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アイアンの打ち方はダウンブローがおすすめ!コツや練習方法もあわせて紹介!

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スキルアップ
2025-04-23
2025-04-24

アイアンの打ち方はダウンブローが良い、と耳にしたことがあるゴルファーは多いはず。アイアンは他のクラブと比較すると重心位置が高く、ボールを上から捉える必要があるためです。

しかし意外にもダウンブローという言葉だけがひとり歩きしてしまい、間違った方法で上から叩きつけるようなスイングをしている人を見かけるのも事実。

そこでそもそもダウンブローとはどんなスイングなのかをぜひチェックしてみてください。

アイアンの打ち方はダウンブローがおすすめな理由と、ダウンブローで打つためのコツや練習方法などもあわせて解説していきます。

ダウンブローとは何だろう?

アイアンのダウンブローとは、クラブヘッドがスイングの最下点に到達する前にボールを捉える打ち方です。

ダウンブローによって自然とバックスピンが強くかかりますのでボールの高さを出せます。またグリーン上では高さによってボールを止めやすくなるというメリットもあります。

ダウンブローができているとボールの手前の芝部分にクラブがコンタクトしないので、実際のラウンドでもダフりが減る、ショットが安定する、など良いこと尽くめ。

ミスが少なく再現性の高いショットが打てるようになるのがダウンブローなんです。

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ダウンブローとレベルブロー、アッパーブローそれぞれの違いと比較

ボールを捉えるときのスイング軌道にはダウンブローだけでなく、レベルブローやアッパーブローもありますよね。

そこでそれぞれのスイング軌道はどのような違いがあるのか、またクラブによっておすすめのスイング軌道が何なのかを見ていきましょう。

ダウンブローとは?

スイング軌道が最下点に来る前にボールを捉えるのがダウンブローです。

これによってボールの上からインパクトをするような形となり、打ったボールはスピン量と高さが出せるようになります。

またボールの手前の芝にクラブが接触しないのでダフりのミスが出にくくなり、ショットが安定するメリットがあります。

ダウンブローでアイアンが打てるようになるとボールよりも前にスイング軌道の最下点がきます。そのため芝の上でボールを打ったときにはボールより前の芝が削れる”ターフ”が取れるようになります。このようなターフが取れるスイングを目指していきましょう。

このダウンブローにもっとも適しているクラブがアイアンです。アイアンは重心位置が高いのでダウンブローで打っていくことでしっかりスピンをかけられるようになるんです。

レベルブローとは?

レベルブローとはスイング軌道が最下点にきたときにボールをインパクトする打ち方です。

ボールの横からクラブで払うような打ち方になります。重心が低く、ソールが幅広のフェアウェイウッドやユーティリティなどでおすすめしたいのがこちらのレベルブローです。

いわゆる「払い打ち」と言われる打ち方ですね。

近年販売されている重心が低くソールが広い「飛び系アイアン」と呼ばれるアイアンでは払い打ちの方がイメージが合う人もいます。

そのため一概にレベルブローがアイアンには向かないか、と言われるとそれが全てではありません。

ただ、レベルブローになるとスピン量やボールの高さがダウンブローに比べると出ないという特徴があるので覚えておきましょう。

アッパーブローとは?

アッパーブローとはスイング軌道の最下点よりも前でボールを捉える打ち方です。

このアッパーブローは低スピン、高弾道を打つときに向いています。すなわちドライバーやフェアウェイウッドなどでティーアップができる状況に限定されます。

芝の上からボールを打つ場面でアッパーブローのスイングをしてしまうと、ボールの手前を叩いてしまいダフりに直結します。またダフらなかった場合でもボールの上っ面を叩いてしまうチョロなどのミスも頻発します。

アッパーブローはティーアップできる場面ではおすすめですが、それ以外の場面ではおすすめできません。

ダウンブローでアイアンを打つ!打ち方をポイントごとにチェック

アイアンの打ち方はダウンブローがおすすめとお伝えしたところですが、実際にダウンブローで打つためにはどこをどうチェックしたら良いのでしょうか。

打ち方をスイングのポイントごとに分けてチェックしてみましょう。

アイアンでダウンブローに打つにはアドレスが超重要

アイアンをダウンブローに打つためにまずはアドレスが非常に大切です。

まずボールを置く位置を見てみましょう。

使用するアイアンによって少しずつ変わりますが、ショートアイアンではアドレスの中央に、ミドルアイアンは中央よりボール半個前、ロングアイアンで中央よりボール1個前をおおよその目安にして打ってみましょう。

