ゴルフを愛する皆さん、練習してますか?
今回は北海道苫小牧市の「ニドムクラシックコース」からラウンドレポートをお届けしていきます。
「ビューティフル&タフ」をコンセプトとする同コースは、「日本プロゴルフマッチプレー選手権」をはじめ、数々のプロトーナメントを開催してきた北海道の名門。
同コースは、18ホールのチャンピオンコース「ニスパ」と、「アシリ/ピリカ/カムイ」の27ホールを有する「イコロ」という全45ホールで構成されています。

本格トーナメントコースの「ニスパ(18H)」⇔よりカジュアルな「イコロ(27H)」
「新千歳空港」ならびにJR室蘭本線「苫小牧駅」から約20分の位置にある同コースは、北海道が誇るトーナメントコース。

その中でも、森と清流で描かれた「ニスパ(全長7,029yard)」コースは、圧倒的な美しさとそこに隠されたタフな戦略性によって、多くのゴルファーを魅了し続けています。

今回はよりカジュアルで敷居が低い、「イコロ」コースの「アシリ(全長3,345yard)」⇒「ピリカ(全長3,519yard)」を回ります。

クラブハウスの仕立ては、海外のリゾートホテルを想わせる、ラグジュアリーかつ温かみのある雰囲気です。
チェックインの手続きは、12名のコンペ形式で予約したためか至極スムーズで、駆け寄ってきたスタッフさんに名前を告げるだけで、カードホルダーを手渡してくれました。

プレー後の精算は、対面スタイルで行います。
この日のプレーフィは、休日の午前スルーで21,330円+ゴルフ場利用税640円+HGA加盟負担金30円+ロッカーフィ500円=合計22,500円でした。

レセプションの片隅には、高級感のあるゴルフショップも併設されています。

ロッカールームに向かう導線には、過去に開催したプロトーナメントの勝者をはじめ、出場選手のサインが飾られていました。

ロッカールーム内は、シックかつ静謐な雰囲気。各ロッカーのパーソナルスペースも、ゆとり十分です。

また、天井までの大きな窓からは、柔らかな光や緑のシャワーが差し込んできます。

今回は利用しなかったレストランは、円錐型の高い天井がラグジュアリーな雰囲気を演出しています。

ちなみに「ニドムバーガー(1,320円)」をはじめとしたテイクアウトメニューは常識的な値段ですが、ランチメニューの「北海バラちらし(7,700円)」や「ウニの冷製パスタ(3,850円)」などは、思わず二度見するかもしれません。
夏季は芝の上から打てる、全長300yardのドライビングレンジ
準備を整えたら、最終調整へと向かいます。

クラブハウスならびに「ニスパ」コースと、「イコロ」コースならびに練習場は、道央自動車道を挟んだ反対側のエリアに配置されています。

そのため、クラブハウスから練習場に向かう際にも、乗用カートを利用します。

全長300yard・20打席のドライビングレンジは、トーナメントコースに相応しい風景が広がっています。

はやる気持ちを抑えつつ、まずは練習ボールをゲットします。

料金はゴルファーフレンドリーで、25球330円でした。

打席へ向かってみると、足元は“芝”。ここでは、6月~9月の夏季限定で、芝の上から練習することができるのです。

粘り気のある洋芝だけに、ターフもしっかり取れています。

ドライビングレンジの後方には、意外と小粒なアプローチ練習場と

大きなバンカーが設置されています。

ちなみに27ホールの「イコロ」コースには、スタートハウス×2も用意されています。

パッティンググリーンは、イコロ側に2面、ニスパ側に3面が用意されています。

この日のグリーンスピードは、イコロコースで「9.9ft」。
コンパクションは「21」ですが、実際はもう少し硬いのか、ショットの高さやスピンが足りていないのか……、ボールが止まりにくい印象でした。
圧倒的な美しさの中に厳しさが共存する、北の大地を象徴
それではティーオフ!
今回は筆者のホームである南総カントリークラブの諸先輩方(3組・12名)とともに、北海道ラウンドの3日目(最終日)に挑んでいきます。

