ゴルフ飛距離の目安とは?初心者、男女別に解説!
ゴルフの飛距離の目安を知ったうえで練習したいという方は多いのではないでしょうか。
初心者のうちは飛距離に固執する必要ありませんが「飛距離」はゴルフの重要な要素となっています。
本記事では、ゴルフの飛距離について詳しく解説します。
ゴルフクラブの番手と飛距離の目安
ゴルフクラブの番手は、クラブのロフト角度(クラブフェースが地面に対して傾いている角度)を示しています。
番手が大きいほどロフト角度は大きく、ボールは高く上がりますが、飛距離は短くなります。
逆に、番手が小さいほどロフト角度は小さく、ボールは低く飛びますが、飛距離は長くなります。
このロフト角度と飛距離の関係性は、ゴルフの基本になるため事前におさえておきましょう!
以下に、各番手のクラブとその平均飛距離を詳しく説明します。
ドライバー(1番ウッド)
ドライバーは、ゴルフバッグの中で最も長いクラブであり、低いロフト角度となっています。これにより、ドライバーは最も長い飛距離を出すことができます。男性の場合、平均的な飛距離は200~250ヤードです。一方、女性の場合は150~200ヤードです。
3番ウッド
3番ウッドは、ドライバーよりも少し短く、ロフト角度も大きいです。これにより、3番ウッドはドライバーよりも少し短い飛距離になり、ボールも高く打ち上げられます。男性の場合、平均的な飛距離は180~235ヤードです。一方、女性の場合は135~180ヤードです。
5番ウッド
5番ウッドは男性の場合、平均的な飛距離は175~210ヤードです。一方、女性の場合は125~160ヤードです。
ユーティリティ
ユーティリティはロングアイアンの代わりとなるクラブです。男性の場合、3番ユーティリティだと200ヤード、5番ユーティリティは170ヤードが目安となるでしょう。女性の場合は3番ユーティリティで130ヤード、5番ユーティリティで110ヤードほどが目安になります。ユーティリティはウッドよりも打ちやすく、長いクラブが苦手な方や初心者にはおすすめのクラブです。
3番アイアン
3番アイアンは、ウッドよりも短く、ロフト角度も大きいため、ウッドよりも短い飛距離となり、ボールをさらに高く打ち上げることができます。男性の場合、平均的な飛距離は170~200ヤードです。一方、女性の場合は130〜150ヤードです。
5番アイアン
5番アイアンは、平均的な飛距離は150~170ヤードです。一方、女性の場合は120~140ヤードです。
7番アイアン
7番アイアンは、男性の場合、平均的な飛距離は130~150ヤードです。一方、女性の場合は80~120ヤードです。
9番アイアン
9番アイアンは、男性の場合、平均的な飛距離は110~130ヤードです。一方、女性の場合は70~100ヤードです。
これらの飛距離は平均的な値であり、個々の技術や筋力、クラブの種類などにより異なることがあります。また、男性と女性の飛距離には差があります。一般的に男性の方が筋力が強く、スイングスピードが速いためです。
ゴルフ初心者の飛距離目安とは?
ゴルフを始めたばかりの初心者は飛距離が全然でないというケースも少なくありません。
初心者のなかでもスポーツ経験の有無などで個人差はあるので、目安として確認するようにしましょう。
ドライバー(1番ウッド)
男性:200ヤード 女性:140ヤード
3番ウッド
男性:180ヤード 女性:120ヤード
5番ウッド
男性:170ヤード 女性:110ヤード
3番アイアン
男性:160ヤード 女性:100ヤード
5番アイアン
男性:140ヤード 女性:80ヤード
7番アイアン
男性:120ヤード 女性:70ヤード
9番アイアン
男性:100ヤード 女性:55ヤード
ゴルフで飛距離を伸ばすための基本
初心者が飛距離を伸ばすためには、正しいスイングができているか、体の使い方、クラブをもつ姿勢などが重要となります。以下の点を意識できているか確認してみましょう。
正しいグリップ
クラブの握り方は飛距離に大きく影響します。力任せに握るのではなく、しっかりと握りつつも手首が自由に動く程度の力加減が理想です。
スイングの基本
スイングは体全体の動きであり、力を正しく伝えるためには体の回転が重要です。特に、下半身の安定した動きが飛距離に影響します。初心者は手打ちになってしまい、距離が伸び悩む傾向にあります。
ボールの位置
ボールを置く位置も飛距離に影響します。一般的には、ドライバーの場合は左足のつま先あたり、アイアンの場合は体の中心あたりが目安です。
クラブ選び
自分のスキルレベルに合ったクラブを選ぶことも重要です。例えば、初心者には柔らかいシャフトのクラブがおすすめです。
ゴルフの飛距離を計測する方法
実際に自分の飛距離を計測するためには、以下のような方法があります。
ゴルフ練習場での計測
多くのゴルフ練習場には飛距離を計測するための距離表示が設置されています。これを利用して自分の飛距離を把握することができます。
最近では、最先端のゴルフ計測機が常設され無料で利用できるゴルフ練習場も増えています。シミュレーションの画面で一目で飛距離が分かるタイプは初心者に特におすすめです。ゴルフ練習場に行く前に確認すると良いでしょう。
ウォッチタイプやレーザー距離計
ゴルフ用の距離計を使用すると、正確な飛距離を計測することができます。ただし、高価な場合があるため、ラウンドに行くなど本格的にゴルフを楽しむつもりの方におすすめです。
スマートフォンアプリ
ゴルフアプリにはGPSを利用して飛距離を計測する機能があります。アプリは手軽に飛距離を計測するのに便利ですね。
プロゴルファーの飛距離の目安とは?
