【ゴルフ場レビュー】天城高原ゴルフコース(伊豆市)
ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は静岡県伊豆市の「天城高原ゴルフコース」からラウンドレポートをお届けしていきます。
天城縦走登山口のほど近くにある同ゴルフコースは、伊豆最高峰の海抜1,050mに位置するため、真夏でも快適なラウンドを楽しむことができます。ラウンド後に“下界”に降りると、あまりの気温差に驚くことでしょう。
また、美しいコースや風光明媚な山々を目にしていると、ついつい石川さゆりさんの名曲『天城越え』を口ずさんでしまうかもしれません。
豪快なドライビングレンジは「ウッドクラブ禁止(涙)」
静岡県道111号・遠笠山富戸線のワインディングを駆け上っていくと、看板と石造りのゲート柱、緑のトンネルが見えてきます。
ゲートをくぐって道なりに進むと、やや古びたクラブハウスが現れます。
クラブハウスにクルマを横付けすると、スタッフの方が駆け寄ってくれるので、ゴルフバッグを預けます。
レセプションの風景は、登山やウインタースポーツでお世話になりそうな山小屋風。木のぬくもりが、スタート前の心を落ち着かせてくれます。
レセプションの先には、所狭しとゴルフアイテムが置かれていましたが、この日は素通りです。
ロッカールームの風景はこんな感じ。今回は、ロッカー利用無し&ランチ無しの「早朝ハーフプレー(総額6,500円)」を利用しました。
この日の天気予報は「晴れ」だったのですが、思いがけず通り雨に襲われました。山の上は少し天気が違うのかもしれません。乗用カートは、リモコン式となります。
練習ボールは、24球で350円。ドライバーを持っていこうとしたら、「ウッドクラブは禁止なんです……」と申し訳なさそうに告げられました。
ドライビングレンジは全10打席。距離的にも景色的にもドライバーを打ってみたくなりますが、本コースへの打ち込みを防ぐため、ウッドクラブが禁止になっているようです。
打席にはマットがぽんと置かれているだけで、ティーの類は何もありません。少しばかり残念でしたが、景色も天気もバツグンだったので気分は上々です。
スコアメイクの肝は、傾斜がきついグリーンの攻略にアリ
お次はパッティング練習へ。グリーンは、1グリーン制のベント。全体的にかなりの“受けグリーン”なので、手前から攻めていくのがセオリーです。
コースに向かう道すがらでは、クラブハウスの全景が見えました。
レストランは、山小屋風の落ち着いた雰囲気です。
パッティンググリーンは、OUT/INのスタートホールを挟んだ場所にあります。
「本日のグリーンスピード」の掲示は見当たらなかったのですが、とくに速くも遅くもなく、9.0ft前後の一般的なスピードでした。
ただし、コース上のグリーンは傾斜がきついことが多かったので、奥からのパッティングやアプローチはできる限り避けたいところです。
この日はINスタートの9ホールのみ。35℃以上の猛暑日となった下界とは異なり、高原らしい心地よい空気感がサイコーです。風はやや強めだったものの、“重さ”はなく、あくまでも爽やかな感じでした。
あちらこちらに痕跡を残す、野生のシカと出会えるチャンスも!?
フラットで距離も短めの10番ミドル(バックティから350yard)を無難にクリアし、左ドッグレッグの11番ロング(537yard)へ。
このホールはセカンド&サードショット付近のアンジュレーションがきついので、より慎重なショットを心掛けたいところです。
避けるべきだったグリーン奥からのアプローチショット。距離感をまったく掴めず、反対側までこぼれてしまいました。。ベントグリーンながら、芝目も気にした方がいいかもしれません。
14番ショート(180yard)は池越えですが、池は目を楽しませるだけに留めて、池が無いつもりでショットしていきます。
15番ミドル(339yard)は、セカンドショット以降が急激な打ち上げとなります。緑が美しい山々にも目を奪われますが、目線はあくまでも低く低く保っていきましょう。
16番ショート(210yard)は、レギュラーティからでも198yardと距離が長め。グリーン右手前のバンカーを避け、左サイドから攻めていくのがセオリーとなります。
ティーイングエリアには、環境にやさしい「リユースティー」が用意されていました。これは素晴らしい取り組みですね!
カートナビの写真を撮り逃すところでした。グリーンの傾斜は方向だけでなく、その度合いまで分かりやすく表示されると有難いなと感じました(パットに苦しみました……)。
最終18番ミドル(415yard)のセカンドショット付近では、シカの群れとコンニチハ。コース内のあちらこちらに“フン”があったので、何かいるとは思っていましたが、こちらの方々でした。
豊かな自然に包まれた天城高原ゴルフコースは、うだるような暑さとは無縁で、避暑ゴルフに最適です!(冬は寒いかもしれません)。
今回はハーフプレーでしたが、同伴メンバー全員一致で「次は18ホール回ってみたい」と感じました。個人的には、アジ&ふじのくにポーク&三島コロッケの「静岡ミックスフライ御膳」も気になっています。