【ゴルフ場レビュー】富士桜カントリー倶楽部(南都留郡)
山梨県河口湖近くにある名門コースです。
毎年、男子プロトーナメントの「フジサンケイクラシック」が行われる舞台。
ダイナミックな富士を背景に美しい景観の中に広がるコースは、非日常的であり、また戦略的なレイアウトとなっています。
すでに来年のトーナメントに向けての改修が行われています。
この記事では、名門という名だけでなく、ゴルファーにとって最高のコースを追求し続けているこちらをご紹介します。
コースに到着したら、まずは練習場に足を運んでほしい。
前方の雄大な富士山に向かってうちはなす開放感は、経験者のみが語れる醍醐味。
その周りの木々は、秋には紅葉し、とても美しい。
全20打席、260ヤードと豪快に練習ができます。
ここで練習すれば、全てがうまくいくような気さえしてきます。
ティーは、レディースの5,045ヤードから最長のオレンジの7,656ヤードの4ポジションです。
キャディ付きのラウンドです。
カートにナビはなく、コースレイアウトはホームページでも確認できますが、キャディがベスト・ポジションを教えてくれます。
ホールは高い木々でセパレートされてます。
その影がフェアウエイに落ちるため、ラフとの境目がわかりづらい。
決して広いとは言えないフェアウェイなので、外すと出しにくいラフが待ち構えています。
グリーンは1グリーンで、どちらに切れるかが読みづらい。
ピンハイから特に速く、アンジュレーションもあるためピンに合わせにくい。
目の錯覚から、高低差が逆に見える時もあります。
ここがトーナメントでもプロの泣かせどころとなっています。
6番ホールでは、有名な逆さ富士を見ることができます。
冠雪した富士山が見られるのは10月下旬からです。
夏富士とは違い、その美しさは言うまでもありません。
ほとんどのホールから富士山が見渡せるのも、こちらのコースの特徴です。
これほどまでに、富士山を間近に見ながらラウンドできるコースは、他にはないでしょう。
Outコースは、Inより標高が高く、特に7番ホールのパー3はコース内で一番高い位置にあります。
真っ直ぐにのびた赤松や、唐松は美しい。
喧騒を全く感じさせない富士桜高原でのラウンドは、別世界にいる錯覚を起こさせます。
レストランへのホール ウェイには、「フジサンケイクラシック」の歴代のチャンピオンの写真が飾られています。
この富士桜を制した勇者達の輝かしい笑顔を、見ることができます。
その名の通り、春には富士桜を見ることができます。
また、夏は23度と過ごしやすく、秋には自然が色づき始め、その美さを満喫できます。
しかしゴルファーにとっては、戦略的でミスを許さないタフなレイアウトです。
チャンレンジすることで、それを実感し、その結果に自分の技量を問われるコースです。
男子プロのトーナメントコースを、ぜひ一度体験してみてください。