東京都多摩市の米軍多摩内にある多摩ヒルズゴルフコース(Tama Hills Golf Course)。
ここは日本にありながら、ゲートをくぐればそこは完全に「アメリカ」という、非常に特殊で魅力的なゴルフ場です。
米軍関係者やその同伴者、あるいは特定のイベントでしか立ち入ることができない「ベールに包まれたコース」の全貌をご紹介します。

クラブハウスに一歩足を踏み入れると、日本のゴルフ場のような豪華絢爛な大理石の造りではなく、古き良きアメリカのロッジを思わせる温かみのある空間が広がります。
ウッディな内装と、歴史を感じさせる調度品。壁には歴代の功労者や歴史的な写真が飾られており、異国情緒を強く感じさせます。
受付から支払いまですべて英語が基本ですが、最近は日本人のスタッフもいらっしゃいます。ドル建ての表記やアメリカンな接客スタイルに、海外ゴルフ旅行に来たかのような錯覚を覚えるでしょう。

カートは、電磁誘導(リモコン)ではなく、アクセルとブレーキで自分で運転する自走式です。
二人乗りが基本で、キャディさんはつかない完全セルフプレーです。米軍施設内のため、カートも左ハンドル仕様で運転席は左側です。
基本はカート道を走り、自分のボールの真横まで来たら、カート道から直角(90度)にフェアウェイへ進入し、ボールのそばまで行くルールです。ショット後はまた直角にカート道へ戻ります。

多摩ヒルズを語る上で欠かせないのが、レストランでの食事です。
提供される料理はすべてがアメリカンサイズ。特にハンバーガーやステーキは圧倒的なボリュームを誇り、味も非常にパワフル。
クラシックなアメリカンブレックファストから、ボリューミーなサンドイッチ、そしてバドワイザーなどのアメリカンビール。気分はすでにアメリカンです。
月曜日はクラブハウスの2階にあるレストランは定休日となります。

多摩ヒルズの最大の特徴は、その起伏に富んだ地形です。多摩丘陵の自然をそのまま活かしたタフな丘陵コースで、ゴルファーのスキルが試されます。
打ち上げや打ち下ろしが非常に多く、平坦なライから打てることは稀です。正確な距離感の把握と、傾斜地からのショット精度がスコアメイクに直結します。
米軍管理ということもあり、メンテナンスの基準が日本とは少し異なります。フェアウェイは広く取られていますが、ラフは深く設定されることが多く、実戦的な難しさがあります。
グリーン周りも高低差があり、アプローチのバリエーションが求められます。戦略を練り、一打一打「次にどこへ運ぶべきか」を考えさせるレイアウトです。

武蔵野の深い緑に囲まれながら、異国の地でプレーしているような不思議な高揚感。
もし訪れる機会があれば、ぜひアメリカンスタイルのゴルフを楽しんでください。


















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