ゴルフでNGの服装マナーとは?気温別のおすすめも紹介!
ゴルフには服装にもマナーがあります。 服装のマナーに厳しいイメージをもっている人も多いのではないでしょうか。 実際にゴルフ場によってはマナーに反した服装だと入場時に注意を受けてしまうケースもあります。
この記事ではゴルフの服装について、注意点や気温別やアイテム別に解説します。
ゴルフの起源と文化的重要性とは?
ゴルフは、その起源は諸説あるものの、ヨーロッパ諸国で発祥したとされるスポーツです。特にスコットランドの「ジェントルメン・ゴルファーズ・オブ・リース」は、世界最古のゴルフ倶楽部として知られ、1744年に最古のゴルフルールを作成しました。日本には1901年にゴルフが伝わり、神戸ゴルフ倶楽部が創設されました。
ゴルフの文化は世代を超えて伝承されてきました。日本では、ゴルフは中高年男性の娯楽としての観が強く、ビジネスの場でも活用されてきました。そのため、マナーに気を配る人も多かったといえるでしょう。
また、日本独自のゴルフ文化として、キャディは大方が女性であり、ラウンド後にお風呂を楽しむ習慣などがあります。
ゴルフ場での服装マナーとは?
トップスは襟付きで露出の少ないものを選び、ボトムスはスラックスやチノパンなどが適切です。ジーンズやジャージなどラフな格好は認められていません。
また、露出が多すぎる服装はNGとされています。女性の場合、スカートの長さに合わせて露出が増えすぎないように靴下の長さを調整しましょう。これは、他のプレーヤーや同伴者が気持ちよくゴルフを楽しめるようにするための配慮でもあります。
ゴルフ場によっては独自のドレスコードがあり、名門コースなどはドレスコードに反していると入場を拒否される場合があるので事前に注意が必要です。
ゴルフの気温別の服装を紹介
気温20度以上の場合半袖の襟付きポロシャツやスラックス、チノパン、短パンが適しています。日焼け防止のために冷感長袖アンダーシャツを着用することもあります。
気温15度から20度の場合は、長袖の襟付きポロシャツや丸首長袖のスポーツシャツ、フリースやニットのベストが適しています。下には暖かいタイプの機能性シャツを着用することが推奨されます。
気温10度から15度の場合は、ニットの帽子やイヤーカバー、ネックウォーマー、ヒートテック、フリース、ニットのベスト、ライトダウンベストなどが適しています。下にはヒートテックのタイツや暖パンを着用します。
気温10度以下の場合は、さらに保温性の高い服装が必要です。極暖長袖Tシャツやウインドブレーカー上着、薄い腹巻きなどを着用し、貼るカイロを腰や背中に貼ることもあります。プレー中以外はダウンを着て、打つときに脱いでいる人もいます。
クラブハウス内での服装
クラブハウス内での服装規定は、ゴルフが紳士・淑女のスポーツとされる伝統を反映しており、マナーが特に重んじられています。服装規定は、周囲のゴルファーへの配慮と、非日常的な空間と特別感を保つためにも守るようにしましょう。
クラブハウスでの適切な服装例
ビジネスでゴルフ場に行く場合や、格式高いゴルフ場に行く場合は以下のような服装がおすすめです。
行き帰りの服装 男性はジャケットにスラックスやチノパン、革靴が基本。女性はロングパンツや適切な丈のスカート、低めのヒールやパンプスが推奨されます。
ラウンド中の服装 襟付きのシャツやポロシャツ、ズボン・スカート、ゴルフシューズが基本です。夏場は半ズボンや短パンの着用が許可されているゴルフ場もありますが、ロングソックスやくるぶしが隠れるソックスの着用が求められることが多いです。
シンプルなスタイルを選ぶ 派手すぎるデザインや色は避け、クラシックで上品なスタイルを選びましょう。
クラブハウスの服装の注意点とは?