プロゴルファーの飛距離は、アマチュアゴルファーとは一線を画しています。以下が一般的なプロゴルファーの飛距離です。
ドライバー(1番ウッド)
男性:270~290ヤード 女性:230~260ヤード
3番ウッド
男性:220~270ヤード 女性:200~230ヤード
5番ウッド
男性:210~250ヤード 女性:180~210ヤード
3番アイアン
男性:190~230ヤード 女性:170~200ヤード
5番アイアン
男性:170~210ヤード 女性:150~190ヤード
7番アイアン
男性:160~190ヤード 女性:130~170ヤード
9番アイアン
男性:120~170ヤード 女性:110~150ヤード
プロゴルファーがこれほどの飛距離を出すことができるのは、再現性のあるスイング、強靭な筋力、そしてクラブとボールへの深い理解によるものです。
また、プロゴルファーは、自分のスイングに合ったクラブをカスタムして使用しているケースも多いです。
ゴルフで飛距離を出すためのポイント
プロゴルファーは以下のような高度なテクニックを駆使し、飛距離を伸ばしています。飛距離が伸び悩んでいる方は参考にしてみてください。
最適なインパクト
プロゴルファーは、ボールとクラブフェースが接触する瞬間、つまりインパクトを最適化することにより飛距離を伸ばします。これは、クラブフェースの角度、ボールの打ち出し角、スピン量など、多くの要素によって決まります。シミュレーションによっては、インパクトの詳細を確認できるケースもあります。まずは、動画などで変な癖がないか確認してみましょう。
クラブパスとフェース角
ボールの飛び方は、クラブパス(クラブがボールに当たる瞬間の向き)とフェース角(クラブフェースが目標に対してどのような角度で開いているか)によって大きく影響を受けます。練習のときに意識して、ボールの飛び方を確認してみるのもおすすめです。
体の使い方
プロゴルファーは、筋力、柔軟性、バランスを高めることで飛距離を伸ばします。特に、コア(体幹)の筋力と下半身の強さは、パワフルなスイングを生み出すために重要といえるでしょう。
プロゴルファーとアマチュアゴルファーの飛距離を比較すると、明らかにプロゴルファーの方が長い飛距離を出すことができます。これは、プロゴルファーが上記のような高度なテクニックを駆使し、一般的なアマチュアゴルファー以上に鍛え上げているからといえるでしょう。
しかし、飛距離だけがゴルフの全てではありません。正確さや戦略、パッティングなどがスコアに影響を与えます。それでも、飛距離はゴルフの重要な要素であり、飛距離の向上を目指すことは、自身のゴルフスキルを向上させるうえでは欠かせません。
まとめ
「飛距離」はゴルフの重要な要素となっています。
クラブの番手は、クラブのロフト角度(クラブフェースが地面に対して傾いている角度)を示し、それが飛距離に大きく影響します。
しかし、飛距離はとにかく伸ばせばいいという物ではありません。再現性をもって、どのクラブで自分はどのくらい飛ばせられるのか、どのくらい飛距離を伸ばしたいと思っているのかなどを目安を把握したうえで練習することが重要です。
また、初心者が飛距離を出すためには、まずは基本が身についていることが大切になります。飛距離に伸び悩んでいる方は体の回転で飛ばせているか、手だけで打っていないかなどを自分のスイングを振り返ってみましょう。