乗用カートは自走式で、フェアウェイへの乗り入れも「可」となっています。

前半の9ホールは、「イコロ」コースの「アシリ」を回ります。

2番ミドル(レギュラーティから327yard)は、レイアップも視野に入れたい左ドッグレッグ。
ティーイングエリアの右側には道央自動車道が走っているため、クルマの走行音が気になるかもしれません。

続く3番ミドル(309yard)は、先ほどとは反対の右ドッグレッグ。
距離がかなり短いため、レイアップが定石です。

セカンド地点がこちら。砲台グリーンは受けているものの、グリーンを奥に外すと難しいアプローチを強いられます。

打ち上げの4番ショート(同165yard)を挟み、迎える5番ロング(同543yard)は、「アル・カポネの悲鳴」というニックネームが授けられています。
攻略上のポイントは、左右が谷になっている、セカンドからサード地点の“くびれ”です。

各ホールのフェアウェイやラフには、ライグラスあるいはケンタッキーブルーグラスといった洋芝が採用されています。

バンカーには北海道・石狩浜のきめ細やかな砂を採用し、“ボフッ&フワッ”なエクスプロージョンショットを楽しませてくれます。

続く6番ミドル(同339yard)は、フェアウェイ左サイドの「モミジの木」から右にドッグレッグしていきます。

モミジの木あたりまで飛ばせれば、良いアングルを確保できます。

やや打ち下ろしの7番ショート(同147yard)は、風の影響を受けやすい一方、グリーンの前後にはガードバンカーが大きな口を開けています。

ちなみに筆者は大きめの番手を選んで抑えめにライン出ししていったのですが、アゲインストの風をもろに受けて、ぎりぎりバンカーを越えたところに着弾しました(汗)。

最終の9番ミドル(同414yard)は、「ギャンブル・ストリート」というニックネームを冠しています。

ティーショットは、フェアウェイセンターの立木を狙いつつ、次のショットでスタイミーにならないことを祈ります。

さらにグリーンの左手前には、木を絡めたバンカーを配置。ボール位置によっては、ギャンブルショットに挑まざるを得なくなるかもしれません。

スルーで向かう後半の9ホールは、「イコロ」コースの「ピリカ」を回ります。

1番ロング(同477yard)は、ティーショットもセカンドショットものびのびと打つことができます。

ひとつ飛んで3番ミドル(同452yard)は、打ち下ろしながらも距離のあるタフなホール。

グリーンの手前では、左右の木が立ちはだかり、狙いどころを狭めています。ちなみに同ホールのニックネームは、「勇者の行進」です。

またまたひとつ飛んで5番ホールの手前には、ロッジ風のお茶屋さんが現れます。

軽食の値段は常識的だったので、筆者は「えび天巻き(430円)」でエネルギーチャージしておきました。

そして迎えるのは、「ピリカの誘惑」こと名物ホールの5番ロング(同536yard)です。

同ホールでは、支笏湖からの伏流水で創られた3本のクリークを渡っていき、

島めぐりを楽しみながら、

ピンを目指していきます。

クリークの余韻が残る6番ショート(同160yard)は、グリーンの左奥から傾斜が強くなっています。

一方、もうひとつの8番ショート(同170yard)は、そもそもグリーンが“受けていない”ため、より高い弾道が求められます。

最終の9番ミドル(同405yard)は、フェアウェイ中央の「ニレの木」がターゲット。
右サイドには、2つのバンカーに加えて林が密集しているので、やや左サイドから狙っていくのが堅実です。

グリーンは中央から奥側に下っているので、あまり欲張らない方が好結果につながるかもしれません。

というわけで、目も喜んだラウンドが終了。
全45ホールのうち18ホールしか回っていませんが、大いなる魅力とポテンシャルは十分に感じられました。

名門ならではのラグジュアリー感やホスピタリティにあふれる「ニドムクラシックコース」は、圧倒的な美しさの中に厳しさが共存する、北の大地を象徴するようなゴルファーズパラダイスでした。























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