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フェードボールはいつ使う?メリットや打ち方を解説!

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スキルアップ
2024-03-12
2024-03-13

フェードボールは、多くのゴルファーが戦略的に利用する重要なショットとなっています。本記事では、具体的な利用シーンや打ち方について紹介します。

フェードボールの定義

フェードボールとは、ゴルフにおけるショットの一つで、ボールが右に軽く曲がる特性をもちます。左利きのプレーヤーの場合は、ボールは左に曲がります。クラブフェースがインパクト時にわずかに開いていることによってやや右に曲がって着地します。

フェードボールは、その特徴から「フェード」という名前が付けられました。フェードとは、音楽や映画などで使われることが多い言葉で、徐々に消えていく、または弱まるという意味をもちます。ゴルフにおけるフェードボールも、ボールが飛行するにつれて徐々に右(または左)に曲がっていく様子を表しています。

フェードボールの特徴

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フェードボールの最大の特徴は、飛距離とコントロールの精度です。フェードボールは、一般的にストレートショットやドローボールに比べて飛距離が出にくいとされています。これは、ボールが曲がることで空気抵抗が増し、結果的に飛距離が短くなるためです。

しかし、その反面でフェードボールは風に強く、また目標地点への精度が高いという大きなメリットがあります。風が強い日や、ピン位置が難しい場合などには、フェードボールのコントロール精度と風に対する強さが大いに役立ちます。

また、フェードボールはラン(地面を転がる距離)が出にくいという特徴もあります。これは、フェードボールが比較的高い弾道を描くため、ボールが地面に着地した後に大きく転がることが少ないからです。グリーン周辺でのアプローチショットなど、ボールをピンに近づける必要がある場面で特に有効といえるでしょう。

フェードボールとスライスの違い

フェードボール同様に右(左利きの場合は、左)に曲がるショットとして、スライスがあります。スライスは初心者によく見受けられ、左右に大きく曲がるミスショットとされます。一方で、フェードボールは中上級者が意図的に利用することが多いショットです。フェードとスライスは以下のような違いがあります。

意図的なショットかどうか

フェードボールはプレーヤーが意図的に右に曲げるショットです。一方、スライスは意図せずに右に曲がってしまうミスショットとされます。

曲がり幅の違い

フェードボールは右への曲がり幅が比較的少ないです。一方、スライスは大きく右に曲がります。

飛距離と弾道の違い

フェードボールはスライスに比べて弾道が強く、飛距離も出ます。スライスは高い弾道で飛び、ラン(地面を転がる距離)は少ないため、飛距離を大きくロスしやすいです。

フェードボールとドローボールの違い

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簡単にいうと、ドローボールは意図的に左に曲げるショットで、フェードボールは意図的に右に曲げるショットです。

ドローボールはフェードボールと比べると飛距離がでやすく、コントロールはしにくい傾向にあります。弾道が強く飛距離が出るため、女性で飛距離が出ている方は、ドローボールを使用していることが多いです。

実際に使用するときは、飛距離やコントロールのバランスを考えて場面に合わせて選ぶことが大切です。

フェードボールのメリット

ショットの精度を高められる

ボールが曲がる方向を予測しやすいため、フェードボールは目標地点への精度が高いという特徴があります。フェードボールは、ボールが右に曲がることを前提としたショットなので、その曲がりを計算に入れて打つことができます。

また、フェードボールはラン(地面を転がる距離)が出にくいという特徴もあります。比較的高い弾道を描くため、ボールが地面に着地した後に大きく転がることが少なくなります。思っていたよりも転がりすぎてしまうことや、OBになるのを防ぐことができます。

風に強い

フェードボールのメリットとして風に対する強さがあります。フェードボールは、ボールが右に軽く曲がる特性を持つため、特に風が強い日には、風によるボールの逸脱を最小限に抑えることができます。これは、風がボールの飛行方向を変える力を、フェードボールの右への曲がりで打ち消すためです。

ショットのバリエーションが増える

フェードボールを打てるようになると、ショットのバリエーションが増えます。これにより、確実にフェアウェイを狙いたい場面ではフェードボールを使うなど、様々な状況に対応できるようになります。

フェードボールを使うシーン

目標地点が右側にある場合

フェードボールは、フェアウェイが右に曲がっているホールや、グリーンのピン位置が右側にある場合など、右にボールを移動させる必要があるシーンで活用できます。また、バンカーや池などのハザード(障害物)を避ける場合にも、フェードボールは有効なショットとなります。ボールを障害物から遠ざけ、安全に目標地点へと導くことができます。

ランを出したくないとき

フェードボールはラン出にくいという特徴があります。フェアウェイが狭いコースでは、飛びすぎるとOBになってしまうこともあるでしょう。まずはフェアウェイにキープさせたいときに有効です。

