【ゴルフ場レビュー】スリーハンドレッド クラブ(茅ヶ崎市)
神奈川県茅ヶ崎市にあるメンバーコースです。
住宅地にありながら一歩足を踏み入れると、別世界のようなコースが広がります。
東急系の中でも、メンバーが300名。 そこからスリーハンドレッド と名づけられています。
故首相の安倍総理もよくラウンドしていたことは有名です。
メンバーには財閥の方も多く、また三木谷氏や孫氏も名を連ねています。
ホームページなどの情報源を持たず、入り口には看板さえもありません。
この記事では、ゴルファーとして憧れるこのミステリアスなコースをご紹介します。
フロント同様、マスター室前もこじんまりとしておりアットホームな雰囲気です。
スタッフの方もとてもフレンドリーで、気さくに声をかけてくれます。
基本的には歩きですが、酷暑の時期はカートの乗り入れができます。
セルフプレーはなく、可愛かわいい制服をきたキャディさんが電動カートで同伴します。
コースのメンテナンスがよく、キャンディさんも正確に距離やグリーンを読んでくれます。
ブラインド・ホールは少ないですが、適度にアップダウンもあります。
池の絡むホールもありますので、かなり楽しめるレイアウトです。
レギュラーから6,300ヤード、レディースは5,707ヤードです。
ゴルファーにとっては、充分にチャレンジできる距離でしょう。
また、綺麗な公園のように木々が配置されており、時折海外のコースを思わせるような景観です。
レストランの窓からは街並みが見渡せ、晴れた日には富士山が見えます。
とても落ち着いた雰囲気で、メニューも豊富でリーズナブルです。
この日のスペシャル・メニューは、デザートとコーヒーがついた冷製パスタでした。 かなりクオリティーが高いです。
コーヒーのおかわりも無料ですので、ランチタイムをゆっくりと楽しむことができます。
ホテルを思わせるようなバーが、水槽の奥にあります。
ラウンド後に夕日を見ながらグラスを傾ける、そんなイメージが浮かんできます。
控えめな華やかさで包んでくれるような、優しい雰囲気のラウンジです。
コースは東急電鉄の五島昇氏の発案で作られたそうです。
中曽根元総理大臣が結成した青年会のメンバーに彼が在籍していました。
彼はゴルフが好きだったため、このクラブが誕生しました。
財界人が多いのは、こうした理由からでしょう。
現在離れとして使用している建物は、当時青年会用だったそうです。
ゲストはメンバー同伴が条件です。
そのメンバー数の少なさ故、名門とされ一般的にはなかなかラウンドしにくいコースとなっています。
全てにおいてプレステージを感じる1日となりました。