NG例としてありがちなのが、着崩し過ぎてしまうケースがあります。 せっかくシャツを着ていてもだらしなく見えてしまったら意味がありません。シャツは襟付きのものを着用し、ボトムスの中に裾を入れて、ベルトをするようにしましょう。
また、事前にドレスコードを確認することが大切です。場所によってルールが異なる場合があるので、プレーするゴルフ場のホームページなどで、ドレスコードを事前に確認しましょう。最近は以前ほど厳しくはないですが、原則ゴルフウェアを着たままクラブハウスに入るのはNGのため、注意が必要です。
【アイテム別】ゴルフのドレスコード
ゴルフのドレスコードは同伴者に不快感を与えないよう、またゴルフ場の品格を保つために設けられています。一般的なゴルフのドレスコードには以下のような基準があります
トップス
男性も女性も襟付きのシャツが基本です。夏場はジャケットの着用が必要ない場合が多いですが、クラブハウス内ではジャケットを着用することが推奨されています。
ボトムス
男性はスラックスやチノパンなどのロングパンツが望ましいです。女性はロングパンツや適切な丈のスカートを着用します。デニムや短すぎるスカート、作業着のような服装などは避けるべきです。
靴
ゴルフシューズは必須で、スパイクレスシューズやソフトスパイクが一般的です。スニーカーやサンダルはNGです。
どこまでOK?マナーの範囲内でおしゃれを楽しむ方法
マナーはあるものの、おしゃれも楽しみたいという方もいるでしょう。ドレスコードの範囲内で個性を出すアイデアとしては、以下の範囲内で試してみましょう。
アクセサリーや小物
ゴルフキャップやバイザー、グローブなどを身に着けることができます。機能性とファッション性を兼ね備えたアイテムが多くあります。自分の好きなデザインやブランドから選んでみましょう。
また、シンプルながらも目を引くアクセサリーを選ぶことで、個性を加えることができます。例えば、カフリンクスやタイピン、ベルトのバックルなどです。 女性の場合は、ピアスやネックレスなど女性プロゴルファーのアイテムを参考にするのもおすすめです。ただし、ゴルフ場でなくすと見つからない可能性が高いため、落とさないように気を付けましょう。
色や柄で遊ぶ
ドレスコード内で許容される範囲で、色や柄に変化をつけることができます。ポロシャツやベストなどで色を取り入れましょう。 明るい色やパステルカラーを選ぶことで、個性を表現できます。ただし、あまりに派手な色は避け、全体のバランスを見て選ぶことが大切です。 また、異なる素材を組み合わせることで、個性的ながらも品のあるスタイルを作り出すことができます。
靴と靴下
靴や靴下も個性を表現するのに適したアイテムです。ただし、靴は機能性も重要なので、見た目だけでなく快適さも考慮して選びましょう。最近のスパイクレスシューズはデザインも豊富のため、自分の好きなデザインが見つかるのではないでしょうか。
また、プレー中はデザインだけはなく、動きやすさも考慮して服装を選ぶことが大切です。個性を出しつつも、マナーとエチケットを守るバランスを取ることが、ゴルフ場での服装の鍵となります。
避けたほうよいゴルフの服装
過度にカジュアルな服装
ゴルフ場では、過度にカジュアルな服装は避けるべきです。特に名門ゴルフ場ではドレスコードが厳しく、違反すると入場拒否される可能性があります。
肌の露出が多い
過度に肌を露出する服装はマナー違反となります。女性の場合、スカートの丈が短すぎないように注意しましょう。
これらのポイントを押さえつつ、自分らしいスタイルを楽しんでください。また、初めて訪れるゴルフ場の場合は、事前にドレスコードを確認することが重要です。不明な点があれば、ゴルフ場に問い合わせてみると良いでしょう。
最近のゴルフの服装マナーとは?
ここまでゴルフのマナーを紹介してきましたが、格式高いゴルフ場でなければ昔ほど厳格ではありません。友人と気軽に行くようなゴルフ場であればゴルフウェアのまま行っても注意を受けることはないでしょう。夏場などは革靴やジャケットを着用していない人も多いです。
ただし、サンダルやラフすぎる服装・露出の多い服装などはどのゴルフ場でもNGになります。また、ゴルフ場自体が厳しくなくてもビジネスの場ではマナーを重視するケースが多いです。誰と行くか、どのようなゴルフ場かによって使い分けることが大切です。
ゴルフ練習場(打ちっぱなし)の服装マナーとは?
結論、ゴルフ練習場(打ちっぱなし)には服装の規定はありません。ゴルフウェアを着ている人もいれば、ジャージなど動きやすい服装で練習している人もいます。露出が高すぎないなど常識の範囲内で自由な服装で練習しましょう。
ただし、ゴルフ練習場(打ちっぱなし)によってはサンダルなどラフすぎる靴は推奨していないケースもあるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
まとめ
ゴルフのドレスコードは、同伴者に不快感を与えないよう、またゴルフ場の品格を保つために設けられています。一般的には、トップスは男性も女性も襟付きのシャツが基本で、ボトムスは男性はスラックスやチノパンなどのロングパンツが望ましいです。女性はロングパンツや適切な丈のスカートがおすすめです。 靴はゴルフシューズが必須で、スパイクレスシューズやソフトスパイクが一般的です。過度なカジュアルさや肌の露出には気を付けましょう
ドレスコードを守りながらもアクセサリーやデザインなどでファッションを楽しむこともできます。大衆的なゴルフ場であれば、行き帰りの服装も以前より厳しくなくなってきています。
また、初めて訪れるゴルフ場の場合は、事前にドレスコードを確認することが重要です。不明な点があれば、ゴルフ場に問い合わせてみると良いでしょう。TPOを考慮しながら自分らしいスタイルを楽しんでみてください。