サイアム・カントリークラブ・オールドコースは、1971年開場の歴史ある名門コースです。
パタヤの中心から車で30分。
PGAツアーの「ホンダLPGA タイランド」を開催するなど、数々のプロトーナメントの舞台となっています。
今回はクラシックな設計ながらも戦略的なオールド・コースを体験してきましたので、ご紹介します。

「ホンダLPGA タイランド」は2006年から毎年2月に開催されています。
2008年には宮里藍プロが優勝、2025年には岩井明愛プロが優勝を逃したものの2位に入賞しています。

比較的広いフェアウェイですが、微妙なアンジュレーションがあり、ライの変化に対応する技術が求められます。また、大きな木々に囲まれたホールが多く、プレッシャーを感じるシーンもあります。
全長6,191ヤード パー72。絵画のように美しくありながらバンカーの配置やグリーン周りの難しさはさすがトーナメントコースです。
オールド・コースの他に、プランテーション、ウォーターサイドの合計3コースがあり、それぞれ異なるレイアウトが魅力的です。

ロッカー・ルームは落ち着いたウッド調のインテリアで、リラックスできる雰囲気です。
プレー後にさっぱりできる清潔なシャワールームはもちろん、ジャグジーで疲れを癒せるのも嬉しいポイント。 またタオル、シャンプー、ボディソープ、ヘアドライヤーなどのアメニティが完備されているので手ぶらでもOKです。

トーナメント・コースなので、フェアウェイへの乗り入れはできません。
独特な帽子で有名なキャディは、十分過ぎるほどのサービスを提供してくれます。
カートには扇風機が取り付けられており、氷嚢も用意してくれるほどです。
もちろん、的確なアドバイスやグリーンも読んでくれるのでとても助かります。
そのサービスに対してチップを500バーツほどあげるのが、常識となっているようです。
また、バーディーを取ると4人のキャディにチップを渡す人もいます。

タイのゴルフは、基本スループレーなのでラウンド後に食事をとります。
モダンで落ち着いた雰囲気のインテリアと、大きな窓から広がる美しいコースビューが魅力。メニューも豊富で、タイ料理、西洋料理、日本食まで幅広く揃うので、好みに合わせて楽しめます。
食事のクオリティも高く、タイの地ビールやワインを飲みながら贅沢な時間を過ごすことができます。

コースコンディションは最高レベルで、キャディのサポートも素晴らしかった。
タイでゴルフをするなら、一度は訪れるべき名門コースです。