【ゴルフ場レビュー】箱根湯の花ゴルフ場(足柄下郡箱根町))
神奈川県箱根にある西武プリンス系のコースです。箱根駒ヶ岳を背景に、江ノ島までも望める絶景のラウンドを楽しむことができます。
標高935mで箱根でも一番高く、夏でも比較的涼しさを感じます。
今回はスループレイのできるこのコースをご紹介します。
1952年に開場し、神奈川では4番目に歴史のあるコースです。
以前はコンペルームやカラオケルームもあるほどの立派なクラブハウスがあったようです。
何年か前に災害になり倒壊してからは、クラブハウスはなくなりスループレイに変更したと、ホテルのスタッフが話してくれました。
チェックインは、ホテルに隣接した質素な場所で行います。2階には、ゴルファー専用の休憩室があり、スタート時間までをここで過ごすことができます。
レギュラーティから5,493ヤード、パー71と全体的に距離は短いですが、ブラインドホールや豪快な打ち上げ、打ち下ろしがあり大自然を感じるレイアウトになっています。
グリーンは2グリーンで、場所によってはアンジュレーションが難易度を高めています。
名物ホールは17番で、「福は相模の海」と名付けられ相模湾を一望できるパー4です。
「一打千里」と名付けられた8番は、左側がOB、右側に林がある打ち下ろしで、
落とし所がイメージしにくいホールです。
それぞれのホールに名前があるのも、マスターズのようで面白いです。
スループレイなのでレストランはなく、8番ティーイングエリアの横に売店があります。カートの天井にメニューが貼り付けられています。
お蕎麦がメインですが、他にはかき揚げバーガーとうなぎおにぎりがあります。種類が少ないので、持参する方が良いかもしれません。
スルーといえども、ここで10分程度の休憩をとることはありますが、全組がそのままラウンドを続ける場合がほとんどです。
ゴルフ場には、シャワー施設はありません。
ラウンド終了後、精算時に申し出ると、隣接プリンスホテルでシャワー&入浴が500円で利用できます。
素敵な中庭を抜けると、箱根十七湯のひとつ「湯の花沢温泉」があります。
泉質は単純硫黄泉で、筋肉痛や疲労回復に効果的です。こじんまりとしていますが、露天風呂もあり、心身癒されます。
リゾートとして作られたコースですが、距離的には短いながらもなかなか戦略的で面白い。
日帰りもよし、またホテルに宿泊しのんびりラウンドするもよし。
相模湾を眼下に望む、豪快かつ心踊るコースを試してみてはいかがでしょうか。