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【初心者向け】アイアンの構え方「9つのチェックポイント」を解説!

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スキルアップ
2024-08-29

「自分のアイアンの構え方は間違っていないかな?」

「同じようにスイングしているのにボールが曲がってしまう」

自分ではちゃんと構えているつもりなのに、なぜダフリやシャンクなどのミスが起きてしまうのでしょうか?

スイングの問題と思われがちですが、実はアドレスの時点でミスしていることがほとんどです。

そこで今回は、アイアンの構え方の基本を解説します!

9つのチェックポイントを準備したので、ぜひ確認してみてください!

アイアンの構え方【9つのチェックポイント】

image4

アイアンの基本的な構え方(アドレスのやり方)を解説します。

チェックポイントは、次の9つです。

  1. グリップ

  2. フェース面の向き

  3. ロフト角

  4. ライ角

  5. グリップエンドの位置

  6. ボール位置

  7. スタンス幅

  8. 前傾姿勢

  9. アライメント

9つもあって大変ですが、1つずつ丁寧にチェックしていきましょう。

グリップ

グリップは、ゴルフの中でもっとも重要なポイントの1つです。

グリップが正しくないと、ボールが意図しない方向に飛んでしまったり、スイング全体が崩れてしまったりする原因になるので、しっかり基本を身につけましょう。

まずは、左手のグリップの握り方です。

左手のポイントは次の通りです。

・人差し指の第一関節~小指の根本にグリップを乗せる

・指先で握る

・親指を「1時」の方向に向ける

左手の人差し指の第一関節から小指の根元に沿ってグリップの真裏を乗せ、握ります。

このとき、手のひら全体で握るのではなく、指先で握るようにしましょう。

左手の親指は、自分から見て時計の「1時」の方向を指しているか確認してください。

これで、左手グリップの完成です。

次に、右手のグリップポイントです。

左手に比べて、チェック項目がやや増えます。

・右手中指と薬指の第二関節にグリップを当てる

・人差し指はピストルの引き金を引くような形

・親指を「11時」の方向に向ける

・親指と人差し指の間を空けない

・親指と人差指の間でできる「V字」が右肩を指す

右手の中指と薬指の第二関節が、グリップの真裏に当たるようにセットし、握ります。

そして、人差し指はピストルの引き金を引くような形で、グリップに引っ掛けましょう。

小指については「インターロッキング」でも「オーバーラッピン」のどちらでも構いません。

違和感のない方で握ってください。

親指は、自分から見て時計の「11時」くらいを指しているのが適当です。

親指と人差し指の間をキュッと締め、隙間が空かないように気をつけましょう。

右手親指と人差し指の間でできる「V字」が、自分の右肩を指しているかもチェックしてください。

フェース面の向き

アイアンを構えたときのフェース向きは、とても大切です。

というのも、多くのアマチュアゴルファーがフェースを開いて構える傾向があるからです。

フェース向きがたった数ミリずれるだけで、球筋やスイングが大きく変わる可能性があります。

面倒くさがらず、アドレスできちんとフェース向きを合わせるようにしましょう。

なお、構えたときのフェース向きは打ちたい球筋や好みによってさまざまですが、まずはフェース面と目標を直角に構えることを基本とします。

フェース面を目標に対して真っすぐにするには、ボールの5cmくらい先に「スパット」を設けるのがおすすめの方法です。

スパットとは、構えるときの「基準となる目印」のこと。

落ち葉や芝の枯れた場所などをボールの5cm先に見つけ、そこに対してフェースを真っすぐに合わせます。

「5cm先でも真っすぐに向ける自信がない」という人は、慣れるまではフェース面にティーを両面テープで貼り付けて、フェース向きを都度確認するとよいでしょう。

ロフト角

構えたときのロフト角にも注意します。

アイアンは、ややハンドファーストでダウンブローに打つのが基本です。

そのため、構えるときもしっかりとフェースを立てるようにしましょう。

反対に、フェースを寝かせてしまうと、ボールをダフりやすくなるので要注意です。

どれくらい立たせるかというと、アイアンを地面に置いたときに、ソールの後ろ側にコイン2枚分くらいの隙間ができるくらいがよいでしょう。

すると、シャフトがやや前側に倒れ、適正なハンドファーストの形が作れます。

ライ角

ライ角とは、シャフトとソールでできる角度のことです。

結論から言うと、構えたときにアイアンのソールを地面にピッタリつけてはいけません。

なぜなら、スイング中に遠心力で「トゥダウン」という現象が起こるからです。

トゥダウンとは、アイアンのトゥが下がること。

トゥが下がるとフェースは右を向くため、右に飛んでしまいます。

スイング中にトゥダウンが起こることを考慮し、構えるときはトゥをやや浮かせて構えましょう。

コインが2枚入るくらい浮かせれば大丈夫です。

「アイアンが右にばかり飛んでしまう」という人は、これだけでも真っすぐ飛ぶ確率は高くなりますよ。

グリップエンドの位置

構えたときのグリップエンドの位置にも注目してください。

アイアンに限らず、すべてのクラブにおいて、グリップエンドは「左足の付け根の内側」です。

これは全番手共通の基本となります。

このとき、グリップエンドが体の真ん中にあっても、左足の付け根の外側にあってもいけません。

前者はハンドレート過ぎ、後者はハンドファースト過ぎです。

「グリップエンドは常に左足付け根の内側」と覚えておきましょう。

ボール位置

アイアンを構えるうえで、ボール位置はとても重要です。

ボール位置が少しでも変わると、芯に当たらなかったり球筋に大きな悪影響が出たりしてしまいます。

