【ゴルフ場レビュー】千葉夷隅ゴルフクラブ(夷隅郡大多喜町)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は千葉県夷隅郡大多喜町の「千葉夷隅ゴルフクラブ」からラウンドレポートをお届けしていきます。
同ゴルフクラブでは今年6月、国内男子ツアーの「ハナ銀行 インビテーショナル2023」が初開催されました。
賞金王に輝いた中島啓太プロをはじめ、和製タイガーの呼び声高い蝉川泰果プロや日本屈指の飛ばし屋である河本力プロなど、今をときめく男子プロ達がしのぎを削ったコースを回るのは、テンションが上がりますね!
ちなみに通常営業では、東・西・南の27ホールですが、トーナメントではOUTコースが「西」、INコースは「東」と「南」を組み合わせていました。もちろんティーイングエリアは遥か後方です。
ストレスフリーで打ち放題の「アプローチ&バンカー練習場」
ロッカールームはやや窮屈な印象ですが、同ゴルフクラブには、練習熱心なゴルファーに嬉しい、充実の設備が整えられています。
豪快に飛ばせるドライビングレンジや、全4面+αを備えたパッティンググリーン(この日は1面が整備中)はもちろん、特筆したいのはアプローチ&バンカー練習場です。
一般的なゴルフ場の場合、持参したボールを打っては拾い、打っては拾いを繰り返すのが当たり前ですよね。当然ながら他のプレイヤーも練習しているので、ボールの確認作業が面倒だったりもします。
けれど、同ゴルフクラブならそんな面倒は全くナシ。アプローチ&バンカー練習場には、自由に使える練習ボールが無数に転がっていて、備え付けのバケツに拾って、時間の許すままに小技の練習ができるんです。
ただし、練習のし過ぎは禁物かも。練習場からクラブハウス&ティーグランドへと向かう階段は、足がぷるぷるするほどの急な上り坂になっています(もちろん、練習場へ向かうときは急な下り坂です)。
広々としたフェアウェイが気持ちいい! “隠しバンカー”にはご注意を
それではティーオフ! 今回は「西」から「南」へとラウンドしました。
「まっすぐ、いかに遠くへ飛ばすか」をコンセプトに設計されたコースは、全体的にフラットで、フェアウェイの幅も広く、ドライバーを気持ちよく振り抜いていけます。
「スコアが多少悪くたって、ドライバーさえ気持ちよければOK!」という大らかなゴルファーには、うってつけのゴルフ場と言えるかもしれません。
その一方、トーナメントを開催したチャンピオンコースだけに、ハザードの配置やグリーンのアンジュレーションは、プレイヤーにそれ相応の戦略性を求めてきます。
乗用カートはリモコン式。カートナビは画面も美しく、詳細な情報を伝えてくれるのですが、カートナビに表示されない“隠しバンカー”にはご注意を。
同ゴルフクラブでは、さらなる快適性や面白さを追求するべく、順次コース改良を進めているのですが、カートナビのデータ更新はいったん後回し。その影響によって、実際のコースとナビ表示の乖離が起きているのです。
わたしのおぼろげな記憶では、西コース・9番ロングのグリーン周り、南コース・8番ミドルのフェアウェイ右に、“隠しバンカー”があります。
とくに9番ロングの隠しバンカーは、グリーンとグリーンの間でぽっかりと大きな口を開けているので、安全に攻めたつもりが大きなトラブルになる可能性があります。
雰囲気はややチープだけど、味はなかなかグッド
レストランはテーブルやイスがややチープな印象で、メニューも決してオシャレではありませんが、味はなかなかグッド。
この日は季節外れの暖かさだったのでオーダーしませんでしたが、寒い時期には、大・中・小のサイズが選べる「豚汁定食」がオススメだそうです。
ほろほろの豚肉やゴロゴロの大ぶり野菜が、カラダを芯から温めてくれることでしょう。
そうそう、ガッツリいきたい時は、牛丼セットのみそ汁を「豚汁」にチェンジする合わせ技がオススメです!