【ゴルフ場レビュー】稲取ゴルフクラブ(東伊豆町)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は静岡県東伊豆町の「稲取ゴルフクラブ」からラウンドレポートをお届けしていきます。
雄大な海と広い空、温暖な気候に恵まれ、海の幸や温泉にも事欠かない伊豆エリア。
その東側に位置する同ゴルフクラブは、個性豊かな36ホールを有しています。
回り方は、伊豆七島を見渡せる「島コース」⇔やや短めの「森コース」、ダイナミックな本格派「海コース」⇔戦略性に富んだ「山コース」という2パターン。
今回は「山」から「海」へと自然を満喫してきました。
練習場は「パッティンググリーン」のみ
やや路面の悪いワインディングロードを抜けると、古き良き時代を想わせるクラブハウスが見えてきます。
大木を切り抜いた看板が、いい味を出しています。
さっそく練習! と勢い込んで着替えを済ませたのですが、ここにはドライビングレンジやアプローチ練習場は無く、パッティンググリーンがわずかに1面あるだけ。。
ちょっと肩透かしをくらった感じでしたが、やや速めの10.5フィートに設定されたグリーンで、入念にタッチを合わせておきました。
もっともタフな「山コース」こそ、心には余裕を
まずは「山コース」からティーオフ!
1番ミドルのティーグランド正面やコースのそこかしこからは、巨大な風車が並ぶ、三筋山(みすじやま)を望むことができます。
同ゴルフクラブで“もっともタフ”と評される山コースですが、心には景色を楽しむ余裕を持ちたいところです。
山コースのハイライトは、3方を池に囲まれた、“映える”3番ショート(172ヤード)になるでしょう。
右サイドからの風は、いつでも要注意。
実はこの日、11月中旬とは思えない陽気に恵まれたのですが、風速は10m、いや15mという台風レベルの強風が吹き荒れていて、ナイスショットのつもりがあっけなく左サイドに流され、豪快な水しぶきを上げました。
ちなみに乗用カートは、全コースがリモコン式です。
ランチメニューは“海の幸”を選ぶのが吉
レストランでは、天気の良い日であれば、海・空・伊豆七島・ゴルフコースが織りなすパノラマとともに、優雅な時間を過ごせます。
ランチメニューはやや少な目。
この日は「ハンバーグと鰺フライ定食」をオーダーしたのですが、数量限定の「お刺身御膳」もしくはお造りが入った「特選弁当」にすれば良かったと、少しだけ後悔しました。
海外リゾート気分を満喫できる「海コース」
苦しいお腹を抱えながら、1番人気だという「海コース」へ。
結論からお伝えすると、ここでは、海外のリゾートゴルフのような美しい風景やダイナミック感を満喫することができます。
距離があり、打上げも続く4番ミドルはかなりタフ。
セカンドショット地点からグリーンは見えず、まるで空に打ち出すかのような感じです。
そして、視線を左側に移すと、大きな池に挟まれた5番~7番ホールの、リゾート感あふれる風景が広がっています。
打ち下ろしとなる5番ミドルは、左サイドからの風に要注意。
強風が吹き荒れたこの日は、ナイスショットが右サイドの池を挟んだ隣の6番ミドルまで流されました。。
ハイライトは、伊豆半島を模したレイアウトがユニークな6番ミドルです。
左サイドに“駿河湾”、右サイドに“太平洋”が待ち受けているティーショットは、爽快でありながら正確性も求められます。
この日は最後まで強風が吹き荒れ、木々の枝やどなたかのキャップが飛んできたり、アドレス時にカラダがふらついたり、グリーン上のボールが動いたりするほど。
とはいえ、稲取ゴルフクラブ(とくに海コース)は、「また回ってみたい!」と心から思えるステキなゴルフコースでした。