番手別のボール位置の基準は、次の通りです。

・SW~9番アイアン:体の中心

・8~6番アイアン:体の中心からボール1個~1個半左足寄り

・5番アイアン:体の中心からボール2個~2個半左足寄り

先ほど書いた通り、グリップエンドの位置はすべての番手において左足付け根の内側なので、長いアイアンになるほどシャフトが垂直に近くなります。

なお、上記のボール位置はあくまでも基準で、ラウンドではほとんどの場合、そのまま使うことはできません。

ゴルフコースには傾斜があるからです。

実際のラウンドでは、傾斜や状況に合わせてボール位置を変えることになります。

スタンス幅

スタンス幅については、短めのショートアイアンと長めのロングアイアンで変わります。

基準としては、両足を揃えた状態から、次の幅分だけ右足を開きましょう。

・ショートアイアン:スパイク2足分

・ミドルアイアン:スパイク2.5足分

・ロングアイアン:スパイク3足分

これで、ショートアイアンだと肩幅よりやや狭いくらい、ミドルアイアンで肩幅くらい、ロングアイアンで肩幅よりやや広いくらいのスタンス幅になると思います。

前傾姿勢

アイアンを構えるときに正しく前傾姿勢が取れていないと、スイングがおかしくなってしまうので注意します。

前傾姿勢を取るときは、かならず足のももの付け根から前傾するようにしましょう。

このとき、おしりや足が後ろ側に倒れないように気をつけてください。

おしりともも裏に張りを感じれば、正しく前傾できている証拠です。

前傾したら、おしりの高さを保ったまま、軽く膝を曲げます。

ベルトの後ろ側を天井から引っ張られているイメージを持つと、うまく前傾姿勢が取れますよ。

アライメント

アライメントとは、ターゲットに対して体を平行に構えることを指します。

簡単そうに感じますが、意外とほとんどの人が真っすぐに構えることができていません。

ポイントは、次のバーツをすべてターゲットに対して平行にすることです。

・両足のライン

・両膝のライン

・腰のライン

・両肩のライン

アドレスの基本として、上記のどれか1つでも別の方向を向いていてはいけません。

「アライメントスティック」を使うと、体の向きを確認できておすすめです。

アイアンの構え方の注意点

image1

アイアンを構えるときは、次の2点に注意しましょう。

・右肩を下げすぎない

・過度なストロンググリップにしない

右肩を下げすぎない

ドライバーのように右肩を大きく下げてしまうと、アッパー軌道になり、ダウンブローでインパクトできないからです。

アイアンを構えるときは、右肩が少しだけ下がったくらいが適正です。

なお、右手グリップが左手グリップより下にある分、自然と右肩は下がるので、特別意識する必要はありません。

過度なストロンググリップにしない

右手を下から握るような過度なストロンググリップは、アッパー軌道になってダフリやシャンクを誘発するのでやめましょう。

アッパー軌道で打つドライバーならOKですが、ダウンブローで打つアイアンに過度なストロンググリップは向きません。

先ほどご紹介したグリップの握り方を参考に、アイアンはできるだけスクエアに握りましょう。

アイアンでドローやフェードを打つときの構え方

image2

アイアンでは真っすぐなボールだけでなく、ドローやフェードといった「曲げ球」が必要になるときもあります。

ここでは、ドローやフェードを打つときの基本的な構え方を解説します。

ドローの構え方

ドローボールは、ボールが右に出て左へと戻ってくる弾道です。

構え方のポイントは、次の通りです。

・スタンス、膝、腰のラインはターゲットと平行

・肩のラインだけやや右に向ける

・ボール位置はやや右足寄り

・フェース面をやや右に向ける

この構えから肩のラインに沿ってテークバックすると、通常よりインサイドにクラブが上がります。

すると、スイング全体がインサイドアウト軌道になり、ドローが打ちやすくなります。

ちなみに、構えたときにフェースを右に向けるのは、ボールを右に打ち出すためです。

フェードの構え方

フェードボールとは、ボールが左に出て右へと戻ってくる弾道です。

構え方のポイントは、次の通りです。

・スタンス、膝、腰のラインはターゲットと平行

・肩のラインだけやや左に向ける

・ボール位置はやや左足寄り

・フェース面をやや左に向ける

肩のラインに沿ってテークバックすると、通常よりアウトサイドにクラブが上がります。

スイングがアウトサイドイン軌道になり、フェードボールが打ちやすくなります。

ボールを左に打ち出すため、構えたときにフェース面をやや左に向けておきましょう。

まとめ

image3

今回は、アイアンの構え方について解説しました。

ご紹介した構え方のチェックポイントは、次の9つです。

  1. グリップ

  2. フェース面の向き

  3. ロフト角

  4. ライ角

  5. グリップエンドの位置

  6. ボール位置

  7. スタンス幅

  8. 前傾姿勢

  9. アライメント

9つもあって大変と思うかもしれませんが、どれも安定してナイスショットを打つためには欠かせないものばかりです。

自然とできるようになるまで、鏡やスマホなどを使ってチェックを繰り返してみてくださいね。

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ライター

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たけち
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ゴルフ歴15年以上のライターです。ゴルフ未経験の方でも「わかりやすい」と感じていただけるような文章づくりを心がけています。趣味はゴルフ観戦、映画鑑賞、読書。ジョーダン・スピースが大好きです。

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