また、グリーン周辺でのアプローチショットなど、ボールをピンに近づける必要がある場面でもおすすめです。アプローチショットでグリーンの右側にピンがある場合、フェードボールを使うことで、ボールをピンに近づけ、バーディチャンスを増やすことができます。

フェードボールの打ち方

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フェードボールの打ち方をマスターすることはゴルフスキルを向上させるうえで重要です。フェードボールの打ち方について、詳しく説明します。

フェードボールの基本的な打ち方

フェードボールの打ち方の基本は、クラブフェースをわずかに開いた状態でインパクトすることです。具体的には、アドレス時にクラブフェースを目標よりも右に向け(左利きの場合は左に向け)、スイングパスはそのままにします。これにより、ボールは右に軽く曲がるフェードボールとなります。

フェードボールの打ち方のコツ

フェードボールを打つ際のコツは、右手(左利きの場合は左手)のグリップを弱めにすることです。これにより、クラブフェースが開きやすくなり、フェードボールを打ちやすくなります。また、ボールの位置を少し後ろに置くことで、クラブフェースが開いた状態でボールに当たる確率が高まります。

フェードボールの打ち方の詳細

フェードボールを打つための詳細な手順は以下の通りです。

アドレス ボールを正面から見て少し右側(左利きの場合は左側)に位置するように構えます。

グリップ 右手(左利きの場合は左手)のグリップを弱めに握ります。これにより、クラブフェースが開きやすくなり、フェードボールを打ちやすくなります。

スイング スイングは通常のフルスイングと同じですが、ダウンスイングでクラブフェースが開くように意識します。これにより、ボールは右に軽く曲がるフェードボールとなります。

インパクト インパクト時には、クラブフェースがわずかに開いた状態でボールに当たるようにします。

フォロースルー フォロースルーでは、右肩(左利きの場合は左肩)がターゲットに向かって完全に回転するようにします。

フェードボールの打ち方の応用

フェードボールの打ち方をさらに応用するためには、以下のような要素を考慮してみましょう。

ボールの位置 ボールの位置を変えることで、フェードボールの曲がり具合を調整することができます。ボールを前に置くと、フェードの曲がりが少なくなります。逆に、ボールを後ろに置くと、フェードの曲がりが大きくなります。

クラブの選択 使用するクラブを変えることで、フェードボールの飛距離や高さを調整することができます。ロフト角度が大きいクラブを選ぶと、ボールは高く上がりますが、飛距離は短くなります。逆に、ロフト角度が小さいクラブを選ぶと、ボールは低く飛びますが、飛距離は長くなります。

スイングのテンポ スイングのテンポを変えることで、フェードボールの飛距離や曲がり具合を調整することができます。スイングのテンポを速めると、ボールのスピードが上がり、飛距離が伸びます。逆に、スイングのテンポを遅めると、ボールのスピードが下がり、飛距離が短くなります。

フェードボールの練習方法

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フェードボールは、クラブフェースがインパクト時にわずかに開いていることで生じるショットです。この開き具合がフェードボールの曲がり具合を決定します。したがって、フェードボールの練習では、クラブフェースの開き具合をコントロールするスキルを鍛えることが重要となります。

フェードボールの効果的な練習方法とコツ

フェードボールの練習は、以下のステップで進めることをおすすめします。

基本的なスイングの確認 まず、基本的なスイングが正しくできていることを確認します。フェードボールは、基本的なスイングにクラブフェースの開き具合を加えたものなので、基本的なスイングが不安定だとフェードボールも不安定になります。

クラブフェースの開き具合の練習 次に、クラブフェースが開く感覚を掴むための練習を行います。これは、ボールを打つ前にクラブフェースを開いた状態で構え、その状態を保ったままスイングするという練習です。

フェードボールの打ち方の練習 最後に重要なのは、実際にフェードボールを打ってみることです。ドライビングレンジや練習場で、フェードボールを意識してボールを打つことで、フェードボールの感覚を身につけることができます。

フェードボールを練習する際のコツは、一つ一つのショットに集中することです。フェードボールは、クラブフェースの開き具合やスイングパスなど、細かい要素が組み合わさって生じるショットなので、一つ一つのショットに対して集中し、自分の打ったショットがどのように飛んだかを確認することが重要です。

まとめ

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本記事では、フェードボールの概要から打ち方・練習方法について、詳細に紹介させていただきました。フェードボールは、多くのゴルファーが戦略的に利用する重要なショットとなっています。この知識を活かして、更なるゴルフスキルの向上を目指しましょう。

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ライター

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池端
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金融業界を経験し、現在はライターとしてスポーツや生活に役立つ情報など幅広く執筆を行なっています。 初めての方でもわかりやすい記事になるように心がけていきます。

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