次にアドレスを正面から見たときのグリップの位置もチェックしたいポイントです。

グリップは左太ももの内側にあるのが正解。手元がクラブヘッドよりも少しだけ前にあるイメージです。いわゆるハンドファーストと言われる状態ですね。

このハンドファーストの状態を崩さないようにテークバックに入っていきましょう。

アイアンをダウンブローに打つためにテークバックで手を使いすぎない

アドレスでダウンブローに打てる構えを作ったとしても、テークバックで手を使いすぎてしまうとその後のスイングが全て崩れてしまいます。

スイング軌道のスタートと言えるポイントなので、ここで手を使いすぎてしまうとスイング軌道がバラバラになってしまいます。

そのため体の回転にクラブがついてくるようなイメージでテークバックを開始するようにしましょう。

ダウンブローに打ちたいがためにトップで上から打ち込む意識が強すぎるとフェースが安定しない

ダウンブローで「上から打ち込む」というイメージが強すぎるとインパクトでフェースが安定しません。

トップから切り返しのところで右肩が前に出てしまってクラブが外から入るような形になりやすくなります。するとたしかに上から叩けてはいますが、同時に外から内に抜けるスイング軌道になります。(アウトサイドイン)

すると打球が強いスライスが出てしまったり、それを修正しようと無理にフェースを返して引っ掛けなどのミスが多発します。

上から叩くのではなく、スイングの最下点にくる前にボールをインパクトするのがダウンスイングです。

アドレスで作ったハンドファーストの形をそのまま体の回転を使って打つようなイメージでスイングしていきましょう。

インパクトでは小文字の”y”の形になるのがアイアンのダウンスイング正解の形

インパクトでは左腕とクラブシャフトで小文字の”y”を作るのが理想です。

ハンドファーストの状態で良いインパクトの形と言えるでしょう。インパクト前に手首をリリースしてしまうようなスイングだとなかなかこの形にならないので、自分がどうなっているか動画などでチェックしたり、ゆっくりスイングをしてみて鏡で確認したりしてみてください。

フォローでは体の回転をイメージして小手先で操作しない

アイアンをダウンブローで打つためにフォローも大切です。ボールを高く上げるイメージが強いとどうしてもフォローで振り上げるような形になりがち。

するとその前のインパクトの形がどうしても起き上がりやすくなってしまいます。ボールはロフト通りにしか上がりませんので体の回転を使ってしっかり振り抜いていくイメージがダウンブローには大切です。

アイアンがダウンブローに打てるようになるおすすめの練習方法

アイアンがダウンブローに打てるようになるおすすめの練習方法を紹介していきたいと思います。

ダウンブローでなかなか打てない人にとっては癖を修正するのは大変なことですが、1つずつスイングを矯正していって、ダウンブローに近づけるように努力していきましょう。

ビジネスゾーンをマスターするとダウンブローが上達する!両肩とグリップの三角形を意識して小さく打つ

ハンドファーストのインパクトを覚えさせるために最も大切な練習方法の1つがビジネスゾーンの練習です。

スイング全体を修正するよりも、ボールのインパクトの瞬間だけにフォーカスしていった方が上達がグンと早くなります。

練習方法は簡単です。まずボールを置いてアドレスでハンドファーストの形を作ります。あとは腰から腰の高さの振り幅でボールを打っていくだけ。

このとき、手で打つというよりも体の回転を使って打つように心がけましょう。ハンドファーストでのインパクトができるようになると自然とダウンブローが身についてきます。

ダウンスイングで止めて手元先行の形を作って打とう

ダウンブローができない原因が手首のアーリーリリースにあります。そのアーリーリリースを矯正するためにはダウンスイングの途中からボールを打つ練習をしていきましょう。

やり方はダウンスイングでグリップが腰の高さにきたところからスタート。このときにヘッドがグリップよりも下がらないように形作ってからボールを打ってみましょう。

ダウンスイングでの手首のアーリーリリースを矯正できるとダウンブローのスイングに近づいてきたと言えるはずです。

ボールの前後にテープを貼ってダウンブローのチェック!

ダウンブローの練習というよりはチェックで使うのにおすすめなのがボールの前や後ろにテープを貼って打つ練習です。

ボールの前にテープを貼れば、スイングでそのテープが剥がれればダウンスイングができている証拠。逆にボールの後ろにテープを貼れば、テープが剥がれてしまえばダウンスイングができていない証拠となります。

ただこの練習で注意して欲しいのは、テープを剥がすもしくは剥がれないようなスイングをすることだけが目的とならないように注意してください。

無理やり上から叩きつけるようなスイングになってしまっていたとしても、ボール前のテープを剥がしたり、ボール後のテープが剥がれないようなスイングはできてしまいます。

肝心なのは正しい形でダウンブローをした結果、テープがどのようになっているかが大切です。

アイアンをダウンブローで打てるように繰り返し練習をしていこう!

アイアンのダウンブローができるようになれば、これまでよりももっとアイアンショットに自信が持てるようになります。

ゴルフ初心者でアイアンショットに不安を持っている人も、ゴルフ経験者でアイアンの精度をもっと高めて行きたい人まで、ぜひダウンブローを習得できるようにがんばってくださいね。

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とや
ゴルフを始めてはや10年。 ここ最近、めっきりラウンド数が少なくなってしまった中年ゴルフライター。 腕前は中級者でも「ゴルフは物理!」を座右の銘にロジカルな記事を発信していきます。

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