【ゴルフ場レビュー】東京よみうりカントリークラブ(稲城市)

東京都稲城市に位置する歴史のある名門クラブです。
「国際的チャンピオンコースを開設したい」と、当時の読売新聞社主であった正力松太郎氏の構想から、1964年に開場。
毎年行われる男子ゴルフトーナメント、日本シリーズJTカップの開催コースです。
設計は第一人者として有名な井上誠一氏であり、「戦略性」「自然との調和」「美しい景観」が特徴です。
この記事では、JTカップ・トーナメントの直後のラウンドの様子をご紹介します。

クラブハウスは、伝統とモダンが調和した洗練された建築デザインが特徴です。
木材や石材を使用した内装が、自然との一体感を感じさせる落ち着いた空間を演出しています。
ゴルフプレーの前後に心身ともにリフレッシュできる環境が整っており、まるでリゾートにいるかのような優雅な雰囲気を味わえます。

練習場は18打席、256ヤードです。たっぷりと距離があるのでドライバーの練習には最適です。
アプローチエリアも隣接されていて、ラウンド前のウォームアップや技術向上を目指す練習に理想的な環境が整っています。

レギュラーティーから6,317ヤード、パー72です。
シンプルながらも戦略性が高い設計が特徴です。ブライドホールや適度なアップダウンもあり、正確なショットが求められ、また微妙なアンジュレーションのあるグリーンは挑戦的です。
この日のグリーンの速さは12フィート、コンパクション23というトーナメント仕様でした。
特に最終18番ホールは、ドラマチックな展開を生み出す設計で、多くの名シーンがここで生まれています。
リスクとリワードが問われるレイアウトがプレッシャーを与えます。

コースに許可をいただき、プロと同じブルーティーから打ちました。
224ヤードのパー3です。
ピンは手前で、トーナメントと同位置。ピンハイにつけると、カップインしない限り止まらず、その勢いをましてグリーン外へ。
これがゴルファー泣かせの名物ホールです。本当にしびれるグリーンです。

レストランでは、地元の食材を活かした季節感のある料理が提供されます。
窓際の席ではコースを眺めながら食事を楽しむことができ、プレー後のリラックスタイムにも最適です。

今回注文したのは、クラブサンドです。こんな綺麗なサンドウィッチは、初めてです。
他にも、とても美味しそうなメニューが揃っていました。

JTカップでは、日本ゴルフ界を代表する名選手たちが数々の名勝負を繰り広げてきました。
東京よみうりカントリークラブは、これらの歴史的な瞬間を生み出してきた特別な場所です。
そんなコースでラウンドできることは、本当に素晴らしい。
プロの気分をこの戦略的なコースで、ぜひ体験してはいかがでしょうか。