アカデミーが隣接されていて、パーソナル・レッスンからプロ育成コース、そしてTeam Serizawa(芹澤チーム)もここを本拠地として練習しています。

設計は加藤俊輔氏によるもので、バンカーの配置やアンジュレーションの効いたグリーンが、プレーヤーの技術と戦略性を試します。
2001年に世界的名設計家のリース・ジョーンズにより全面改修され、監修は松山英樹プロが手掛けました。
その結果、どのティーイングエリアからもバランスよくラウンドができ、ビギナーから上級者まで幅広く楽しめる構成となっています。
特に18番ホールは印象的で、フィニッシュにふさわしい難易度と風景を兼ね備えています。ツアー開催実績もあり、プロのトーナメントコースとしての風格も感じられます。

18番ホール、パー5のグリーン近くにはタイガーの記念碑があります。彼は、2001年の「WGC-EMC World Cup2001」 トーナメント最終日にチップイン・イーグルを達成しました。
これは、奇跡のショットとして全世界に放送されたほどです。

広々とした開放感のあるレストランは、窓からの眺望も美しく、食事と共に景観も楽しめます。
地元食材を活かした料理が提供されており、中でもシェフこだわりの洋食メニューが人気です。ただ、金額的には少々高めで、それほど種類はありません。

クラブハウスには、歴代の優勝者の写真が飾られています。
「三井住友VISA太平洋マスターズ」は、国内外のトッププロが集結し、熱戦を繰り広げる日本ゴルフ界の一大イベントです。雄大な富士山を背景にした美しいコースでのプレーは、観る者に感動を与えます。

今回は梅雨前の曇り空でしたが、晴れた日にはどのホールからも富士山が見えます。
その絶景は、国内のゴルフ場でも随一と称されるほど。自然と調和した美しいフェアウェイやグリーンが、非日常のひとときを演出します。
トーナメントコースに挑戦しながら、自然と調和した癒しの時間を体感したい方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。